ページ内を移動するためのリンク

グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーション終わり
ここから本文です

バックナンバー メールマガジン

メールマガジン 2011.4.22 Vol.498

┌───┐絆 がんばろう日本!
│\_/│JIMIN News Packet=3
└───┘2011.4.22 Vol.498


■絆 がんばろう日本!

 今回の東日本巨大地震でお亡くなりになられた方々と被災された皆様に対し、
 心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

【谷垣禎一総裁に聞く~絆の力で日本再建】

3月11日に発生した東日本巨大地震・津波災害を受け、谷垣禎一総裁は直ちに
菅直人総理に対し「全面的な協力」を申し入れ、与野党を超えた取り組みを
主導してきました。
同時に自らを本部長とする対策本部を立ち上げ、政府へのアドバイスや、
緊急救援物資の搬送、医療支援に取り組んでいます。
未曾有の災害を乗り越え、わが国は復興できるのでしょうか。
わが党が国難にどのような考えで臨むのか。谷垣総裁に聞きました。

■大胆な復興策で国民に元気を

―谷垣総裁は一貫して「絆」を掲げてこられましたが、震災をきっかけに国民の
間に「絆」を大切にする動きが広がっています。

【谷垣禎一総裁】この度の震災で亡くなられた方にはご冥福をお祈りするとともに、
被害に遭われた方には心からお見舞いを申し上げます。
今回の震災で国民の皆さまは、「絆」の重要性を再認識されたと思います。
それだけでなく、日本人が持っている「絆」はなくなってはいなかった、
いざとなったときには、あらゆる場面で「絆」の力が動いていることが
示されました。
世界の人々は、日本国民が非常に厳しい状況にあっても冷静に対応していることを
高く評価しています。
たとえば、地域ごとに、各避難所で世話役になるようなリーダーが自然に生まれ、
懸命に避難者のお世話をしています。これは一朝一夕にできあがったものでは
ありません。
わが党は、国民の中に受け継がれているこうした「絆」の力を大切にし、
「新たに日本をつくり直す」という気持ちで復旧・復興に取り組んでいきます。

■与野党の枠超え国難に立ち向かう

―この国難をどう乗り越えていく考えですか。

【谷垣総裁】私は被害の大きかった岩手、宮城、福島の各県を視察しました。
大津波によって家屋は倒壊し、車や船舶は転がり、まるで廃墟のように瓦礫が
山積みになっています。
家族が行方不明となり、懸命に捜索している方もいらっしゃいます。
言葉が見つからない惨状です。しかし、そうしたなかでも、被災された多くの方が、
頑張ってふるさとを支えています。
もう駄目だと思ったらわが国は再興できません。負けてたまるかという気持ちが
必要なのです。われわれ政治家は、国民を元気にする起爆剤となるような政策を
打ち出していかなければなりません。
大正12年の関東大震災の時、復興院総裁の後藤新平は、「大風呂敷」と
揶揄されるぐらい大胆な復興策を打ち出し、被災者を勇気づけました。
ですから、われわれも子や子孫たちが「あの時、災害にめげずに頑張ったことが、
わが国の礎になっている」と思ってもらえる、「平成の?復興ニューディール"」の
ようなものを打ち出していかなければなりません。

―そのなかでわが党が果たすべき役割は。

【谷垣総裁】わが党は、長い間政権で経験を積んできました。
それは、国民から与えていただいた財産です。この経験をしっかりと生かして
いかないといけません。
災害が発生する前、わが党は国会で政府・与党と厳しく対峙してきました。
しかし、今回の震災は、未曾有の国難です。こういう時こそ、復旧・復興のために、
与野党の枠を超え、それぞれの力を一つにしていかなければなりません。

■原発事故終息に衆知を集める

―復旧に向けて、早急に取り組まなければならないことは。

【谷垣総裁】福島第一原子力発電所の事故を一刻も早く終息させなければ
なりません。原発が安定化しなければ、その地域で今後どう生活していくのかと
いう絵も描けません。
第一義的には東京電力が全力を挙げるのは言うまでもありませんが、
わが国が持っている技術、米国やフランスをはじめとした世界各国の知恵を借り、
衆知を集めなければなりません。
また、大津波で被害を受けた地域は瓦礫が山積みになっています。
通常であれば、本人の承諾を得て処理しますが、今回の場合、誰の所有物か
分からないものが数多くあり、このままでは復興は遅れてしまいます。
既存の法律の枠組みを超えた仕組みをつくり、迅速な対応が求められます。
さらに、ちょうど今は、年度の変わり目にあります。
私が避難所で話をさせていただいた方の中には、「4月から子供が通う学校を
どうするのか」「地元に就職が決まったが、その工場は避難区域となり閉鎖して
いる」との悲痛な声をお聞きしました。
被災者の生活再建についても早く指針を示さなければなりません。

■復興へ 危機管理的発想で地域づくり

―壊滅的被害を受けた町をどのように再建するのかという問題もあります。

【谷垣総裁】これだけの津波被害を受けると、これまでの場所に復興させるか、
それとも津波に耐えられるような高い場所に移転して、新しい町をつくるのか、
一律には決められません。
再建には、思い切った基準を決めて、既存の法体系を乗り越えて迅速に処理する
一方、それぞれの地域の「再興するぞ」という盛り上がりが重要になってきます。
この二つをうまく組み合わせていくことが重要です。

―中長期的には将来を見据えた国づくりを考えなければなりません。

【谷垣総裁】復旧・復興と同時に新しい国づくりに取り組むこともわが党に
課された使命です。
大規模災害で港湾がダメージを受けた場合、その港湾をバックアップするための
体制をどう整備していくかなどの総合的な国土政策や、「コンクリートから人へ」
ではない、大災害を想定した危機管理的発想を持った地域づくりが必要となります。
また、今回の原発の事故を受け、国民の中に原子力が危険だという意識が
高まっています。
だからといって、わが国のエネルギー事情を考えると、原発を全部止めるという
わけにはいかないでしょう。どこに問題があったのかをしっかり検証し、
危機管理のレベルを上げたうえで、原子力に一定の役割を担ってもらうことも
欠くべからざることだと思います。

―原発事故に対する情報開示の在り方をはじめ国民が不安を抱いていることに
ついては、政府に強く注文すべきではないでしょうか。

【谷垣総裁】政府は連日、原発事故の対応について記者会見をしていますが、
国民には、すっきりと理解できないことが数多くあります。
こうした点は、政府の足を引っ張るのではなく、国会で国民生活の不安を
解消するための質疑を行い、国民の声を代弁していきます。

■入閣要請 まずは喫緊の課題に総力あげる

―菅直人総理からの入閣要請を断った真意は。

【谷垣総裁】わが党が、力を惜しまず協力することには変わりはありません。
ただ、今回の入閣要請は、単なる入閣ではなく、連立を組み替える話です。
政策協定をはじめあらゆる議論が必要となります。
一段落したときにどうするのかとの議論はあるかもしれませんが、今はそういう
議論より、深刻な事態にある原発事故をどう終息させるのか、被災された方々の
支援をどうしていくかなど、喫緊の課題に総力をあげていくべきです。

―国難のなかで統一地方選にどう臨みますか。

【谷垣総裁】国民は自分が暮らす地域が安全・安心なのかを心配しています。
災害が起きたときに真っ先に最前線で動くのは自治体です。
その首長、議員を選ぶ選挙ですから、地域の安全・安心をどのように守るのかを
訴えていくのは当然です。
同時に、自分の地域の安全・安心はもちろんのこと、周辺の自治体にも
目を行き渡らせ、わが国全体の安全・安心づくりのなかで位置づける意識が
大切です。

―わが国は自信を取り戻せますか。

【谷垣総裁】確信を持って「できる」と言えます。このような非常時でも、
みんなで助け合い、地域を守ろうという「絆」を大切にし、「災害には負けない」と
いう気持ちが強い国民です。そして、それに対応できる経験、技術、練度の高い
国です。必ず復興は成し遂げられます。


【取材】近藤三津枝 新聞出版局長(http://www.mitsue-kondo.jp/)


<機関紙『自由民主』第2457号より転載>

ここで本文終わりです
ローカルナビゲーション

ページトップへ