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コラム

徹底的に議論し合意図る

総務会長 細田 博之

幹事長 石破 茂
――初めて親子二代での総務会長就任となりました。

 父・細田吉蔵も昭和57年から総務会長を務めました。その時も党内の意見が分かれ、賛成、反対の双方が容易に折り合えない案件が幾つかあり、父が調整役として苦労していた姿を思い出します。

 当時は中選挙区制で派閥が党内の意見を集約する機能を果たしていた面もありましたが、小選挙区制の導入後、その機能が弱くなりました。今では派閥が意見をまとめることが難しくなり、父の時代よりも党の意思決定を行う総務会の重要性が増しています。

 総務会の運営ではベテランか若手かに関係なく忌憚(きたん)のない意見をぶつけ合い、徹底的に議論し、全会一致を基本として合意していくことを何よりも大事にしたいと考えています。

 また、私が当選2回の時、当時の木部佳昭総務会長が初めて若手を起用する方針を打ち出したので、総務になることができました。総務会で私が意見を述べてもベテラン議員は耳を傾けてくれましたし、故山中貞則(元党税制調査会長、衆院議員)先生の税制に関する発言などは聞くだけで勉強になりました。

 これからも、若い総務は総務会を政治家としての鍛錬の場とし、ここでの議論を成長の糧にしてもらいたいと思います。

――民主党には総務会がありません。

 わが党にも過去、最後まで賛否が割れた案件がありましたが、総務会が決定したことは皆が従い、国会でも異論を唱えない仕組みとなっています。これはわが党の伝統であり優れた点だと思います。

 一方、民主党は総務会のような意思決定機関が不十分で、党内意見集約の伝統もしっかりしていないので、党内で賛否が分かれている案件を意思決定できず、たとえできたとしても反対者は決定に従わず離党してしまうのです。つまり、わが党は総務会で「決める政治」ができますが、民主党は総務会のような機能がないので、いつまでも「決められない政治」が続くのです。

――政権奪還を目指すわが党が国民に示す主な政策は。

 外交・安全保障政策、社会保障、景気対策の3点です。いずれも民主党政権となり混迷していますが、安倍晋三総裁が総理になれば道筋をつけ強い日本を取り戻すことができます。また、衆院の「1票格差」は最高裁で違憲判決が下されていますが、全党がいわゆる「0増5減」案に賛成しているにもかかわらず、民主党が比例定数80削減にこだわったため合意できていません。

 この際、衆院議長が各党の調整に入り、「0増5減」案を成立させ、立法府として違憲状態を解消する責任をとるべきだと思います。

 

昭和19年生まれ。東京大学法学部卒業後、通商産業省に入省。平成2年に衆院議員に初当選。現在、当選7回。小泉内閣で科学技術政策・情報通信技術・沖縄北方対策担当大臣、官房長官・男女共同参画担当大臣を歴任。党務では国会対策委員長、幹事長、党・政治制度改革実行本部長などを務めた。68歳。衆院島根1区選出。

 

機関紙「自由民主」第2528号掲載

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