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谷垣総裁、東日本巨大地震・津波災害の被災地、岩手県を訪問

2011年04月01日

谷垣総裁、東日本巨大地震・津波災害の被災地、岩手県を訪問

谷垣禎一総裁は1日、東日本巨大地震・津波災害の被害を受けた岩手県の被災地を訪れた。午前、岩手県庁で達増拓也知事と会談。達増知事から、わが党の被災現地での支援活動、党本部からの物資支援などの緊急対応に深く感謝の意が述べられた。

また、がれきの撤去や避難生活をする方の内陸市町村への移動について、「被災された方が、がれきとなった家をもう少し見守っていたいという気持ちが強い」と、まだ一部でしかがれき撤去が始まっていない現状が説明された。

午後からは、被害の大きかった宮古市、山田町、大槌町、釜石市、遠野市などを訪問。各対策本部で、首長らから被害状況や救援活動の状況を聞き、意見交換を行った。宮古市田老地区では巨大な津波が堤防を乗り越え家屋や船舶が押し流され、市場・水産加工場などが壊滅した現場を視察した。

山本正徳市長から、「昭和8年と明治29年の津波をはるかに超え、20m近くあった。防潮堤が整備され安心していた面も。逆に避難が遅れ人的被害も大きなものとなってしまった」、今後について「漁に出られるようになっても、地域産業である漁業が全く成り立たない絶望的状況だ」との切実な話があった。

谷垣総裁は、「あらためて被害の大きさを感じ、言葉もない。与党野党超えて立ち向かわなければならない。復旧・復興というだけでは済まない。新しい構想で地域をつくっていける仕組みが必要になる。東北の復興が新しい日本を作ってきたのだと、子や孫の世代に言ってもらえるような復興を我々はしなければならない」との考えを示した。