ニュースのカテゴリを選択する

政策

高等学校教育の質の向上と大学の人材育成機能の強化 文部科学部会

平成25年11月20日

党文部科学部会(部会長・丹羽秀樹衆院議員)が11月12日に開かれ、政府の教育再生実行会議が取りまとめた「高等学校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方(第4次提言)」について内閣官房から説明を受けた。

第4次提言は高校教育の質の向上と大学における人材育成機能の強化のため、現行の大学入試制度を改め、複数回受験できる「達成度テスト(仮称)」の導入を柱とする。一発勝負型の入試ではなく、生徒の本質的な能力を総合的に評価するのが狙い。

具体的には、高校在学中の学習到達度を測る「達成度テスト(基礎レベル)」を創設するとともに、現行の大学入試センター試験を「達成度テスト(発展レベル)」として衣替えし、一体的に運営することにした。

基礎レベルのテストは、基礎的な教科について知識だけではなく、活用力や思考力など幅広い学力を把握・検証するとし、推薦入試などで活用する。

発展レベルのテストは、知識偏重の1点刻みの選抜にならないようにし、複数回挑戦できることを可能にするよう求めている。

今後は文部科学大臣の諮問機関「中央教育審議会(中教審)」などが実施方法などの具体的な制度設計を検討していく。