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記者会見

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

平成30年4月3日(火)10:29~10:37
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

役員連絡会の概要報告をさせていただきます。
最初に高村副総裁からは日銀短観で2年ぶりに景況感が若干悪化している。予算の早期執行をしていただくようお願いするというご発言でした。
岸田政調会長からは、党内に公文書管理改革検討委員会を設置する。メンバーは政調、国対、幹事長室など幅広く検討したい。同時に公明党との間でもワーキングチームを作り、財務省の書き換え、更には防衛省の日報等、昨今の問題への対応と信頼回復を幅広く考えていく。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

昨日の役員会で、安倍総裁から「諸般の事情が許せば17~20日に訪米し、北朝鮮問題をはじめ現下の重要課題について会談を行う」「後半国会の最大のテーマは働き方改革である。関連法案の確実な成立を目指したい」というお話があった。後半国会も気を緩めることなく、政府・与党一丸となって、これらの重要案件について、取り組む考えであります。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。防衛省の過去の国会答弁では、無いとされてきた日報が見つかった問題について、幹事長の受け止めをお願いします。
Answer
それぞれこのような問題が発生しておりますが、われわれとしてはしっかりとした対応をやってもらいたい。大臣もお詫びをしながら、適切に対応したいという決意を述べられておりますが、われわれからしますと誠に遺憾なことであると、こういう思いであります。防衛省全体でこれらについてしっかりと反省し、再発防止、信頼回復に全力を尽くしてもらいたいということを防衛省の方にも申し上げております。自民党内、自公の間でも、検討委員会やワーキングチーム等を作りこれらの問題の再発防止と信頼回復に努めていきたい。安倍総理自身が、しっかりと精査して情報を公表するようにと防衛大臣に指示をされたようでありますが、われわれとしてはしっかりとやってもらいたい。これは因果関係といいますか、前後の事が必ずしも一つの役所の事だけではないわけですけど、こうした問題が忘れてしまわない内にまた出て来るでしょう。全体的にどこか弛んでいるんじゃないか気が抜けているんじゃないかということが無ければよいし、われわれの思いが杞憂に過ぎないことであれば誠にそれで結構です。そうでなければ、やはり厳重に反省し注意をしてもらいたい。ただ通り一遍の遺憾であるとかどうとかと言うだけではなくて、本当に心から、行政というのは国民の信託を受けてやっているわけですから、信頼を失ったら何も出来なくなっちゃうんです。だからその信頼を回復するように全力を挙げてもらいたい。これは厳しく言ってあります。
Question
朝日新聞です。当初1月に見つかってから大臣への報告が3か月近くかかっていますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
報告が2か月位遅れたんじゃないかということをいわれておりますが、これはもう問題にならないですね。厳重の上にも厳重に、重ねて注意をしたいと思います。
Question
時事通信です。今日の政審と総務会で、働き方改革の法案が党内手続きに入っております。この案件もデータの不備が見つかる等、色々と手続きに時間がかかったものでありますが、今日党内手続きを終えるということで、今国会での成立に向けた幹事長の意気込みをお伺いできればと思います。
Answer
こういう過去の経過のある法案、丁寧に国会運営をするように注意をしていきたいと思いますが、こういう時はあまり慌てちゃいけないんですよ。こっちが慌てると注意事項に話が集中して、そっちから別の厳しい注文が付いてきますから。そういうことを頭に入れてしっかり対応をしたいと思います。