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記者会見

役員会後 二階幹事長記者会見

平成30年5月7日(月)17:48~17:57
於:院内平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

今日の役員会の概要を発表いたします。
最初は安倍総裁から3点あります。1点目が、中東訪問ではイスラエルとパレスチナの和平プロセスなど、わが国に期待する声が大きいことを痛感したということです。2点目が、4日の夕刻に習近平主席と電話会談を行い、北朝鮮の非核化に緊密に連携し対処すること、平和友好条約締結40周年に当たり、日中関係を次なる段階へと高めていくことについて認識を一致したという報告がございました。3点目が、明後日からの日中韓サミットでは李克強首相と文在寅大統領の間で、地域情勢や二か国の問題について、あらゆる角度から議論を尽くし、北東アジアあるいはアジア全体の平和と繁栄に向けた協力関係を構築したい。以上の3点のお話がありました。
高村副総裁からは政府、与野党はそれぞれの立場で国民の期待に応えられるよう国会審議を進め、会期内に成立させるべきものは成立させてほしいというお話がございました。
森山国対委員長からは国会の正常化に向け、断続的に立憲民主党と会談しているという報告がございました。
橋本参議院議員会長からは一日も早い国会正常化に向け、協議を進めて頂きたいというお話がありました。
岸田政調会長からは今週、火曜・木曜に政審を行うという報告がありました。
竹下総務会長からは今週、火曜・金曜に総務会を開催するという報告がありました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

連休も終わりまして、いよいよ国会も終盤に入ることになりました。したがって大事な時期になるので、私どもとしては諸情勢に目配りをしながら対応していきたいと考えております。今後の重要選挙として、新潟県知事選挙が5/24~6/10に行われます。この選挙に必勝を期すために、只今最も強い候補者を選出すべく努力をしている最中であります。決まり次第御相談しますので、またその節はよろしくお願いします。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信です。森山国対委員長からもご報告がありましたように、与野党間で、断続的に国対で協議が行われておりますが、まだ正常化というはっきり道筋がついておりません。幹事長としては連休明けの国会正常化に向けては改めてどのように取り組んでいくお考えでしょうか。
Answer
お休みいただいたそれぞれのお立場の方々がおられるでしょう。もう世間はお休みも終わって新しい段階に入っていこうとするわけですから、国会でもそういう各政党のお立場もあるでしょうけれども、もうここらでしっかりした対応をしていただきたいと願っております。
Question
共同通信です。幹事長からもお話がありましたが、国会がまだ正常化していない段階で、その中で今日、民進党と希望の党が合流して国民民主党が結成されました。国会が正常化していない中で、こういった新党誕生という形になったんですが、その事への受け止めをお願いいたします。
Answer
それは両党の関係者が一致して新しい方向を歩むということですから、われわれはそれに対して何をか言わんやでずっと見つめておる。出来ればエールを送るならば、しっかりと活躍をしていただきたいということです。
Question
NHKです。役員会に先立って、維新の幹事長と国対委員長と会談を行われましたが、その協議についてご紹介できるところがあればお願いいたします。
Answer
維新の関係者がわれわれの会議の前にお見えになっておりましたが、皆さんが期待しているようなことに対しての説明ではなく、今後の国会運営等についてお話があったと、こういうことです。
Question
読売新聞です。国会が正常化するか微妙な状況ではありますが、働き方改革関連法案でありますとかIR実施法案ですとか重要な法案が沢山ある中で、国会日程は非常に厳しいです。会期内成立を目指すことについて改めてどういう風に理解を求めますか。
Answer
野党の皆さんもよくご理解をされておる法案もありますから、ご一緒に相手の立場を考えて、成立に向けて最後の努力をしていきたいと思っております。まだ全く時間が無いわけではありません。
Question
テレビ東京です。先週、先ほど総裁の発言からもありましたが、日中首脳の電話会談という今までに無いようなステップに踏み出しましたけれども、この間、二階幹事長も中国訪問を重ねられるなど様々な努力をされて来ましたが、今後の日中関係についてどのような期待をされていますか。
Answer
これのみならずですけども、時々驚くようなことがありますよね。今までの間に、日中間に電話会談が一回もなされていなかったなんてね、もっとなさったらどうですか。電話を持っているんだから、両方が。期待をしたいと思います。
Question
北海道新聞です。国会正常化に向けての協議がまだ与野党で進んでいますけれども、上手く整えば今週中にも、加計学園の関係で柳瀬元首相秘書官の国会招致が行われる可能性もあります。これは愛媛県の方の言い分と柳瀬さんの言い分が食い違っているという部分がありますが、国会招致に幹事長としてどのような期待を持ってらっしゃいますか。
Answer
改めて期待というわけではありませんが、こうしたモヤモヤは早くこれを拭い去って、新しい法案の審議その他に、本来の役割を国会が果たさなくてはならない時だという風に痛切に感じております。