衆院総選挙のしくみ




現在の日本の衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」と呼ばれる制度で行われています。並立制ということは、ふたつの選挙を一度に行うということで、小選挙区選挙と比例代表選挙の2つの投票が同時に行われます。

有権者は1人2票を持ち、小選挙区では「候補者名」を、比例代表では「政党名」をそれぞれ書きます。


1人「2票」投票します


衆議院選挙の投票方法

選挙区選挙の投票



小選挙区選挙では全国を300の選挙区に分け、1選挙区から1人の議員を選出します。
投票用紙には「候補者名」を書きます。
選挙区選挙の投票

比例区選挙の投票


比例代表選挙では全国を11のブロックに分け、合計で180人の議員を選出します。
投票用紙には「政党名」を書きます。得票数に応じて各政党に当選者数が割り振られます。
比例区選挙の投票

当選人の決め方



【小選挙区】

最多数を得た者が当選です。ただし、有効投票総数の6分の1以上の得票が必要となります。

【比例代表】

各党の得票数に基づきブロックごとに「ドント式」で議席を配分され、各政党の比例代表の名簿順位に従って、当選人が決まります。同一順位の場合は、小選挙区の「惜敗率」で決定します。
衆議院小選挙区選挙において供託金没収点に達しなかった重複立候補者は、比例代表選挙においても当選人になることができないこととされました。

ドント式の例は以下のようになります。

【ドント式】(例)

投票者数: 33,500   定数: 10 
 [1] 各党の総得票数を、「1」から定数である「10」までの整数で順次割る
 [2] [1]の数の大きい順に定数まで議席を配分する
政党名 A党 B党 C党 D党 E党 F党
総得票数 15,000票 8,000票 6,500票 2,500票 1,000票 500票
1で割る 15000[1] 8000[2] 6500[4] 2500 1000 500
2で割る 7500[3] 4000[6] 3250[8] 1250 500 250
3で割る 5000[5] 2666.7[10] 2166.7 833.3 333.3 166.7
4で割る 3750[7] 2000 1625 625 250 125
5で割る 3000[9] 1600 1300 500 200 100
6で割る 2500 1333.3 1083.3 416.7 166.7 83.3
7で割る 2142.9 1142.9 928.6 357.1 142.9 71.4
8で割る 1875 1000 812.5 312.5 125 62.5
9で割る 1666.7 888.9 722.2 277.8 111.1 55.6
10で割る 1500 800 650 250 100 50
獲得議席数 5議席 3議席 2議席 0議席 0議席 0議席

【惜敗率について】

「惜敗率」はそれぞれの小選挙区での落選人の得票数の当選人の得票数に対する割合です。
A小選挙区
当 落 候補者名 得票数 惜敗率
あいうえお 5000票  
かきくけこ 4700票 94%
さしすせそ 3000票 60%


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