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記者会見予算党員

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

二階幹事長

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【冒頭発言】(金田幹事長代理)

今日の役員連絡会の概要を報告いたします。
まず、森山国対委員長からは、予算委員会は明日に分科会、明後日は集中審議を5hと先週21日に消化しきれなかった一般質疑の残余分を含めた一般質疑3h35mを行う。来年度予算の早期成立を目指し、速やかに参議院に送付できるよう全力を尽くすとの発言がありました。
岸田政調会長からは、今週は火曜日、木曜日と政審を開催する。児童虐待について、明日厚労部会と特命委員会の合同会議を行い、児童福祉法と虐待防止法の改正について議論し、政府に実効性のある対策を求めていくとの発言がございました。
山東党紀委員長からは、田畑毅議員から提出された離党届について、党紀委員会で審査し、離党を了承したとの報告がございました。
山口組織本部長からは、平成30年の党員数について、対前年度比103.02%、32,319名増え、110万879名となり、政権奪還以降6年連続増となったとの報告がございました。

以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

連日予算委員会で審議を続けていただいているが、今週は衆院通過に向けて大変大事な週になりますので、何卒よろしくお願いする。党を挙げて、予算委員会での質疑は予定通りの結果を求めて最後の仕上げまでしっかりとやっていきたい。

以上です。

質疑応答

Question
毎日新聞です。今週の予算委員会で、本予算が通過する可能性があります。どのような心持ちで臨むお考えでしょうか。
Answer
予算委員会での通過は、われわれとしては予定通りのことでありますから、これを受けて今後政策の実現に具体的に取り組んでいきたいと思っています。
Question
時事通信です。党員数に関しては、110万人台ということで着実に増加を続けております。今回の党員の数についての受け止めをお願いします。党としては120万党員を掲げておりますが、今後はどのように取り組まれますか。
Answer
私はやはり内外に明らかにした120万ということをまず達成するのが当面の大きな目標だと思っています。それを達成したうえで、今後の問題についてよく党内でも、また外部の党員の皆さんのご意見等も十分お聞きしたうえで、しっかりとした本当の意味での国民政党としての行き方を求めていきたいと思います。
Question
共同通信です。日曜日に沖縄県では県民投票がありました。投票率が50%を超えたうえで、辺野古の埋め立てに反対する意見が7割を超えました。これについての受け止めをお願いします。
Answer
県民投票でありますから、これをわれわれとしては真摯に受け止めなければなりません。今後とも沖縄の基地負担軽減と振興策、最も危険と思われる普天間基地の固定化の回避を両立しながらわが国を取り巻く安全保障環境を踏まえ、国民の生命と領土・領空を守る体制の構築を図っていくことが重要であります。沖縄県および県民の皆様のご理解とご協力を得られるよう、今後も党として最善の努力を続けてまいりたいと思っています。
Question
共同通信です。政府はこの結果を受けても工事を続行する考えを示しておりまして、昨日も土砂の投入を進めました。県民投票で出た意思とは反対の動きになりますが、こうした政府の対応についてはどうお考えでしょうか。
Answer
県民投票は県民の皆さんのご意思であることは十分頭に置きながら、しかしそれでも政府は政府としてのやるべきことがあるわけですから。そこは調和を図っていきたいと思います。
Question
日本経済新聞です。過去には党員を集めた議員の上位者と下位者の公表をしたことがあります。これについてはどういう対応を取られるお考えでしょうか。
Answer
われわれ国会議員で自民党に所属している者として、党員を増やすということは党の今後の伸張に大きく影響するものですから。これはたいへん大事だと思っています。基盤が緩んでいたり、あるいはその基盤がもし小さくなっていくようなことがあっては、これではどんな将来も何もありません。したがって、党員の目標というのはやはり常に真剣に、われわれ党を構成するメンバーが考えていかなければならない問題だと思っています。
Question
日本経済新聞です。天皇陛下の御在位30年に関連して、昨日の議運委員会で、本日の本会議で賀詞の奉呈を決議することを決めました。共産党は反対して本会議を欠席する方針です。受け止めをお願いします。
Answer
共産党は共産党の考えでしょうから、共産党に聞いてください。われわれは天皇陛下が今日まで国民に寄り添って、大変国際的にも模範的な天皇の立場を続けて来られて、そのご努力というものは大変なものがあるとお察し申し上げます。そういう意味では御在位30年、われわれは心からお慶びを申し上げたい。そして日本の歴史に残ることだと思っています。
Question
時事通信です。派閥にも関わる話ですが、昨日、岸田政調会長は元衆議院議員であり支部長を務めておられる吉川赳さんのところに入り、吉川さんは近いうちに選挙を乗り越えて国政に戻ってくる。力を合わせてやっていきたいという話をされました。これに関しては、志帥会に所属する細野先生と競合する形になりますが、幹事長としてはこの状況をどう解決していくお考えでしょうか。
Answer
一々細々したこと、1人の政治家がどこで何を言ったかということを一々キャッチして党が呼び立てて意見をまとめるというようなことではなくて、われわれは名前の通りの自由民主党ですから、どうぞご自由にご発言いただいて結構かと思います。しかし、地元の選挙民の皆さんが正確に判断することですから。われわれはそれに寄り添って、これからも取り組んでいきたいと思っています。
Question
テレビ朝日です。山東党紀委員長から、田畑議員の離党を了承したという報告が役員連絡会でございました。田畑議員に関しては議員辞職を求める声も上がっており、先日は県連から幹事長のもとに議員辞職を求める上申書も提出されました。本人はまだ何も説明をしておりませんが、こういう状況の中で、田畑議員はどのような身の振り方をするべきだとお考えでしょうか。また議員辞職をするべきかどうかについて、どのようにお考えでしょうか。
Answer
議員の辞職というか議員の職責というのは大変重要なもので、田畑さんが何票であったかは存じませんが、いずれにしても皆は10万前後の票をいただいて議席や立場を得ているわけです。その立場を放棄するとか、あるいは放棄しなさいとかは軽々に言うべきことではなくて、慎重の上にも慎重に対応していきたい。いずれにしても、われわれは本人の意思というものを1番に考えていきたい。
Question
東京新聞です。昨日、総務省は統計委員会の委員長が多忙を理由に国会審議に協力をしないという意向を示したという文書を野党の理事に示しましたが、それは実は総務省が委員長に無断で作成していて、統計委員長も不快感を示し、石田総務大臣が予算委員会で謝罪することになりました。統計の不正問題や財務省の文書改ざん問題も含めて、官僚機構が本来やってはいけないことを平気でやるような事態が続いています。これについてどうお考えでしょうか。
Answer
そんな大袈裟に捉えればそういうことかもしれませんが、われわれはこれについては良識ある判断を待ちたいと思います。
Question
共同通信です。普天間移設の話ですが、これを合意した時の橋本龍太郎総理は当時の大田知事と17回会談をして普天間合意をまとめられました。それに比べると、安倍首相と地元の知事との対話の回数が少ないという意見もあります。こうした考えについて、どうお考えでしょうか。
Answer
それは一つの方向が指示されて具体的に物事が進んでいる時と、これから何をしようとして会合をする場合とおのずとあるでしょうから。会談の回数なんかは関係ないと思いますが、今日の状況を受けて、総理もしっかり対応するだろうというふうに期待しています。