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記者会見

政府与党連絡会議後 萩生田幹事長代行記者会見

2018年7月2日(月)12:39~12:46
於:院内平河クラブ会見場

萩生田幹事長代行

冒頭発言

政府与党連絡会議の、わが党関係の発言についてご報告を申し上げます。
冒頭の総理発言についてはご案内のとおりであります。
二階幹事長からは、先週、今国会の最重要法案である「働き方改革関連法」が成立した。大きな制度改正になるので、今後、政府はしっかりと周知徹底に努めてほしい旨の発言がございました。残る会期も重要法案の成立に向け、政府与党一致団結していきたい。宜しくお願いしたいとの発言がございました。
続きまして岸田政調会長から、まず大阪北部地震につきましては翌日に現地調査を行い、すでに3回にわたり対策会議を行っている。今回の震災の様々な教訓をしっかりと活かして、防火・防災力を高めていく努力をしていきたい。今後、台風や水害の時期になるので、政府と協力をして災害防止にも全力を挙げていきたい。来年度の予算につきまして、7月6日に政調全体会議を行い基本方針について議論をするとの発言がございました。
続きまして橋本参議院会長からは、羽生結弦さんの国民栄誉賞についての祝意と、本日12時40分より復興庁からも、羽入選手が仙台市出身で、復興にこの間努力をいただいたということで、表彰を受ける報告がございました。スポーツ界を挙げて復興の支援を引き続きやっていく旨の発言があったところです。残りの会期を、政府そして公明党の皆さんとしっかり協力して取り組む旨の発言がございました。
続きまして森山国対委員長からは、憲法改正の審査会について、本日15時から幹事懇を開いて、今週5日(木)にも審査会を目指したい旨の発言がございました。残りの会期も参議院と連携しながら全力で臨みたいとの発言でした。
続いて関口参議院国対委員長からは、先週、働き方改革とTPPが成立したことに対して感謝の意が示されました。残りの重要法案が第2ステージに入るので、公明党また衆議院のみなさんと連携をしてしっかりと成立を目指す。明日はギャンブル依存症が内閣委員会で審議をされる予定。法務委員会や厚労委員会など積極的に委員会を開催し、この国会を延長したことを、その意義を国民の皆様にしっかり示すことが出来るように努力をしたい旨の発言がございました。
以上がわが党代表者の発言でございますが、終了後再び総理から発言がございまして、改めて働き方とTPPの成立について御礼がございました。特にTPPの成立は、昨日から行われているRCEPの会合の直前にTPP11が成立したことによって、会議を日本で開催し、また日本が世界の自由な貿易をリードする大きなインセンティブになった。来週、日程が許せば日EUの会合にも出てEPAの署名もしたいというところから、こういった貿易に対するわが国のリーダーシップが発信出来たことは大変ありがたいことだったと。わが国は国際社会で申し上げたことはきちんと実現をする、約束をするという姿勢を引き続き示していきたい旨、再度発言があったところです。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。会議の中でも、残りの重要法案が第2ステージという言葉もあったようです。ギャンブル依存症とIR、また参議院の選挙制度と続きますが、改めて今週以降の国会審議に与党としてどう臨むか。
Answer
第2ステージというのは関口参議院国対委員長の言葉なんですけれども、残り三週間弱ということになりました。まだ参議院で議決に満たない重要法案は数多くありますので、こういった点を、緊張感を持ってしっかり取り組んでまいりたいと思いますし、衆の方も参議院から送られてくる参議院先議の法案について、きちんと期限内で結果を出す。そういう決意で臨ませていただきたいと思います。
Question
日本テレビです。先週、小泉筆頭副幹事長を中心とする若手議員の勉強会の中で、国会改革に関する提言が発表されました。その翌日には与野党の超党派の議員による国会改革の勉強会も立ち上がりました。そうした若手議員からの動きについては、どのようにご覧になっておりますか。
Answer
わが党の若い皆様が国会の在り方について積極的な議論をしていることは承知をしておりますし、また小泉さんにつきましては筆頭副幹事長という立場もありますので、幹事長室の幹部会議の中でも、その都度方針や取り組みについて報告を受けているところでございます。幹事長も私も、ぜひ若い皆様の感性で様々な議論は進めるべきだということで奨励をさせていただいております。他方、超党派で国会改革ということで議連が出来たことはたいへん歓迎すべきことだと思いますが、具体的な改革については過去からの経緯や申し合わせ事項もございますし、議運やあるいは議運の中の小委員会もございますので。そこは意見交換の場であって、何かを決める場所ではないということは彼らも承知の上でスタートしたんだと思います。なかなかオフィシャルな委員会ですと出辛いとか発言がし辛いというところが、もしかするとそれぞれの党の中にあったとすれば、ある意味場外で少し自由に若い人たちが集まって意見交換をすることによって新たな方向が模索出来るのだとすれば、それは結果として良いことでは無いかと思いますけれども。繰り返しになりますけれども、決定をする場所ではないということだけは確認をしておきます。ちなみに若い議員じゃなくて、超党派の方は若くない人も入っておりますし、私も一応行ったんですが、いっぱいだったので入れなかったので帰ってきました。