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記者会見

役員会後 二階幹事長記者会見

二階幹事長

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【冒頭発言】(高鳥筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告致します。
安倍総裁からは、先週のインフルエンザ等感染症特措法改正案の成立に感謝申し上げる。現在の状況は専門家によれば、現時点では爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているのではないかとの評価が示された。ただ先行きは未だ予断を許さない状況。19日に専門家の所見があらためて示される予定だが、これを踏まえて現在の態勢を維持するかどうか検討してきたい。
第2弾の緊急対応策が先週決定されたところだが、政府・与党を挙げてこれまでに無い発想で思い切った対策を練り上げていく必要がある。骨太なものになるよう、党内でも検討に入って頂きたい。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から、山本幸三、高市早苗両議員の永年勤続表彰、労働基準法の採決等を行う。明日の議運理事会で同意人事の内示を受ける予定。各党の党内手続きが終了次第、速やかに本会議で処理したい。
関口参議院会長からは、来年度予算と日切れ法案の早期成立に向けて総力を挙げていきたい。
世耕参議院幹事長からは、経済が下げ止まらない。経済対策についてはできるだけ早く大きな規模感で出していくことが大切だ。
下村選対委員長からは、静岡4区補選で野党は一本化する方向で進めていると聞いている。厳しい戦いになるが、政府与党としてコロナ対策にどう取り組むのか。そのため与党候補がこの地域で大切であり、これまでにない対策を打ち立て、この対策が必要だということにご理解ご協力を頂きながら選挙を進めて行きたい。
岸田政調会長からは、先週までに内閣提出の53法案と16条約の審議を終えた。次回の政審は24日。今後の経済対策については先週、政調副会長と部会長に取りまとめを指示した。今週は住宅・建設や医療・福祉・子育て関係の団体からヒアリングを行う。
鈴木総務会長からは、次回総務会は24日の予定。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

政府は、先週発表された第2弾緊急対応策に沿って、感染拡大防止と医療提供体制の充実等、具体策について、迅速に対応を進めて欲しい。効果的な対応をしっかりと進めて頂きたいと思います。経済対策については、今後、切れ目無く対策を行っていくことが大事だと思っていますが、これに対して党も積極的に協力していきたいと思っています。
なお、明日18時から、党大会に代わる両院議員総会が開催されます。宜しくご協力をお願い申し上げます。


以上です。

質疑応答

Question
毎日新聞です。総理からの発言にあったように、経済対策についてこれまでに無い発想で思い切った対策を練り上げていく必要があるとのことですが、どのようなものを期待されますか。またその規模感についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
規模感は過去のこのような場面での対策について成し得なかったことを超えて、これ以上は無いという程の思い切った対策を講じて、国民の皆さんに安心して頂く状況をつくるべきだと思っております。
Question
毎日新聞です。具体的には何兆円規模でしょうか。
Answer
何兆円規模ということは、今、党だけで申し上げるわけにはいきません。政府とも十分打合せをして対応したいと思いますから、思い切った対策をしていくということでありますから、皆さんのご協力をお願いしたいと思います。
Question
東京新聞です。景気対策として与野党の一部からは消費税の減税を求める声が上がっていますが、どのようにお考えでしょうか。
Answer
消費税というものをつくった時にどれほどの苦労があったかということを考えれば、簡単にそういうことを発言する人は、そういうことを仮にした場合に、いつ元に戻すのか、この責任は誰が負うのでしょうかと逆に私の方から問いかけたいと思います。
Question
時事通信です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今年夏に予定されている東京五輪の開催を危ぶむ声が出ていますが、どのようにお考えですか。
Answer
オリンピックというものは日本だけで行う国民体育大会ではないですから、これは日本だけの判断で決められるものではなくて、各国の色々なご意見等を参考にしながら決めるべきだと思いますが、日本としてはこれが大方のご協力によって、まず混乱を終息させて、従来の方針通り開会できるように懸命の努力をするということが当面大事なことだと思っています。
Question
共同通信です。共同通信では14日から本日16日までの間で世論調査を行いました。内閣支持率は前回より8.7ポイント回復で49.7%となりました。新型コロナウイルスの政府対応に関しては評価するが48.3%、評価しないが44.3%で拮抗するかたちとなっていますが、こうした結果について受け止めをお聞かせ下さい。
Answer
支持が上がっているということは大いに結構なことだと思いますが、ウイルスの問題についてはそのような判断が出るというのは当然なことだと思いますが、今日はこれは何%と競うのではなくて、一日も早くウイルスの根源をまず終息させることに全力を注ぐべきだと思っています。その上で、色々な対策が自ずから打たれるわけですから、この際、日本国の名誉にかけてしっかりした対応をやっていかなければならないと思っています。
Question
共同通信です。五輪の開催については世論調査の方で、予定通り開催できないのではないかとの声が69.9%にのぼりましたが、さらに経済に対する懸念の声というのは9割を超えています。この点に関して、不安の払しょくについてどのように取り組まれていくかお考えをお聞かせ下さい。
Answer
要は、病原といいますか、元を早く終息させて、国民の皆さんが世界の色々な方々が安心安全の状態で参加できるという状況をつくることがまず一番であり、それができれば、他は自ずから解決するだろうと思っています。
Question
朝日新聞です。学校の一斉休校が全国で行われています。新年度から休校の状態をやめて戻すべきではないかということが多くの人の関心材料かと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
Answer
関係者のそれぞれのご判断ですが、新学期は、みんなが新たな気持ちを持って、わぁという歓声を上げて校庭に飛び出すような、あの子供たちの雰囲気が再現できるようにすることが政治として一番大事なことだと思っています。
Question
NHKです。森法務大臣について、先週の予算委員会の東日本大震災に関する答弁で、震災の際に検察官が最初に逃げた、ということで問題のある答弁をしたのですが、それは個人の見解だったとして不適当であった、と撤回しました。今日の予算委員会で、野党はこの答弁について、自分が所管する検察官について最初に逃げたというようなことを言う大臣は辞任すべきだということで、辞任を求めています。辞任の必要性について、どうお考えですか。
Answer
ご本人が判断することでありますが、このことに関しては本人も十分感ずるところがあるでしょうから、ご本人の判断に任せたいと思っています。
Question
毎日新聞です。さきほど稲田幹事長代行が女性議員飛躍の会から女性議員を増やす方策について要望の申し入れがあったかと思いますが、その中で比例上位に女性候補を載せるといった案があるとのことですが、要望を受けての感想はいかがですか。
Answer
これは私ひとりが決めることではなくて、党内で十分ご相談をしなければいけませんが、各地域にひとりずつ女性候補を党が推薦するということなど、試みのひとつとしてあり得るだろうと思っています。