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記者会見

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

2018年10月9日(火)10:52~11:05
於:党本部平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(金田幹事長代理)

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは先週3日に維新を除く野党を代表して、立憲民主党の辻元国対委員長から臨時国会の早期召集、それから補正予算の中身は災害対策を中心に、3つ目に臨時国会における予算委員会は十分な審議時間を取って欲しい。この3点について申し入れがあったとの説明がございました。これに対し森山国対委員長からは「臨時国会の早期召集と補正予算の中身については政府に伝える。予算委員会については前例も参考にしながら協議させていただく」旨回答した旨報告がございました。
橋本参議院議員会長からでありますが、参議院人事の説明がありました。
続いて甘利選対委員長からは、先ほど会見で説明があったかと思いますが、新潟市長選挙で元参議院議員の中原八一氏を党本部支持とする旨の報告がございました。
岸田政調会長からは本日の総務会で政調人事を諮る予定であること、具体的には政務調査会の会長代理、副会長人事でございます。政府は、補正予算編成作業が今週いっぱいかかるので来週から党内手続きをはじめたい。このような報告がございました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

私の方からは人事案件について、総裁・幹事長が指名する役職の他に、組織、国対等の各役職につき、本日の総務会で正式に決定される見込みであります。そのように運んでまいります。衆議院の常任・特別委員長、調査会長の予定者も内定しております。本日から第8回日中与党交流協議会が始まります。北海道と東京でそれぞれ会議を行う予定。中国側も相当頑張って代表団を送って来ておりますから、実りのある、内容のある与党協議会にしてまいりたいと思っております。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信です。幹事長から、人事案件についてというご報告という話がありました。総理が目指す憲法改正について下村先生を本部長にという話もございますが、総理が総裁選で掲げた公約の実現に向けて今日の決めた陣容について、幹事長としてはどのように見ておられますか。
Answer
この自由民主党というのは広く多くのご意見を吸収して、その中で落着点を見出して円満に事を進めて行くというのが党としてそういう慣習で取り組んでおります。これからもそういう方針、考え方は変えずに行きたいと思っております。
Question
朝日新聞です。学校法人加計学園の理事長が獣医学部の新設をめぐる問題について改めて会見を開きましたが、疑惑解明には至っておりません。野党側は臨時国会での招致を求めておりますが、幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
その辺の内容は詳しい報告を受けておりませんので、今後そういうことをよく調査をして準備をしたいと思っています。
Question
時事通信です。関連で、加計理事長はやはり改めて総理との面会というのを否定しておりますが、幹事長としては、理事長が会見で総理との面会を改めて否定したという部分で疑惑の払拭が出来たというふうに感じておられますか。
Answer
これはお二方の間のお話でありますから、われわれがそのことに立ち至ってないものは改めてどっちの考え方が正しいんだとかどっちの考え方がどうだとかというのをお二人そのうち冷静に判断して、良識のあるところで結論を出していただければ結構ですが。こういう問題でですね、そう長く時間を取るというのは適当でありませんので。速やかな対応が出来るようにこっちからもある程度じっと待っているだけで無くて、積極的にご相談してまいりたいとも思っております。
Question
NHKです。憲法について、総理は来る臨時国会に憲法の改正案を提出したい、目指したいと重ねて示しておられます。臨時国会に向けて、幹事長は具体的に目処を持っていらっしゃるか。現状をどうとらえていらっしゃいますか。
Answer
憲法問題は大変重要な国としても大きな問題ですから、慎重にやらなきゃいけないところは慎重にやっていくのは当然のことですが、そうだからと言って慎重ばかり言っとったのでは、事は全く進まないということになっても、これは職務を全うしたことにならんでしょうから。適当なところをよくご意見を頂戴しながら判断していきたいと、このように思っています。
Question
時事通信です。今日から幹事長が午後に出発をされます日中与党協議会、総理の訪中という報道もある中であります。改めて今回の日中交流協議会をどのようなものにしたいかという意気込みを伺えれば。
Answer
意気込みと言うほどのことはありませんが、日中の間でお互いに与党がこういうふうにしておこうということでこのような運びになってきたわけですが、過去をずっと振り返ってみて、話し合いの場を持つことさえ難しかった時もあることに比べれば、今こうしてざっくばらんに、あるいはまた向こうからも来ていただき、こっちからも伺うと、そういう円満な運営が定着してきたということは大変結構なことであると。その基本に立ってわれわれはこれから両国の国民の指し示す方向について探っていきたいと思っております。
Question
NHKです。先週、役員人事と内閣改造がありました。その後各社の世論調査で報じられている中でも、支持率が上がるということは無く横ばいというのが現状であります。内閣改造後は上がるというのが通例であるところが横ばいであるという指摘もあります。この現状、世論の評価をどう見ていますか。
Answer
世論と言いますか、国民の皆さんの観察、判断はやはりなかなかいいところを指し示すものだなということを謙虚に今の現状を私どもも見ておりますが、これからも反省を怠らずしっかりして進めて行きたいと思っております。
Question
共同通信です。筆頭副幹事長に新たに稲田さんが就かれますけれども、今後その役割について期待するところがあればお願いします。
Answer
稲田先生に対しては、もう党三役も終えられておられる方でありますし、優秀さを私がここで説明、証明しなくたってみんなご承知のとおりでありますし、信頼をして相当部分をお任せしていきたいと思いますが、まずこの女性問題、これはぜひ専門の立場から遠慮無くご意見を出していただきたいと期待しております。その他、いろんなご意見は過去ずっと閣僚やらのご活動の中でわれわれも承知しておりますから大体想像はつきますが、よく承って女性のご意見を自民党の政治の中に反映して行けるようにしようと、こう思っています。
Question
読売新聞です。本日新しい陣容になって初めての役員連絡会が行われました。改めて今後どういうふうに挙党態勢を取って党運営を進めていくかをお願いします。
Answer
皆さんのご意見を十分聞いて、そして円満な落ち着き先を求めて結論を出していく。あんまり焦らないことで、慎重にやるということが大事だと思いますが、特に構えたところはありません。