ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

2018年9月11日(火)10:52~11:07
於:党本部平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
まず高村副総裁からは、地震、台風、豪雨、沖縄知事選、予算編成その他やらなければならないことが沢山あるが、抜かりなくお願いしたいというご発言がありました。
森山国対委員長からは災害対策特別委員会は、本日13時から理事懇を開き、台風21号や北海道地震による被害状況などについて政府から報告を受ける。また昨日、立憲民主党の辻元国対委員長から、維新を除く野党の要望として、補正予算の早期編成と臨時国会の早期召集の2点について申し入れがあり、政府に伝えると回答したという報告がありました。
橋本参議院議員会長からは断水で、かなり長く避難しなければならない人が多くなる状況であり、対応したいという北海道の地震に関連するご報告がありました。
塩谷選対委員長からは13日の沖縄県知事選出陣式に、自民・公明の両選対委員長で出席するという報告がありました。
野田総裁選挙管理委員長からは総裁選挙に関する報告がありました。
最後に、吉川道連会長から北海道の地震に対する党の対応等の様々なことに対するお礼、また今後災害対策に関するご協力の一言などのご報告がありました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

先週6日に「自由民主党平成30年9月北海道地震・台風21号災害対策本部」を設置し、私が本部長をやると決まりました。本日第3回目の会議を開く予定になっております。明日から本部長代行である岸田政調会長が大阪と北海道に入る、こういう予定になっておることも申し上げておきます。

以上です。

質疑応答

Question
NHKの田尻です。昨日、延期されていました総裁選挙の立会演説会等が行われました。地震の影響で予定変更になっていたのですが、選挙戦の論戦が始まるという形になりました。改めてこの総裁選挙、安倍総理と石破元幹事長の選挙戦にどのような期待を持っているか、一言お願いします。
Answer
始まったばかりですから、盛り上がっているというふうな状況ではありませんが、これから徐々にそういう方向に持って行くように、党の組織を挙げてそういう努力をこれから積み重ねていきたいと思っております。
Question
NHKの田尻です。昨日は両候補、政策全般に渡ってそれぞれの主張をされました。幹事長はご出張中だったので直接ご覧にはなっていないと思いますけれども、報道などを通じて伝えられるところで、お感じになっているところがあればお願いします。
Answer
御両者とも誠実なお人柄でありますから。その姿がそのまま政策と併せて表に出たと、そのことによる一般の受け止め方というのは、非常にこの立派な候補が、甲乙付け難いような立派な候補を表に送り出すことが出来た、自民党は。そういう意味での評価をいただいているとやに聞いております。
Question
日本テレビの黒島です。昨日まで沖縄の方に知事選の応援に行かれていたと思います。現在の、自公が推薦している候補が票を開けられているという世論調査の結果も出ているんですけれども、実際に現地に入られてどのようにご覧になったのかということ。またどのような応援をされていくのか。
Answer
選挙はどこのいずこの選挙であっても全力投球をしなければいけませんが、政治的に色々な要素が加わっております沖縄でありますから。われわれはこの選挙を重要視しながらこれからも取り組んでいきたいと思っております。それは1回2回行ったからということで簡単にはまいりませんが、私も回を重ねて沖縄を訪問したいと思っております。
Question
時事通信の水谷です。昨日から総裁選に関する論戦が始まっております。改めて14日15日16日には討論会や街頭演説会があります。幹事長としては特に論点、争点としてここに注目しているというのはございますか。
Answer
両人とも党の人でありますし、日頃から色んなご意見を述べられておるわけでありますから。特別変わったご発言や内容というものに接したわけではありませんが、両者それぞれお人柄も含めて立派に戦っているのではないかというふうに思っております。
Question
朝日新聞の明楽です。昨日総理は総裁選の論戦の中で、憲法改正の提出時期について秋の臨時国会を目指すと仰いました。この日程観について幹事長はどのようにお考えでしょうか。
Answer
どういうこれからプロセスを踏んでそこへ持って行くかということ、まだ明らかにされておりませんから。いま軽軽に判断することはいかがかと思いますが、いずれにしても現総理の考え方はそういうことだということが明確になったわけですから。これを受けて、また選挙の結果を見て方向を出していけば良いのではないかと。
Question
朝日新聞の明楽です。幹事長はこれまで慎重の上にも慎重にと仰って来ましたが、現段階で秋の臨時国会への提出というのは、慎重の上にも慎重にということからするとどうでしょうか。
Answer
総裁選挙の結果が出てみないことには何とも言えませんが、今総裁選挙の推移と併せてこの今の状況で良いのかなということが選挙管理委員会も含めて関係者のみなさんが判断されることですが、一概にこのことをここで論評するわけにはいかないと思っております。
Question
北海道新聞の金子です。北海道での地震もありましたし、また台風21号の被害もあった関係で、防災対策とか災害対策について、総裁選で大きな争点になるというふうに幹事長はご覧になっていますでしょうか。候補の石破元幹事長は防災省の創設を訴えて、それに対して安倍総理は否定的な考えを示しておられますけれども、そのことについても幹事長のお考えをいただければと思います。
Answer
みんな総裁選挙ですから、いろんな政策や討論も大いに結構でありまして盛り上げていただきたいと思いますが、災害に対してはそんなに簡単なもんじゃありませんが、この総裁選挙が防災対策の推進にその一助になったと、こう言われるようになれば幸いだと思います。
Question
東京新聞の中根です。今の質問に関連して、北海道地震もあり台風による関西国際空港の損傷もあり、西日本豪雨もあり、全国各地で自然災害が発生しています。当然、今後補正予算をどうするかという話になっていくかと思われますが、幹事長自身は今回の防災対策の補正予算を組む場合にどういうことを重視されますか。
Answer
補正予算ということに対して、まだ決まったわけでもありませんから、この内容だとか数字だとかということは申し上げる訳にはまいりませんが、ご質問にありましたようなことで、どなたも総裁選挙は総裁選挙としながらも、是非補正予算をという声は内外から沢山届いておる。それが今日の現状ですから。選挙が終わりまして、これは決着を付けたいと思っております。
Question
毎日新聞の竹内です。沖縄の知事選に戻りますけれども、幹事長は昨日まで沖縄に入られて、どういうところが争点になるか、どういうところを訴えていきたいか、どのように感じられましたか。
Answer
沖縄の知事選挙と言いますと、やはり沖縄独特のテーマがあるわけですから。それに基づいて対応・対策を考えて行かなければいけないと思っておりますが、とにかく全力を尽くして、いずこの選挙も重要ですが、特に重要な選挙だ。ただし昨夜、沖縄の選挙のことで演説会のようなものがなされましたが、これはもう大変な超満員と申し上げても差し障り無いような盛況ぶりでした。選挙の関心はあるなという手ごたえを感じました。
Question
北海道新聞の金子です。日露首脳会談について伺います。昨日の日露首脳会談では、北方四島での共同経済活動について、日露間で海産物、雲丹ですとかの養殖について具体化に向けた工程表で合意をしましたけれども、詳細部分では不透明な部分も多くて領土問題の進展に何処までつながっていくのかということが見通せない状況です。今回のこの会談の評価と、今後日本政府に望むことについて幹事長の考えをお願い致します。
Answer
再三このような会を持って、もっと問題やテーマを前に進めるという努力は政府も党もお互いに必要だと思いますが、今回は今回で一応これは成功だと思いますが、今後において更にこれが現実のものとなるように大いに努力をしたいと思っています。