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記者会見

役員会後 二階幹事長記者会見

平成30年4月16日(月)17:57~18:10
於:院内平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

今日の役員会の報告をいたします。
最初に安倍総裁からは2点あります。1点目は、様々な問題で皆様に御心配、御迷惑をおかけしている。国民の皆様の前で全てを明らかにしていく覚悟だ。2点目は、明日から訪米する。北朝鮮情勢に様々な動きがある中で、日米の基本的な方針をしっかりとすり合わせたい。最も重要な拉致問題について、この機会を生かし前進させたいと決意している。
高村副総裁からは日米首脳会談は、国民の命と暮らしを守るため死活的に重要だというご発言がありました。
森山国対委員長からは2点です。1点目は本会議は明日13時から行う。2点目は野党6党からの要求に対し、「衆院は23日午前3時間、参院は午後の日程で予算委の集中審議を行う。柳瀬審議官と藤原審議官を参考人として招致する」と回答したということです。
岸田政調会長からはIR実施法は明日平場で法案審査を行う。できれば今月中に手続きが終えられるようにしたい。2点目が公文書管理の問題について、先週から各省のヒアリングを開始した。実効性ある解決策を見出したい。
最後に萩生田幹事長代行からは、4月20日(金)13時30分~、ザ・プリンスパークタワー東京にて、わが党所属の都道府県議会議員と政令指定都市議員の代表者を対象にした研修会を開催する。全体で3部構成。第1部は「憲法改正に関する議論の状況について」、第2部は4つの分科会になりまして、「(1)働き方改革、(2)生産性革命・人づくり革命、(3)地方創生、(4)外交・安全保障」の4つの政策テーマごとに分科会を開催する。第3部は「安倍総裁の時局講演」こういう形の3部構成で行うということです。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

明日から、ご承知の通り安倍総理は米国出張だが、わが党にとって非常に重要な外交であり、党としても一致団結し、留守を守っていくと同時に、この成功のためにあらゆる協力をしていくという決意を致しております。一方で、国会運営にあたっては、いついかなる時でも、政府がしっかりとした説明責任を果たすこと、これはもう言うまでもないことであります。お互いに、このことを十分に理解し、一丸となって今日の事態に対応していきたい。4月15日告示、22日投開票の沖縄市長選挙については、各役員のご協力の下に今選挙態勢を組んでおりますが、しっかりした対応をして沖縄における勝利を確実なものにしたいと考えております。

以上です。

質疑応答

Question
日経新聞です。一連の公文書を巡る問題ですとか、財務省の次官を巡るセクハラの疑惑について、国民の政府に対する不信感が高まっていると思うんですけれども、党として国民の信頼を回復するためにどういう取り組みが党として考えられるかを改めてお伺いします。
Answer
政府と党は一体でありますから、今日の事態を非常に憂慮しております。もっともっと詳細に渡って熟知しているのは、政府の責任ある立場の人たちがあるわけでありますから。今そこからも具体的な報告があろうと思いますが、今日のこの状態は全体的に見て誠に遺憾であると同時に、今後こういうことの無い様にしっかりと我々も見守っていく責任があると、こう思っております。
Question
時事通信です。先ほど政府与党のお昼の協議を受けて、森山国対委員長と辻元国対委員長との間で、与党側が23日の集中審議と柳瀬さんの参考人招致を打診したのに対して、野党側は証人喚問を求めるということで、現状平行線が続いております。このことについて幹事長はどのように一致点を見出していけば良いとお考えでしょうか。
Answer
これは現場で、各政党の代表が今激しく対応を協議しているところですから。しばらくはこの結果を見守って行きたいと思いますが、早期に解決といいますか、問題を収拾してもらうことを希望しております。
Question
日本テレビです。お昼の会見でも質問が出たことで恐縮ですが、財務省の福田次官のセクハラ疑惑について財務省が午後にコメントを発表しました。このことについて野党からは女性記者への取材への協力については圧力じゃないかという批判が出ております。財務省のコメントについての受け止めを改めてお聞かせいただけますでしょうか。
Answer
財務省がどういうコメントをされたんですか。
Question
日本テレビです。福田次官はセクハラをした認識が無いということと、調査をしていきたいので当該の女性の記者は調査に協力してほしいというコメントです。
Answer
われわれはそのお話から一歩も前に出るわけでもなく、一歩も引き下がるものでもありませんが、こういう問題は早期に解決するように。役所ですから、皆が努力をしてくれることを希望します。
Question
東京新聞です。今日の与党と野党の国対間で、与党は柳瀬元秘書官などの参考人招致を提案し、野党が証人喚問を要求して平行線だと思います。もしその柳瀬さんや藤原さんなんかの発言に、政府与党が問題無いという認識であれば、仮に野党が要求する証人喚問に応じても問題は無いと思いますが、参考人招致に留めている理由はなんですか。
Answer
それは現場の理事とかいろんな人たちで話し合いをしているわけですから。その判断に委ねるべきだと思いますが、早期に決着をつけてもらいたいと、こう思っております。この問題をずっといつまでもいつまでも引っ張らないできっちり早くやってもらいたいと、こう思います。
Question
時事通信です。先ほどになりますが、防衛大臣が自衛隊のイラク派遣の時の日報について公表という話がありまして、この日報には戦闘という表記がありまして、いわゆる当時、政府が派遣先のサマワは安定していると言っていたこととの整合性が問われる案件になると思いますが、日報の公表について幹事長の受け止めを伺えますでしょうか。
Answer
われわれは詳細、詳しいことを熟知しているわけではありませんから。その当事者でしっかりと話し合って、早く結論を出してもらうということを期待します。
Question
毎日新聞です。地方議員の年金について、自民党と公明党などからは地方議員の年金を事実上復活させる法改正を目指す動きがあると思いますが、党内からも一部反対の声があります。幹事長はどのようにお考えでしょうか。
Answer
ここで私が最終的な結論を申し上げて、私がこの運動の先頭に立つようなことになった場合に、どんなことになるかというのはお考えで分かる通りですから。私は関係者の皆さんが賛成にしろ反対にしろ、しっかり頑張っておられることを静かに見守っていきたいと思っております。実際は、しかしこの問題についてはですね、年金問題についてのお話が起こった時に、私は十分な議論をなされておるかというと、そうでもないまだ足らざるところがあるんじゃないかというご意見は、これは傾聴に値すると。したがって、議論を尽くすことが大事だと、こういう風に思っております。
Question
共同通信です。少し質問が戻って恐縮ですが、イラクの派遣部隊の日報について、後から後から日報が見つかって今回また新たに公表されたということで、文章のずさんともいえる管理の在り方についてどうお考えでしょうか。
Answer
今多くの皆さんがこの今の問題については疑問を感じている人も多いと思います。ですから、早くこういうことはすべてを明らかにして、国会の審議にしっかりと応じてもらいたいと、こういう思いです。
Question
テレビ東京です。財務次官の件になりますが、安倍政権においては失言をしたり問題発言をした政務官などは、わりとすぐに辞任に至らせたりと対処が早かったと思います。去年も今村復興大臣が問題発言とされるものをしたその日に辞任をされました。しかしこの問題に関しては大変時間が掛かっていて、世論とも温度差があるようにも思いますが、この点はどのように思われますか。
Answer
今双方、双方というか、発言した人、そういう行動をした人とそれを守ろうとするご意見との間で議論を積み重ねておられることだと思いますが、先ほどお答えした通りですね、こういう問題は出来るだけ早く解決する方が良いと私も思っております。思っておりますが、早くと言ったらなんでも早くすればいいと思って十分な議論、片一方の側にも言うべきこと言いたいことがあるわけですよ。こっち側にもあるわけです。ですからその話は聞くぐらいの余裕はあっても良いんじゃないかという風に、私は外からそう思っておりますが、今関係者の皆さんのしっかりしたご意見で合意に至ることを希望しております。