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メールマガジン 2011.9.30 Vol.520

┌───┐絆 がんばろう日本!
│\_/│JIMIN News Packet=3
└───┘2011.9.30 Vol.520

     【新執行部人事について~谷垣禎一記者会見から~】

■今日、国会も終わりまして、私ども党役員の任期も来ておりましたので、
人事の刷新を行うことになりました。新しく自民党の役員に指名させていただき
ましたのは、留任でありますが、大島理森先生に副総裁を引き続きお願いする
ことになりました。幹事長は石原伸晃先生に引き続きお願いすることになりました。
総務会長には塩谷立先生、政調会長には茂木敏充先生、国対委員長には、幹事長人事
でありますが、岸田文雄先生に就任していただくことになりました。
このメンバーで頑張ってまいりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。

■そして、今度の人事の狙いですが、言うまでもなく、私どもは2年前野党に
なりまして、この2年間歩んできた目的、第1にもう一回党を刷新して、
国民の皆さまに信頼していただく党に生まれ変わりたい。そして、それを踏まえて、
もう一回政権を奪還したいということでした。今回の人事の目的もその基本の上に
行ったものです。

■特に、これから1年間の人事の期間を見ますと、何よりも今の与党に協力すべきは
協力しなければなりませんが、政権与党を追い込んでもう一回国民に信を問う。
そのきっかけを作っていくことが何よりも大事だと考えております。

 [9月30日 党本部・平河クラブ会見場]

***INDEX********************************************************************
 ★今週のNEWSラインナップ★
   
【1】党執行部新任役員記者会見(全文)
     <塩谷立総務会長/茂木敏充政務調査会長/岸田文雄国会対策委員長>
  【2】石原伸晃幹事長「野田内閣は八方美人内閣だ」[衆院予算委員会]
  【3】石破茂前政務調査会長
     「小沢氏に証人喚問に出るよう言うべきだ」[衆院予算委員会]       
  【4】参院予算委員会質疑 わが党議員の主なやりとり
  【5】国会原発事故委設置法案が成立 [参院本会議]   
  【6】放射性物質の除去方針に批判相次ぐ [原発事故被害に関する特命委員会]    
   
 ★NEWSクローズアップ★
   竹本直一円高・産業空洞化PT座長に聞く「円高による産業空洞化防止急務」    

 ★NEWSフラッシュ<国連総会関係会合について報告を受ける ほか>★
 ★JIMINインフォメーション<衆院北海道1区候補者公募ほか>

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 【1】党執行部新任役員記者会見(全文)
     <塩谷立総務会長/茂木敏充政務調査会長/岸田文雄国会対策委員長>        
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■塩谷立総務会長
わが党が野党になって3年目を迎え、もとより我が国においては大変な国難の時でし
て、そういう中で我々自民党が、伝統の党の最高意思決定機関としての総務会が
いかに機能していくかということが求められると思っています。
特に様々な意見、難しい判断を要する案件が多々あります。例えば郵政の問題とか、
選挙制度の問題、社会保障と税との問題等々、そういったものを多くのご意見を基に、
野党ですから、一致結束していくために、明確な答えを出していく。
ただ、いつどの時という判断がなかなか難しいですから、今までの自民党が与党の時、
野党になった時も、どのような判断をすべきかということは、党の総裁をはじめ、
いろいろな状況の中でしっかりと把握しながら、総務としての決定をすることが
大事だと思っていますので、それだけ幅広く目を開いて、いろいろな状況を
判断しながら、国民の皆さん方の要望に応えるべく、党としての最終的な決定をして
いきたい。
最終的には、その判断が国民に理解され、いずれ我々の要望として、当然ながら
政権奪還目指して、総務会でも努力していきたいと考えています。

■茂木敏充政務調査会長
総裁の方から、ご指示がありましたように、政権奪還に向けて、戦闘力のある政調を
作ってほしいという思いでしっかり頑張っていきたいと考えているところです。
当面の課題を見ましても、第3次補正予算の問題が出てまいります。
それにどう対応をしていくか。さらには、税と社会保障の一体改革の問題、我々の案も
ございます。そういった中でどう対峙していくかを含めて、しっかりやっていきたいと
思います。

■岸田文雄国会対策委員長
東日本大震災、歴史的な円高など、日本は国難の中にあります。そのなかにあって、
この与野党の主戦場である国会論戦。国会対策の責任を持てというご指示を頂き、
大変、身の引き締まる思いをしています。
私もかつて、国対、議運とささやかな経験があります。
当時は、与党の国会対策でした。この度は、野党の国対委員長を拝命したので、
野党の国会対策委員長という点をまずはしっかりと意識して仕事をしていかなければ
ならない。野党たるもの、まずは日本の国の政権である政府与党をしっかりと質して
いかないといけないと思っています。
そして、どうしても与党が国民の幸せのためにならない、信頼に応えられないとした
ならば、解散総選挙を迫っていかなければならない。そして政権奪還につなげて
いかなければならない。これが野党の国会対策だと思っています。
是非こうした野党の国会対策に有り様をしっかりと意識、模索しながら全力で努力を
していきたいと思っています。

[9月30日 党本部・平河クラブ会見場]

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 【2】石原伸晃幹事長「野田内閣は八方美人内閣だ」[衆院予算委員会]        
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野田総理就任後初めての衆院予算委員会が26日開かれ、わが党からトップバッター
として石原伸晃幹事長が質問に立ちました。
石原幹事長はまず、当初民主党が臨時国会を4日で閉じようとしたことについて
「ぼろを出すのが嫌で国会を閉じようとするのなら本末転倒だ」と述べ、国民や
野党をないがしろにした同党の国会運営を批判。
続いて、事務次官会議の復活や党による事前審査などを例にあげながら、「民主党の
看板である政策決定の一元化どこへ行ったのか」と質すと、野田総理は「政治主導は
これからも堅持する」と述べたものの、言葉に力はありませんでした。
さらに石原幹事長は、「野田内閣は適材適所だとは思わない。党内バランスばかりに
対処した八方美人内閣だ」と強調。「自ら素人と公言する防衛相、マルチ商法への関
与が疑われる消費者相、個人の思いを述べる厚労相、部下が機密情報を漏洩する国交
省、9日間で辞任した鉢呂経産相、首相は鉢呂氏の任命をどう考えるか」と質しま
したが、「遺憾であり、任命責任は自分にある」と述べるにとどまりました。
この日はこのほか、塩崎恭久、田村憲久、吉野正芳、稲田朋美の各議員が質問に
立ちました。主なやりとりは次のとおりです。

■「野田内閣は"官高民低"だ」【塩崎恭久議員】
塩崎議員は「野田政権発足時、国民は鳩山・菅内閣の悪性を正す期待をしたが、
1カ月たって失望に変わった。政権の中からは霞が関の既得権益と増税しか聞こえな
い」と強調。「野田内閣は"官高民低"。官僚には手厚く国民に厳しい」と述べ、事業
仕分けで凍結された埼玉県朝霞市の公務員宿舎建設中止を求めましたが、野田総理は
「全体的な宿舎事情を含めて判断した」と述べ、中止しない意向を示しました。

■「厚労省移管はたばこをやめることだ」【田村憲久議員】
田村議員はたばこ増税について小宮山厚労大臣に質問しました。小宮山大臣は
党の会議での資料を紹介しただけだと述べ、「たばこ事業は厚労省に移管するのが
国際的な流れ」と答えました。田村議員は「移管はたばこをやめることだ」と述べ、
安住財務大臣に「何かありますか」と水を向けると「貴重な財源だ」とだけ述べ
ましたが閣内不一致をうかがわせる結果となりました。

■「ごまかしで本当に福島のことを思っているのか」【吉野正芳議員】
吉野議員は7月に成立した原発賠償仮払い法で、当時財務大臣だった野田総理が
予備費や3次補正予算を視野に適切に対応すると発言した点を指摘。「予備費を活用
して早急に対応するべきだ」と訴えましたが、野田総理は「視野に入れると言ったが
使うとは言っていない」と述べ3次補正で対応する意向を示しました。吉野議員は
「ごまかしで本当に福島のことを思っているのか」と野田総理を痛烈に批判しました。

■外国人献金問題「民主党そのものに不安を感じている」【稲田朋美議員】
稲田議員は、野田総理の資金管理団体を巡る外国人献金問題について質問しました。
同様の問題を抱える、菅前総理や前原元外務大臣の名前をあげながら、「知らず知ら
ずのうちに献金を受けている民主党そのものに国民は不安を感じている」と述べ、
外国人だと認識していたかについて質問しましたが、「外国籍の方から献金を受けた
という報道があった。いま調査中だ」と述べるにとどまりました。

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 【3】石破茂前政務調査会長
   「小沢氏に証人喚問に出るよう言うべきだ」「衆院予算委員会」
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衆院は27日、前日に引き続き予算委員会を開き、わが党から石破茂、齋藤健、
小泉進次郎、河井克行の各議員が質問に立ちました。
石破議員は前日に小沢一郎元民主党代表の資金管理団体による政治資金規正法違反
事件で石川衆院議員ら元秘書3人に有罪判決が出たことを受けて、野田総理に政治
とカネを巡る政治家の説明責任について質問しました。
石破議員は「政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合には自ら真摯な
態度を持って疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない」と
謳った、国会の政治倫理綱領に言及した上で、野田総理に「小沢氏は努力してきたか」
と質問。野田総理は「行政の長が司法の判断に逐一コメントするのはいかがなものか。
小沢氏は記者会見などを通じて、折に触れて説明してきた」と答えました。
これに対し、石破議員は「国会に対する侮蔑だ。民主党代表として小沢氏に証人喚問
に出るよう言うべきだ」と訴えましたが、「証人喚問は各党会派で決めるものだ。
来月にも裁判が始まるが、立法府の議論も裁判に影響を与える」と述べ、証人喚問の
必要性はないとの見解を示しました。

■「復興庁設置は時間との闘いだ」【齋藤健議員】
齋藤議員は復興庁設置法案が遅れている点について、「権限を奪われたくない各省庁
が静かに徹底的に骨抜きにしょうとしている。時間との闘いだ」と述べ、今臨時国会
での法案提出を求めました。これに対し、平野復興担当大臣は「できれば年内に法案
を提出したい」と答弁。「権限を被災地に移すべきだ」との質問に、野田総理は「市
町村が自主的に計画を作り、復興庁がしっかり後押しするべきだ」と答えました。

■「ボランティア就労制度の設置を」【小泉進次郎議員】
小泉議員は東日本大震災の被災者雇用について質問しました。この中で小泉議員は
被災者が失業給付を受けながら被災企業で再建支援や就労訓練ができる「ボランティ
ア就労制度」の創設を提案。野田総理に「今の仕組みできないことを政治の決断で
実行するのが総理の仕事だ」と述べると、「極めて建設的な提言と受け止める」と答
弁し、今後前向きに対応していく意向を示しました。

■「野田内閣は閣内不一致だ」【河井克行議員】
河井議員は空母艦載機の岩国基地への移転について平岡法務大臣が地元での記者
会見で「反対の気持ちは変わらない」と述べたことに言及。平岡大臣は「個人として
の気持ちを述べただけだ。閣議で決まったことには従う」と述べましたが、「閣内不
一致だ」と述べ平岡大臣の罷免を野田総理に求めました。野田総理は「個別の政策に
ついて、みんな金太郎飴のように一つの意見になるとは限らない」と答弁しました。

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 【4】参院予算委員会質疑 わが党議員の主なやりとり
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参院は28日、予算委員会を開き、わが党から6議員が質問に立ちました。
主なやりとりは次のとおりです。

■「小沢氏に辞職を勧めるべきだ」【野上浩太郎議員】
小沢氏の秘書3人が有罪判決を受けたことについて、野上議員が「わが党は小沢氏に
証人喚問を求めている。党代表としてリーダーシップを発揮すべきだ」と質すと、野
田総理は「裁判を控えており、特段の動きを控える」と従来通りの答弁に終始。さら
「小沢氏に辞職を勧めるべきだ」との問いに、「出処進退は政治家本人が判断すべき
だ」と答弁すると、野上議員は「結局これが民主党の体質だ」と痛烈に批判しました。

■「予算案の事前審査は国会の形骸化につながる」【世耕弘成議員】
野田総理が第3次補正予算案の提出にあたって野党との事前協議を提案していること
について世耕議員は「憲法上、予算案は内閣に提出が認められており、野党は国会で
チェックするのが仕事だ。国会審議の形骸化につながる」と批判。「迅速にしたいの
なら、小沢氏の問題を含めて国会運営をスムーズにするべきだ」と述べました。野田
総理は「しっかり円滑に議論できる環境整備が必要だ」と述べるにとどまりました。

■「復興増税は大局感の誤りだ」【衛藤晟一議員】
衛藤議員は、「増税は大局感の誤りだ。復興に向けて頑張ろうという時に増税を行えば
もっと重要が落ちてしまう」と述べ、復興財源は増税ではなく復興債で賄うべきだと
の考えを示しました。その上で、「財布のひも係になってはならない」と訴えると、
野田総理は「経済成長と財政再建の両立を図るのが基本的な構え。国民負担をお願い
する時はそろばん勘定だけでなく、国民感情も勘案したい」と答えました。

■「なぜ日米首脳会談前に沖縄を訪問しなかったのか」【猪口邦子議員】
猪口議員は政府の外交力について「(普天間問題など)懸案事項への対応力の不足が
日本の安全保障に隙を作っている」と指摘。日米首脳会談前に沖縄を訪問しなかっ
た理由を野田総理に尋ねました。野田総理が「適切な時期に沖縄を訪問し、知事と
意見交換したい」と答弁すると、猪口議員は「重要事項であるという深刻さを受け止
めて欲しい」と強調しました。

■山岡大臣マルチ問題「これでも適材適所か」【森まさこ議員】
森議員は山岡消費者大臣とマルチ商法との関係を指摘。大臣として起用した野田総理
に「これでも適材適所か」と質すと、野田総理は「豊富な政治経験を踏まえて責任を
果たしていただけると思う」と語るにとどめました。またマルチ商法業界から献金を
受けていることを追及。森議員は「マルチ商法との深い関係を報道された方が監督
する立場であることに、消費者団体は悪夢だと言っている」と批判しました。

■「なぜ復興債の償還期間を延ばさないのか」【礒崎陽輔議員】
礒崎議員は復興増税について、「復興債の償還期間を10年ではなく、60年に
すれば増税しなくても済む。復興増税と言えば国民が分かりましたと言ってくれるの
を見込んでいるとしか思えない」と批判しました。これに対して野田総理は「いず
れ増税をすればいいというのは、償還の道筋を明らかにすることにはならない」と
述べ、あくまでも増税する意向を示しました。

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 【5】国会原発事故委設置法案が成立 [参院本会議]    
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東京電力福島第1原子力発電所事故の調査委員会を国会の下に設置するための法案が
30日、参院本会議で、全会一致で可決、成立しました。
これにより、独立性・中立性が確保された調査委員会で、事故の原因究明が行われる
こととなります。
調査委員会は、関係者の参考人招致や資料の提出要求ができるほか、これらを拒んだ
場合には、両院の議院運営委員会による合同協議会に、国政調査権の行使を要請する
ことを可能にするなど強力な権限を持たせました。会議は原則公開となります。
調査委員会は、有識者10人で構成。メンバーは合同協議会で選ばれ、両院議長が
任命します。半年以内に報告書を両院議長に提出しなければなりません。
わが党は、「国際社会は政府自身による調査を信頼していない」として、塩崎恭久
衆院議員が中心となって法案を取りまとめ、8月9日に、公明党、たちあがれ日本の
3党で共同提出していました。

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 【6】放射性物質の除去方針に批判相次ぐ [原発事故被害に関する特命委員会]    
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原発事故被害に関する特命委員会は29日、東京電力福島第1原発の事故で拡散した
放射性物質に対する今後の除染の進め方について、政府から説明を聞きました。
会議では、事故発生から1年間の被ばく線量が20ミリシーベルトを超えるおそれが
ある地域は国が主体的に除染を行うほか、1から20ミリシーベルトの地域は市町村
が除染計画を作成した上で、国がその円滑な実施を財政面などで支援するとした、
原子力災害対策本部の「緊急実施基本方針」が示されました。
しかし、政府が福島県内の市町村を対象に開いた説明会では同方針に反して、5ミリ
シーベルト未満の地域については財政支援の対象としないとの方針を伝えていたこと
から、出席議員からは批判が相次ぎました。また、基準となる被ばく線量の数値に
ついても、「医学的な根拠を示すべきだ」「安全性の見地から線引きがされているのか」
などの指摘が出されました。額賀福志郎委員長は「原発事故の問題は被災地に限らず、
世界的にも重要だ。これまでの政府の対応は遅れているので、わが党が除染などの
新たな課題にしっかりと取り組まなければならない」との考えを述べました。

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           ★NEWSクローズアップ★
  竹本直一円高・産業空洞化PT座長に聞く「円高による産業空洞化防止急務」      
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1ドル=80円を超える円高が続き、企業が生産・製造などの活動拠点を海外に移す
動きが加速しており、円高対策を盛り込んだ第3次補正予算の成立が急務です。
また、行き過ぎた円高に歯止めをかけるためにわが国政府は、本来、どう行動すべき
なのでしょうか。
内閣部会・財務金融部会・経済産業部会合同「円高と産業空洞化問題に対処するため
のプロジェクトチーム」の竹本直一座長に聞きました。

■対応が遅すぎる民主政権

―歴史的な水準にある円高を受け、現在の経済状況をどう見ますか。

【竹本座長】輸出企業、中小企業は大きなダメージを受けています。
このままでは、海外移転が加速しかねません。一方で、円高によるメリットが
あるのも事実です。
例えば、資源や食料を海外から輸入する場合には、有利になるほか、
わが国企業によるM&A(合併・買収)も増えています。
問題なのは、急激に為替が変動している点です。その要因は、米欧の経済の不安化で、
世界の資金が安定資産としての円に集まっているためです。
一方で、日本は長引く不況、財政危機に加え、東日本大震災が発生し、わが国の実体
経済は厳しい状況にあり、日本の円は買いかぶられているのが現状です。
この円高に歯止めをかけるには、短期的には、わが国は、11月に開催予定の
主要20カ国・地域(G20)首脳会議(フランス・カンヌ)で合意される各国の
不均衡是正措置に向け、積極的に関与していかなければならないと考えています。

―具体的に、政府はどう行動すべきですか。

【竹本座長】私は、本来、為替は、市場の原理に基づき、決定されるのが
望ましい姿だと考えています。ただ、今回のように急激な為替変動が生じた時には、
政府は為替相場の安定に努め、外国からわが国へ正当な評価が下されるように
すべきだと思います。
まず、政府が行うべきは、先進7カ国(G7)やG20の財務大臣・中央銀行総裁
会議などの国際会議の場で、市場動向についての共通認識を深めることです。
その上で、場合によっては、わが国による為替介入もあるという姿勢を示し、
各国との信頼関係を築くことが必要です。
米欧経済の不安解消のためにも、わが国が果たす役割は大きいものがあると考えて
います。
また、10月に行われるG20財務大臣・中央銀行総裁会議(パリ)では、
G20相互評価プロセス(MAP)の一環として、
現在、国際通貨基金(IMF)が、各国の経済情勢を調査している評価結果が
示される予定です。
わが国は、IMFの副専務理事を出していますので、情報収集を行い、
適正な評価結果が得られるよう、日本経済をとりまく経済状況を理解してもらう
ことが重要です。
それから、中国は、為替管理制度の下で経常黒字を拡大させ、韓国においては、
変動相場制にありながら頻繁に介入を行っています。こうした歪みはしっかり指摘し、
両国を変動相場制に完全移行するよう求めなければなりません。

―民主党政権の円高対策が大幅に遅れています。

【竹本座長】そもそも、民主党は、円が急騰した時に、代表選の最中で、
熾烈な権力闘争を行っていました。当時の財務大臣は、野田佳彦総理です。
私は、為替介入の機を逸したのではないかと思っています。
結果として、今なお円高水準にあるのです。代表選が、日本経済に悪影響を
及ぼしたことは間違いありません。震災対応同様、3次補正の提出も遅れています。
それは、民主党政権の"誤った政治主導"で省庁の意思決定が大幅に遅れ、
政権内の一体感が失われているからです。
3次補正の提出が10月中旬以降になると言われています。状況によっては
さらに遅くなるとの予測もあります。戦後最高値(75円95銭)をつけたのは
8月19日であり、あまりにも民主党政権の対応は遅すぎます。
政府は9月20日に円高対策の中間報告を発表しましたが、
21日には一時76円12銭まで上昇するなど、政府の対策は市場から無視されて
います。震災や台風の復旧・復興はもちろんのこと、円高による産業空洞化を
防ぐためにも、一刻も早く第3次補正を提出すべきです。

―わが党は政府に対し、どのような円高対策を提言しますか。

【竹本座長】米国やアジアへの海外移転が加速していますので、
企業への立地補助金などを盛り込んでいかなければなりません。厳しい経営を
強いられている中小企業対策としては、運転資金や保証を拡充させるほか、
為替ヘッジの指導を行う必要があります。
中長期的に、わが国の将来の産業構造を念頭に置いた対策も重要です。
例えば、イノベーション創出による雇用拡大、法人税の引き下げや研究開発税制の
対象拡充などで産業空洞化を回避し、国際競争力を強化して
いかなければなりません。
さらに、現下の急激な為替変動への対策と周辺国の通貨競争に圧倒されないよう、
大幅な金融緩和などの金融政策も必要になってくると考えています。
こうした点はわが党のPTで早急に議論を詰め、政府に提言していく方針です。

<機関紙「自由民主」2480号より掲載>

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 ★NEWSフラッシュ<国連総会関係会合について報告を受ける ほか>★  
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【国連総会関係会合について報告を受ける】
外交部会は27日、野田総理と玄葉外務大臣の国連総会関係会合について、
外務省から報告を受け議論しました。出席した議員からは、韓国、中国、ロシアとの
外相会談でそれぞれ領土問題について言及したのかとの質問が集中。外務省側は「わ
が国固有の領土であり領土問題は存在しない」との立場を表明したと答えるだけで、
具体的な内容には言及しませんでした。

【台風12号・15号による農林水産業関係被害について議論】
農林部会は27日、台風12号と15号による農林水産業関係の被害状況について
農林水産省から報告を受けたあと今後の対応などについて議論しました。農水省に
よると、台風12号による被害額は639億円にものぼり、特に山間部で林野が崩壊
するなど、甚大な被害を受けていることから、出席議員からは、林野崩壊のメカニズ
ムの早急解明や山の保全整備を求める声が相次ぎました。

【JT株売却・たばこ増税反対を確認】
政府・民主党が東日本大震災の復興財源の一つとして、政府のJT株売却とたばこ税
の増税を示したことを受けて、たばこ特別委員会と農林部会は27日の合同会議で
わが党としてこれに反対することを確認しました。会議では「あまりに目先の対応だ」
「建設国債などで賄うべきだ」など意見が相次ぎ、野田毅税制調査会長も「与野党協
議に入っても絶対に認めない」と明言しました。

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  ★JIMINインフォメーション<衆院北海道1区候補者公募 ほか>★
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■衆院北海道1区候補者(選挙区支部長)公募【10/31締切】
  → http://www.jimin-douren.co.jp/ 
□国際局「国際政治・外交論文コンテスト」【11/25消印有効】
  → http://www.jimin.jp/involved/campaign/113868.html
■中央政治大学院「まなびとプロジェクト」第4期募集【10/28締切】
  → http://www.jimin.jp/involved/campaign/113467.html
□機関紙自由民主「政治川柳」募集中!
  → https://ssl.jimin.jp/m/senryu

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