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コラム

田野瀬良太郎幹事長代行に聞く
政権奪還後の姿明確に

 党役員改選に伴い、「幹事長代行」が新設され、田野瀬良太郎衆院議員が就任した。これまで総務会長、幹事長代理として谷垣禎一総裁を補佐してきた田野瀬幹事長代行。今後、政権奪還に向けた党改革に加え、衆院選挙制度に関する各党協議会のメンバーとして、衆院の「一票の格差」是正が急務となる。これらの課題にどう対応していくのか。田野瀬幹事長代行に聞いた。

党改革、「1票の格差」是正に全力

田野瀬幹事長代行
――――幹事長代行の果たす役割は何ですか。

 幹事長代行を新設したのは、石原伸晃幹事長を補佐する体制を強化するためです。幹事長代行に加え、幹事長代理を3人に増員、副幹事長を16人とし、それぞれの役割分担を明確にしました。

 そのなかで幹事長代行の職務ですが、石原幹事長の多忙時に、来客対応などの党務を代行することが基本です。また今後、選挙制度改革はじめ各党協議が増えてくることが予想されます。カウンターパートである公明党の斉藤鉄夫幹事長代行、民主党の樽床伸二幹事長代行の窓口役を務めると共に、与野党幹事長会談に至るまでの前捌き的な役割を担っていかなければなりません。

――――政権交代以降、わが党はどう変わってきましたか。

 政権交代後、わが党議員は、反省すべきは反省し、改革に取り組む意識が強くなったと感じています。また、どうすれば政権奪還をできるのかという戦略的発想が強くなっています。

 例えば、政権交代直後から、各議員が議論を積み重ね、ものすごいエネルギーで新綱領を策定しました。本格的な政権公約の作成過程でも、こうした意識で議論をしていくことが重要だと思います。

――――政権奪還のために今何が必要ですか。

 政権与党時代に比べ、マスコミのわが党に対する報道量は大幅に減少しました。それだけに、わが党をアピールする発信力が必要です。自民党は政権交代後こう変わった。そして、政権を奪還すれば、このような日本をつくるのだということを明確に発信しなければなりません。

 そこでポイントとなるのは、総裁、幹事長、総務会長、政調会長、国対委員長の定例記者会見のほか、党役員や各議員のテレビ出演です。そこでの発言内容は極めて重要となりますので、幹事長のもとにある報道局を中心に、党役員や出演議員と緊密に連携していきます。

戦略的に野田政権と対峙

――――今国会をどう位置付け、野田政権とどのように対峙していく考えですか。

 今国会は、来年の通常国会で野田政権を解散・総選挙に追い込むための前哨戦です。

 もちろん、東日本大震災の復旧・復興対策を盛り込んだ平成23年度第3次補正予算には全面的に協力し、早期成立させなければなりません。

 しかし、3次補正成立後は、野田政権に対しては是々非々の姿勢で臨み、戦略的に野田政権と対峙する方針です。

 政策面では、民主党政権は、予算の組み替えで出てくるとした16.8兆円の財源を捻出できず、「子ども手当」などの「バラマキ4K」は廃止、見直しされることとなり、マニフェスト違反が明らかとなりました。いかにマニフェストが絵に描いた餅であったかということを浮き彫りにしていかなければなりません。

 それから、野田佳彦総理は、「適材適所」だと述べていますが、鳩山、菅両政権に続き、すでに閣僚が数々の失言を行うなど野田政権の顔ぶれを見れば非常に危ういものがあります。国会論戦を通じ、不適格な閣僚をあぶり出していきます。

各党と粘り強く協議

―――― 一方で、衆院の「一票の格差」是正が急がれます。

 今年3月の最高裁判決では、一昨年の総選挙を「違憲状態」とし、各都道府県に1議席を配分する「1人別枠方式」の廃止を求めています。「一票の格差」是正に向け、10月19日から始まった各党協議会の議論を加速させなければなりません。

 わが党は、細田博之党・政治制度改革実行本部長のもとで、小選挙区300議席を295議席にする「0増5減」、比例代表を30議席削減する改革案を取りまとめました。わが党は、同案を基本に各党協議会の議論を進めていきます。

 次のステップとしては、国会議員の定数削減です。わが党は昨年の参院選公約で衆参両院の国会議員722人を3年後に1割削減の650人に、6年後には3割削減の500人とする改革案を示しました。公約の実現に最大限の努力をしていかなければなりません。ただ、「一票の格差」是正や、国会議員の定数削減は各党の考えに大きな違いがありますので、粘り強く協議していく方針です。

 

機関紙「自由民主」第2484号掲載

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