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記者会見

役員会後 二階幹事長記者会見

平成30年1月22日(月)18:03~18:18
於:院内平河クラブ会見場

二階俊博幹事長

冒頭発言(小泉筆頭副幹事長)

雪の中お疲れ様です。今から役員会の概要報告をさせていただきます。
安倍総裁からは昨年の総選挙での約束を、着実に実行に移す。補正予算と本予算の早期成立が最大の景気対策だ。働き方改革は70年ぶりの労働法制の改革である。最後に、丁寧に誠実に政策の議論を進めるとの発言がありました。
森山国対委員長からは24日25日の両日で代表質問が行われる。衆参の代表質問が終われば、直ちに予算委員会を開いて29年度補正予算の審議に入る。補正予算は防災・減災などに適切な措置を講じるものであり、早期成立に全力を尽くす。
塚田参院国対委員長代理からは本会議後、11会派で与野党国対委員長会談を行うという発言がありました。
橋本参院会長からは最後まで緩みがないように戦い抜かなければならない。
吉田参議院幹事長からはいつまでも手を抜かずに一票を絞り出すことが重要だ。この関連の発言は南城市長選挙の関係の話の文脈でありますが、幹事長の発言は後程ご説明があります。
塩谷選対委員長からは南城市長選挙の敗因を分析し引締めていく。必ず次は勝利に結び付けていきたい。また福島の南相馬市長選はわが党支援の門馬候補が勝利した。
岸田政調会長からは総選挙公約の実現に全力を尽くす。今週から来週が法案審査の第一弾のピークとなるとの発言がありました。
竹下総務会長からは26日に総務会を開催予定だという報告です。
最後にその他でありますが、萩生田幹事長代行より、来年に統一地方選挙を控えることから、党内結束を固め、また憲法改正論議を全国に広げていく観点から、地方議員を対象に研修会を開いてはどうか、との提案があり、これが了承された。

以上です。

冒頭発言(二階幹事長)

雪の中でありますから、気を付けてください。安倍総理の施政方針演説は、次の時代を切り拓く、強い意欲が感じられる演説だったと、党内外の評価は高いと思っております。政府与党は一丸となって、しっかりと取り組まなければならない。150日間の国会をこれから乗り越えなくてはならないが、宜しくお願いしたい。南城市長選は残念な結果となった。敗因の分析はあるが、負けは負けだと思っております。次なる戦いには負けてはならない。決意を新たにして取り組んで参りたいと思っております。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。少し触れましたが、総理の施政方針演説ですけれども、どのように感じましたか。
Answer
総理は今後の取り組みに対して、意欲満々で未来を拓いていこうという総理の意欲が感じられる演説だったという評価が党内でも強いわけです。少子高齢化、北朝鮮問題、人づくり革命、生産性革命、働き方改革など、わが国の重要な問題に具体的に取り組む姿勢であります。これらは国民との約束であり、まさに実行力が問われる国会で、今後いよいよ私どもの責任でありますが、毎日が毎日勝負の日だということを考えて、十分な対応を図っていきたい。つまり、一日たりとも無駄にしない。脇目も振らずお互いの情熱と気迫で国会を乗り切って行きたい。こういう決意であります。
Question
朝日新聞です。安倍首相が両院議員総会で、憲法改正について、いよいよ実現する時を迎えていると意欲を示されましたが、この発言についての幹事長の受け止めをお願いします。
Answer
総理がそうした類の発言は常になさっているわけですから。今日改めて感想をどうだということはありませんが、いよいよ憲法改正にしっかりと取り組もうという総理の姿勢を確認いたしましたので、我々はさらなる前進を図るのに努力していきたいと思っております。
Question
日本テレビです。関連して、幹事長が3月の党大会を目処に党内の議論を取りまとめるという趣旨の発言をされたと一部の報道がございます。改めて党内議論のとりまとめのスケジュールはどれぐらいの間隔をお考えでしょうか。
Answer
これから各国会議員の皆さんの意見ももちろんでありますが、マスコミの関係の皆さんのご意見等も十分尊重して、まとめていきたいと思っております。
Question
産経新聞です。弊社の最新の世論調査で、憲法改正について、国会の発議について年内が望ましいかという問いに対して、望ましいと答えたのは22%に留まっております。年内である必要はないが48.9%で半数近くになったということです。国会での発議について、幹事長はやるべきだというお考えですか。
Answer
今のご発言の趣旨については十分理解出来ますが、今日始まったところですから。夢をしっかり立てて、ご意見を聞いて、曖昧の無い様に対応をしていきたいと思います。
Question
共同通信です。憲法に関連して、先日幹事長は、党大会で中間報告のような形で抜き出すのも一つの手だとご発言をされました。この中間報告というのは、年末の論点整理を深めたものなのか、あるいは条文案なのか。もう少し具体的なイメージはどのようなものでしょうか。
Answer
そこでまとまったものという考えですから、これから国会が始まって、いよいよ白熱して来て、ここらで取りまとめていこうという雰囲気が党内で醸成されて来れば、それから対応すれば良いと思っております。
Question
NHKです。小泉筆頭からご紹介をいただいた11会派ということについて、野党側は統一会派作りも実らず通常国会がスタートするわけですが、野党に対してどう対応していくか。
Answer
マスコミ側としてはなかなか面白い質問ですが、野党がどうするこうするっていうのは我々の及ばないところですから。野党の皆さんはそれなりに現状で一生懸命に頑張っているんだろうと好意的に見ております。
Question
読売新聞です。施政方針演説なんですけれども、総理は働き方改革の実現についても触れています。今国会、幹事長は働き方改革についてどの様に進めて行きたいか。
Answer
働き方改革というのはこれぐらい何回も何回も言われても、俎上に上った事は無い訳でして。働き方改革について、総理の御意向がそういうことであるというのが良く分かりましたから。我々も大いに協力をしていきたいと思っております。
Question
時事通信です。幹事長がお触れになられた南城市長選、65票差という接戦での惜敗になりましたけれども、この結果を受けて幹事長としては来る名護市長選に、党としてはどのように向かっていかれるか。
Answer
戦いの結果を受けて、今日明日の内に地元からいろんな意見が本部に届けられると思いますから、そのような事も併せて、次なる戦いは負けない様にということで頑張って行きます。選挙は勝たなければ意味がありません。やって負ける様な選挙、特に我々は与党ですから、しっかり気を引き締めて戦い抜いて参りたいと思っております。
Question
朝日新聞です。フランスの現地報道で、2025年の万博誘致からフランス政府が撤退するという報道がありました。これまでフランスは日本の最大のライバルとされていましたが、この影響、今後何か方針が変わるとかありましたら教えていただけますでしょうか。
Answer
フランスがそういう考えであるとか、そういうことを言われるのではないかというのは、早い段階から我々は聞いてはおりましたが、今改めてご質問を聞いてやっぱりそういう動きが、来るべきものが来たという感じです。我々はフランスがどうあろうとも、日本は日本の考え方の通りしっかり頑張っていきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。日本が有利になるという風に捉えられるんですが。
Answer
人が失敗した時に、それを見て有利になったというのは、あまり大人気げ無い事ではないかと。表に出ている事と出ていない事と含めて、先方には先方の色んな家庭の事情があったのかもしれないし、我々も現地の情勢をそんなに詳しく知っている訳ではありませんから。これはこの程度で収めておこうと思っております。
Question
東京新聞です。憲法について、幹事長は記者会見等で、公明党の意見をしっかり聞くことが大事だと繰り返し仰っているのですが、現場では今のところ協議というのはあまり行われていないのではという中で、与党間の連携が不可欠だと思うんですが、幹事長間でこういうことを話し合う枠組みや調整を図ることはありますか。
Answer
公明党との話し合い、これは幾通りも方法はありますし、公明党と我々との連絡も沢山あります。幹事長、国対委員長に至っては週に1回ずつ会議を開いて、彼らとの意見調整をしているわけですから。そんなことの延長線上に上手く調整していきたいと思っております。