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コラム

支持された「日本を、取り戻す。」
石破 茂 幹事長に聞く

デフレ脱却、被災地復興、 参院選勝利に向け党内論議

総選挙の責任者として安倍晋三総裁と共に陣頭指揮にあたった石破茂幹事長。早朝から夜遅くまで現地の応援を可能にするため、移動手段として寝台列車やフェリーを利用、終盤にはキャンピングカーで全国の激戦区を駆け巡った。選挙期間中だけでも20都道府県、延べ72選挙区に足を運び総距離は約1万6500キロに及ぶ。今回の総選挙の総括と今後の党運営について聞いた。

総選挙総括と今後の党運営

石破 茂 幹事長
―――有権者の声をどう受け止めましたか。

 有権者から「日本を何とかしてくれ」との声が、随所で寄せられました。
 北海道から沖縄まで、この国の将来に不安を抱いた国民から「自民党に頼るしかない」との切実な声に接したことが、今回の選挙の大きな特色だったと思います。  「わが党が熱狂的な支持を受けている」との手応えは正直ありませんでした。国民の「民主党はだめだ。しかし、第三極もあまり信用できない」との思いのなか、消去法的な支持ではなかったでしょうか。
 反省点を挙げるとすれば、突然の解散で、急な擁立による新人候補者は、選挙に向けたきめ細かい運動ができなかったことです。たとえ大逆風の中で選挙を戦っても、何とか踏みとどまって勝利できる態勢作りが必要です。今後、さらに強い自民党を目指します。

―――勝利にもかかわらず、党内に高揚感はありません。

 参院選に勝利し、自民・公明で過半数を制して初めて「政権奪還」と思っています。政権復帰したといって、浮かれるわけにはいきません。
 政権を取ることはあくまで手段に過ぎず、目的ではありません。「日本を、取り戻す」ため、強い経済を復活させ、持続可能な社会保障を構築し、国際社会に対する責任を果たす。また、大震災による被災地復興をはじめ諸課題に全力で取り組むことこそ大切です。
 わが国の現状は政治の休息を許さず、首班指名を待っていては遅きに失します。特別国会召集を待たずに事実上与党として、活動を始動させなければなりません。そのため、当選者で前議員であった者は直ちに上京し、デフレ脱却、被災地復興、参院選勝利に向けた党内論議への参加を求めました。
 一方、新人議員は、当選の万歳を行った瞬間から次の選挙を見据えた戦いが始まります。召集日まで、自らの選挙区のあいさつ回りを最優先とし、応援いただいた方一人ひとりに、感謝の気持ちを表すことを、それも当選した直後におこなうのが肝心です。もちろん特別国会終了後、通常国会までの間も、地元のあいさつ回りが必要です。  そこを徹底しないと1期だけで終わる危険性が高いと思います。

―――参院選に向け"選挙に強い自民党"をどう作りますか。

「自民党は変わった」と、実感してもらうのが大切です。新しい自民党に期待し1票を投じた有権者を裏切るのは許されません。国民の意向に応えた政府・党役員人事の断行や、情報発信を重視した体制が大前提となります。また、選挙に臨む候補者の資質、実力の底上げは何より欠かせません。
 大逆風でも当選を果たすには、候補者が地道な後援会活動を通じて、どれだけ多くの有権者と接し、心を通わせたかだと思います。
 必要なのは、有権者に「私にとっての自民党」と身近な存在として認めてもらい、国民政党として受け止めてもらうことです。
 「風」に怯(おび)えるような自民党にしたくはありません。

新人議員を早急に育て上げる

―――どのように国会対応や党運営を進めますか。

謙虚で誠実で正直な自民党を作りたいと考えます。国会運営でも驕(おご)り高ぶることなく、野党の考えにも耳を傾け、経済再生、被災地復興、エネルギー政策の確立など、特に参院で協力をいただければと思います。
 お陰(かげ)さまで、衆院において自公で3分の2の議席を得て参院で否決された法案の再可決が可能となりましたが、それは最後の手段です。その場合でも、なぜ再可決をしなければならないか国民の理解をいただくのが大事です。
 党運営については強権的に進めるつもりはありませんし、党内の意見は可能な限り聞いてまいりますが、議論を経た上での結論には従ってもらいます。
 与党幹事長として、全力で政府を支える一方、新人議員を即戦力として早急に育て上げ、"選挙に強い自民党"の基盤作りを進めます。

 

機関紙「自由民主」第2539号掲載

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