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記者会見

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

平成30年3月13日(火)10:16~10:24
於:院内平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

役員連絡会の概要報告をさせていただきます。
最初に高村副総裁からは財務省の決裁文書の問題は、しっかり調べ説明し二度とこのようなことがないよう国民のための政治をしっかりと進めてもらいたい。また年度内成立させるべき法案は成立させてほしい。そして米朝首脳会談は日本にとって死活的に重要。成功するよう、安倍総理でしかできない事をしっかりやっていただきたいというご発言がありました。
森山国対委員長からは次回の本会議は議運で協議中だが、日切れ法案や同意人事を処理する必要があるため、今週中には本会議を立てていきたいというご発言がありました。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

昨日の役員会で安倍総裁から財務省の決裁文書については「政府全体の信頼を揺るがしかねないもので、行政の長として責任を痛感し、ご迷惑をかけていることをお詫び申し上げる」との話がありました。私も財務省から報告を受けたが、誠に遺憾なことであり、なぜこうした事態になったのか、国会でしっかり説明し、再発防止と文書管理を徹底し、省を挙げて、信頼回復に取り組むよう指示したところであります。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。今仰った文書の問題を受けて、衆議院での対応も含めて目処が立っていない状態ですけれども、国会運営をどうしていくか。
Answer
野党が求める文書は、財務省が誠心誠意調査し全てを出したところであります。書き換えの経緯については、財務省が引き続き調査をしております。当然厳しい処分がなされるものだと思っております。
Question
NHKです。国会を進めていくにはどうしたことが必要か、また党としてどうしていくのか、この点はいかがでしょうか。
Answer
野党が求めていること、あるいは党内でもいろいろと議論がありますから。そうしたことをまとめて、可能な限りこの問題を明らかにしていくということに全力を尽くしていきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。財務省が引き続き調査というところですが、当事者である財務省の調査では限界があるのではないかと考えられるのですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
じゃあどこに調査をさせれば良いですか。
Question
朝日新聞です。他の機関や他の第三者の方を入れてというお考えはありますでしょうか。
Answer
例えばどこが良いですか。
Question
朝日新聞です。財務省以外の方を入れてというお考えはないでしょうか。
Answer
それはやっている間に、それが必要だと思えば対応するでしょう。
Question
読売新聞です。今回の書き換え問題は財務省の組織防衛という部分が答弁の整合性にあったのではないかという指摘もありますが、幹事長はそういう側面についてどうお考えでしょうか。
Answer
組織防衛という表現をすればそれで包括しているように思われますが、私はもう少し丁寧に見守って、再びこういうことを起こすことが無い様にしなければいけない。これは役所の問題ではなくて、政治の側としてもこうしたことをもっとしっかり厳しく見つめていかなければならない。そういう責任は政治の場にもあると思います。
Question
フジテレビです。今回の財務省の問題はあってはならない事態だと思いますが、一方で例えば内閣人事局制度によって官邸が省庁の人事を握っているという指摘もあって、その中で省庁の弱体化も進んでいるのではないかという指摘もございますが、幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
われわれはそのことに対して詳細に問題点を把握出来ているわけではありませんが、今度のことを参考にして、われわれは党としてもしっかり行政を監視していかなければならない。その責任を痛感しております。
Question
NHKです。外交関係ですが、党の役員会で総理からも発言がございました、韓国から来日された方からも政府が報告を受けている北朝鮮との南北の首脳会談、そして4月早々にも安倍総理がアメリカに行って協議したいという一連の動き。こうした安倍総理をはじめ政府による北朝鮮を巡る取り組みにどう期待をしていますか。
Answer
国民の関心も非常に強いわけですし、また政府の責任というものは、これこそ他の案件に比べれば、比べものにならない重要な問題を含んでおるわけですから。しっかりした対応をわれわれとしては期待をしておりますが、政府もしっかりした対応をするだろうと思っております。
Question
NHKです。北朝鮮と韓国の南北の首脳会談が進められるということになったことについて幹事長はどうお考えですか。
Answer
首脳会談が行われるということは結構なことですから。機会がある毎にこうしたことがもっと数多くあっても良いんじゃないかと思います。