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「景気の好循環を止めるわけにいかない」
安倍総裁 東京都心で経済最優先を訴える

「景気の好循環を止めるわけにいかない」 安倍総裁 東京都心で経済最優先を訴える

 安倍晋三総裁は28日、東京都内で演説し、今後も経済最優先で取り組む姿勢を示しました。
 この日午後、大分市での演説後に東京都心に戻った安倍総裁はJR新宿駅頭に立ち、「この2年間、経済最優先で取り組んできました。簡単に言えば、雇用を増やし賃金を増やしていくのが私たちの経済政策だ」として、アベノミクスの成果を指摘。その一方で、3%の消費税引き上げが消費の重しとなったことを説明して、来年10月に予定していた消費税率10%への引き上げを18カ月間延期したことに言及。その間の賃金上昇を通じて再利上げの環境をつくるとして理解を求めました。
 安倍総裁は再び国内の経済環境に触れ、海外に生産拠点を移していた企業が日本国内への投資に回帰している点などにも言及。「大きな変化だ。やっと動き出したこの景気の好循環を止めるわけにいかない」と述べ、アベノミクスを引き続き推進する固い決意を示しました。
 また、安倍総裁は、「すき間のない安全保障法制を整備する」として安全保障政策に触れたほか、農業の競争力を強化や、女性が活躍できるよう保育環境の整備など子育て支援を強化する考えを示しました。