interview 03

将来は“海外へ”“故郷に貢献”

加藤 鮎子議員 学生副部長・山形3区

今後の進路については、どう考えていますか。

日本にずっといるより海外へ行っちゃおう、という人も増えていて、実は私もその一人です。なぜなら日本では同じ会社にいて地位や権限はなかなか上がらないけど、アメリカでは転職するとキャリアアップができますよね。

酒井 瞳さん 21歳 東京都在住・栃木出身
村井 英樹議員 2020年以降の経済財政構想小委員会事務局長・埼玉1区

その問いへの答えは一回海外に出てみたら、ということだし、日本の魅力はあると思います。日本は、いろいろなものが機能的で、清潔で安全。ほとんどの職場の環境は安定しています。トータルで考えると恵まれているんじゃないかな。

日本型の年功序列人事や新卒一括採用といった慣行は、世界にはほとんどありません。日本独自のもので、その結果、同期や仲間との関係を重視するようになるなど、当然その良さもあります。ただ、これから外国人の方が入ってくると、労働環境の流動化は避けられないでしょうね。それと「人生100年」だとしたら、働くことができる期間は増えるし、いまの労働環境を進化させないといけない気がします。海外へ行かれるのもいいと思いますよ。チャレンジしてみるのは大事です。

田畑 裕明議員 学生部長・富山1区
薬師神 亮太さん 23歳 茨城県在住・千葉出身

来年から証券会社で働くわけですが、僕にはファンドマネージャーになりたいという夢があります。昨年ベトナムのインターンシップに行ったとき、現地の人に「君は日本人なんだろ。何かして俺たちの生活をよくしてほしい」と言われたんです。そこでいろいろ頭を巡らせて、茨城県産メロンの海外輸出を始めたばかりのベンチャー企業を、いずれファンドマネージャーとして援助ができればいいなと。

やりがいのある仕事ですし、ぜひ頑張ってと言いたい。一言アドバイスさせていただくと、殻に閉じこもらないで、金融の世界で活躍している方とどんどん接点を持ち、多くの同業の方と年代を問わず交流の機会を持つよう心がけていただきたい。

田畑 裕明議員 学生部長・富山1区
鈴木 馨祐議員 青年局長・神奈川7区

日本には各地にいいモノやアイデアがあって、お金を出したい投資家も多い。でも、両者をつなぐ人がいない。だから、薬師神君はいい目利きになってください。もう一つ言うと、日本で活きたカネの流れができない大きな理由は、みんなリスクを取りたがらないから。もし景気が悪くなったらどうしようと、いつも二の足を踏む。これまでの終身雇用制の弊害で、これも変えなきゃいけない。

私も春から繊維関連の商社で働く予定です。私はいずれ群馬に帰るつもりでいます。そのときは何か地元のために還元したいと思っているので、地場産業と関係の深い業種を選びました。

前原 茉莉さん 23歳 東京都在住・群馬出身
田畑 裕明議員 学生部長・富山1区

誰がなんと言っても、愛着のある自分の故郷がいちばんいいですからね。外国へ出たとしても、日本のよさを、愛着を持って語れるような日本人でいてほしいと思います。

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