【冒頭発言】（高鳥筆頭副幹事長）
本日の役員連絡会の概要を報告致します。
森山国対委員長からは、国会情勢の報告がありました。
岸田政調会長からは、新型コロナウイルスの影響で、大規模集会を控える動きが広がっている。3月8日の党大会について、現在は開催する方向だと思うが、今後の状況を見ながら、規模や、やり方について検討していくことが必要ではないかという問題提起がありました。
とかしきなおみ女性局次長からは、ミニパンフ『幸せのカタチ～私たちの憲法～』について説明、報告がありました。
その他、仮にパーティーや集会を控えるとすれば、党としての基準を設けた方がよいのではないかとの意見がありました。
以上です。
【冒頭発言】（二階幹事長）
新型コロナウイルスの感染が各地に拡がり、局面が大きく変わってきました。昨日の役員会では、安倍総理から「国内の治療相談体制の拡充を行う」との考えが表明されました。党としてもこのことに対してしっかりしたサポートをしていきたいと思っています。
私も昨日地元に参りまして、和歌山県における様々な課題や要望等を伺って参りましたが、国民の皆さんが不安を感じることが無いように、政府は緊急対策のスピードをさらに上げるとともに、積極的な情報提供をしていくことが必要です。党としてもそれに呼応して、しっかりとした対応をしていきたいと思っています。
以上です。
質疑応答
- 読売新聞です。新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、3月に予定されている党大会の延期や中止等はあり得ますか。また、判断はいつ頃までにされますか。
- 現在のところ、如何にするかということを考えている最中ですが、これから検討していきたいと思っています。当然、できるだけ早く判断したいと思っています。全国から集まって来られる方々の東京への出張の計画等もあるわけですから、きちっとした対応をしたいと思います。他に及ぼす影響も少なからぬものがあると思いますから、そのことを念頭に入れて最終判断をしなければならないと思っています。
- 毎日新聞です。党大会を予定通り開催すべきか延期すべきかどうお考えですか。
- いま私がこのことに対して答えることはできませんが、自民党大会をどうするかということは、他にも大きく影響を及ぼすわけですから、緊急で判断しなければならないことではありますが、慎重な判断も必要だと思っています。
- 北海道新聞です。党大会の規模のあり方についてもというような意見もあったとのことですか、縮小して開催するという考えはあるのでしょうか。
- 規模縮小とはいったいどうするのかということ。300人集まる予定のものを100人体制にしたとする。どこの地域でも300人であると心づもりして頂いているものを100人にするというのは大変なことです。口で言うのは簡単ですが、実行にはまだ知恵が必要だと思います。
- テレビ朝日です。パーティーや集会を控えるとしたら党としての基準を設けた方がよいのではないかという意見が出たとのことですが、それについてどのようにお考えでしょうか。
- 口で言うのは簡単ですが、どういう基準にするのか、何故にそういう基準になったのか、いろいろな意見が出てきますが、その会合毎に主催責任者がいますから、その責任者が責任をもった判断をするのが一番いいと思います。東京から九州の会合を新型コロナウイルスが発生しているからどうだと言ってみても、非常に緊張感をもっている地域と、さほど具体的な動きになっていない地域もあるのではないでしょうか。温度差はあると思います。そのあたりは地域のご判断を参考にしないとなりません。
- 毎日新聞です。昨日の予算委員会で総理と辻元議員がホテル側に桜を見る会について見解を聞いて答弁が食い違うということがありました。それに反発して野党が委員会を欠席する状況になっています。自民党の方はそのまま予算員会を開いていますが、その状況と理由についてどのようにお考えですか。
- 重要な予算審議も控えておりますから、我々は国民の経済、景気対策等を考えれば、最も重要なことですから、時間をずっと伸ばしていていいということではありません。会議を促進する努力を現場がなさることは理解できます。
- 毎日新聞です。総理の答弁とホテル側の見解が食い違うなかで、そのまま委員会を開いていることについては問題ないとお考えですか。
- 会議の中で解決していけばよいのではないでしょうか。
- NHKです。総理の答弁とホテル側の見解との食い違いを理由に野党は委員会を欠席していますが、野党の対応についてはどのようにお考えですか。また、野党は委員会に出席するにあたって、見解の食い違いについて書面で回答するように求めていますが、その求めている理由についてどのようにお考えですか。
- 野党の対応については私が論評することではありません。野党は野党です。野党の求めに対して私の立場で言うべきではないと思っています。
- 毎日新聞です。野党は、口頭ではなく書面で、と頑なに主張していますが、その主張についてはどのように思われますか。
- 私が野党の言っていることに対して良いとか悪いとか言って、新たな議論を呼ぶようなことに乗るわけにはいきません。
- TBSです。予算委員会で審議ができていない状況について、与党側としても環境を整えるためにも書面での回答を総理側に求めるという考えはないのでしょうか。
- これはそれぞれの責任者が今の事態をちゃんと理解しているわけですから、それに対してなるほどと皆が思うような良識ある判断がなされるだろうと思っています。
- 日経新聞です。緊急時の意思決定のあり方について、自衛隊の中東派遣で海上警備行動を発令する際は、幹事長、総務会長、政調会長、参院会長、参院幹事長の5人の了承で閣議決定を認め、できるだけ早く、政調、総務会に報告するという対応にしたということですが、この事案に限らず緊急時には同様の意思決定の仕組みを広げていくべきだとお考えですか。
- これはケースバイケースで考えていけばよいのであって、本来はちゃんとした組織、機関の決定があれば一番よいと思います。