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記者会見

二階幹事長ぶら下がり(新潟知事選挙の結果を受けて)

2018年6月10日(日)22:51~23:02
於:党本部4Fエレベーターホール前

二階俊博幹事長

冒頭発言

皆さんのご協力のおかげで、際どい差ではありますが勝利を収めることが出来ました。心から感謝を申し上げると同時に、この勝利を大切にしてこれからの県政にしっかり邁進していただくと同時に、われわれもこのことを肝に銘じて、後ろから、あまり目立たないようにしながらしっかりバックアップをしたい。このように思っております。

質疑応答

Question
NHKです。今回の選挙、事実上の与野党の対決選挙という構図で戦われました。これで勝利したということの意義といいますか、どのように受け止めますか。
Answer
あまりテクニックを弄してああでもないこうでもないと考えるよりも、純粋に単純にしっかりと自分たちの抱負、政権に向かってどう戦っていくか邁進していくかということを常々考え、それに応じた対応を日頃からやっていくということが如何に大事かということが今回の選挙を物語ってくれていると思っています。
Question
NHKです。そうした中でこの結果。国政に与える影響、また自民党にとって与党にとってどうなのか。この点いかがでしょうか。
Answer
色々と選挙には言い方考え方がありますからね、一回一回の選挙が重要なんですよ。ですからわれわれはこの選挙に勝ったことに驕ることなく、またこの選挙に勝ったことに対してゆめ油断するようなことの無いようにして、今後の政権に全力を尽くしてみんなで盛り上げていきたい。こう思っております。
Question
毎日新聞です。財務省の文書改ざん問題とか森友・加計問題等の追及を受ける中で選挙になりましたけれども、この結果をどう受け止めていらっしゃいますか。
Answer
あのことはわれわれの選挙にプラスになったわけではない。本当に邪魔っ気なことであったと思います。関係の人たちは大いに反省をしてもらいたい。このように思っております。
Question
テレビ東京です。そういう厳しい状況の中で、野党も一枚岩になったわけですが、それでも(現時点で)2万票近くの票差が付いて勝ったわけですけれども。野党の主張というものに共感が広がらなかったという分析でしょうか。
Answer
選挙になって、選挙の作戦を考えたり政策を考えたりして選挙を戦うというのは、まるで選挙屋さんの年中行事のようにそういうことを嬉しがってやりますけれどもね、選挙ってそんなもんじゃないですよ。やはり日常の活動を一生懸命やっているか、それをやはり県民のみなさんはじっと見とるわけですからね。選挙になったからって急に態度を変えたり、あるいは来ている服を脱ぎ替えるようなことを考えてみたところで、そんなことは上手くいくわけがない。ですから、今度の選挙に勝ったからと言って、われわれは安心や慢心することなく、この選挙の意味をよく噛み締めて、次なる戦いに向かって党は全力を尽くしてやっていきたいと、このように思っています。
Question
時事通信です。この選挙は、野党側は新潟県の選挙でありつつも、安倍政権の政権運営を選挙戦の中で激しく批判してきました。その観点から、新潟の選挙ではありますが、今後党内で行われる秋の党総裁選挙への影響はどのように見られますか。
Answer
党の総裁選挙は総裁選挙ですから。これはしかし党の総裁選挙に対しても追い風、いい風が吹いてきたという判断をしても間違いないと思います。
Question
時事通信です。それは安倍総理にとってということですか。
Answer
もちろんそうです。
Question
新潟日報です。今回は党が後ろに引くと言いますか、県民党を掲げているということで、党派色を薄める戦いになりました。この戦略を振り返ってみて功を奏したと言えるのか、それとももっと党が前面に出た方が良かったのか。どう振り返られますか。
Answer
まぁ戦いを終えて今更何を振り返るかということですけれどもね、私は党としてはそれなりに頭を出そうが控えめにしておろうがそんなことはあまり変わりないんですよ。やっている人たちがテクニカルなところで得意がるだけであって、そんなものは選挙に関係ありませんよ、実際は。選挙はやはり現実に地域に住んでおられる人たちが、事に知事選挙なんていうことに対したら一生懸命考えているんですよね。この県の知事を誰に委ねたらいいのか、そういうことに対する、われわれ自民党として政権を獲得し担当させていただいていると同時に、今申し上げたようなことに対して十分配慮をして、気を使ってこれからも対話をしていくべきだということを思っております。
Question
新潟日報です。今回の選挙戦の争点の一つは、柏崎刈羽原発の再稼働というところが大きかったと思います。ご存じのとおり花角候補はかなり慎重姿勢といいますか、将来的には原発ゼロですとか前の米山知事の3つの検証を継続するとか、すぐには柏崎刈羽の再稼働は厳しそうな状況ですけれども、一方で政権与党としては柏崎刈羽も含めて原発再稼働を進める方針だと思いますが、改めて原発についてどう向き合うかをお聞かせください。
Answer
われわれは政権を担当している責任上、いろんな面に対して配慮をしていかなければいけませんが、今度この原発の問題をはじめ、選挙戦の中でもテーマとして各地で、特にマスコミのみなさんが取り上げられたような問題についてはしっかりとした対応をこれからもやってもらいたい。ですから新しい知事が上京して来るでしょうから、お出でになったらその話もしっかりしておきたいと思っております。もちろんわれわれは全面的に知事を支援することには変わりはありません。
Question
毎日新聞です。今回の選挙で、自民党の参議院の幹部の方からは参議院選に向けて絶対に今回の選挙は落とせないという発言が相次いでいましたけれども、これで勝ちまして、来年の参議院選挙に向けてはどのような影響や弾みになりますか。
Answer
色んな選挙を連動して考える人はよくいろんなことを仰いますが、私は選挙は一つ一つの選挙がやはり重要な意味合いを持っていると判断しておりますから。今度、選挙に勝ったからといって次の選挙も上手くいくだろうと、そうではないんですよ。これはこれ、これはこれ。国民の皆さんはそんな連動して考えているわけでは無いんだよ。ピシッピシッとわれわれも緊張感を持って、常に政治、選挙と向き合っていかなければならないという厳しい宿命を担っておるわけです。そのことに、期待に応えたいと思います。
Question
テレビ東京です。この選挙は、党の側も一歩引きつつも総力戦で対応されたというふうに思いますが、その一方で二階派としても河村先生をトップに選挙戦を展開されましたけれども、その成果というのはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
Answer
これはやはり自分らの成果を、活躍の成果を驕って嬉しがって今のご質問に調子を合わせてお答えするということでは無くて、これはこれで県民のみなさんが一生懸命に県知事、県の選挙を考えて下さったことだと思います。もっとも候補者本人は、私が若い頃大臣をやっている時の秘書官でしたから。頭から足の先まで知っております、知っておりますがなかなか立派な男です。知事になれば全国有数の知事になるだろうということを私は最初のころから言っておりましたが、結果的にそういう基盤が出来て、立派な知事になるといっても選挙に勝たなければしょうがないんだから。ですから、選挙に勝たしていただいて次のステップを踏める状態になったということは、大変喜ばしいことではありますが、同時に本人に期待をしたいと思います。