2018年7月2日(月)17:55~18:05
於:院内平河クラブ会見場
冒頭発言(柴山筆頭副幹事長)
今日の役員会の概要を発表いたします。
まず安倍総裁からは、高円宮家の絢子女王殿下と守屋慧さんのご婚約が宮内庁から発表された。心からお慶び申し上げますということでした。羽生結弦選手に国民栄誉賞を授与した。深い感動や夢、希望を国民に与え、震災復興のメッセージともなった。今後のご活躍にも期待したいという慶びの声がございました。また先週、働き方改革とTPPが成立した。そこでの議論や附帯決議を踏まえ適切に運用していきたい。残りの法案の成立にも万全を期したいという決意の表明がありました。
高村副総裁からも働き方改革やTPPなど成果が上がっている。引き続きお願いしたい。
森山国対委員長からは「憲法改正国民投票法」の取り扱いについて、5日に審査会を開いて趣旨説明を行う方向で調整している。その後については参議院と相談しながら進めて行きたいというお話がありました。また、会期もあと3週間となった。参議院と連携しながら残された法案の成立に向けて全力を尽くしたいとお話がありました。
関口参院国対委員長からは、残された重要法案の成立に向け第2ステージに入る。しっかりと審議したいというお話でした。
吉田参議院幹事長からは、羽生結弦さんが国民栄誉賞を授与されたが「メダリストは勝って反省する」という言葉があるが、私はこれが心に響いた。政治にも同じことが言える。国対が努力し、衆院と連携し、成り立っている。緩めることなく全力で行きたいというお話でした。
岸田政調会長からは6日に政調全体会議で来年度予算の概算要求を議論するということでした。
竹下総務会長は、明日と金曜日に総務会を開催するという報告がありました。
以上です。
冒頭発言(二階幹事長)
先週、今国会の最重要法案である「働き方改革関連法」が成立したのはご承知のとおりであります。残る会期も重要法案の成立に向け、政府与党一致団結して取り組んでいきたいと思います。
故谷川和穂先生の「お別れの会」は党葬で行われますが、7月21日1時よりご地元の東広島市で行われることになりました。実行委員長は高村副総裁にお願いしております。
以上です。
質疑応答
- NHKです。残る重要法案というお話もありました。週も明けまして残り3週間という中で、残る法案の成立に向けて与党としてどう取り組むか。幹事長として一言お願いします。
- まぁ会期延長の後の対応ということについて、その都度、関係者には申し上げてよく依頼をしておりますから。十分だと思っております。
- 日本テレビです。先週、小泉筆頭副幹事長を中心とする若手議員が勉強会で、国会改革に関する提言を取りまとめられました。その翌日には超党派の議員による国会改革に関する勉強会も始まりました。そのような国会改革に関連する若手議員の方々の動きについては、どのようにご覧になっておりますか。
- さすが自民党という感じでありまして、そういう若手の方から色んなご意見が出ることは大いに歓迎したいと思っております。
- 北海道新聞です。先週末、参議院で働き方改革関連法案が成立しました。この時参議院では、野党第1党の国民民主党と野党第2党の立憲民主党で採決の受け入れを巡って対応が分かれまして、野党側で足並みの乱れが見られました。国民民主党は採決を受ける形で、立憲民主党は委員長の解任決議案を出して抵抗を試みました。こういった動きについて、幹事長はどんなふうにご覧になっておりますか。
- 野党のことですから。格別批判を当方から申し出るつもりはありませんが、慎重に見守っていきたいと思っています。
- 時事通信です。今日の役員会の中でも、国民投票法が5日に趣旨説明という話がありました。憲法改正の議論について、総裁は今年の年頭に非常に強い意欲を示しておりましたけれども、その前段となる国民投票法の改正案というのもなかなか審議が進んでいない状況です。憲法改正について幹事長は現状どのように見られておりますか。
- 国民投票法にしても、憲法改正についても、やはりこれは急いではならんことでありまして、慎重の上にも慎重に対応していくということが大事であると思っております。したがって、今はこういう状態でありますが、あんまり焦ることなく慎重に対応していきたいと思います。
- 日本経済新聞です。国民投票法については、会期末までかなり時間の少ない中で、かなり日程として窮屈だと思います。今国会での成立ということにどの程度こだわるべきなのか、幹事長としてはどんなふうにお考えでしょうか。
- こだわってみたところで、そうならないものはならないわけですから。慎重に審議の動向を見定めながらやっていきたいと思っています。
- NHKです。慎重にということに言い尽くされているのかもしれませんが、国民投票法は、公明党は公明党で対案を取りまとめております。自公の中でもこういう状態、会期内の中での議論としてはどう進めていくかというお考えはありますか。
- 会期はまだ、いよいよ残り少なくなって来たと言えばそういう表現が正しいと思いますが、会期の残りがあと僅かという状況でもありませんから。これからの審議の動向を見ながら、判断をしていきたいと思っております。