ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

役員会・役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年8月1日(火)10:36~10:50
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員会・役員連絡会ですが、安倍総裁からのご挨拶で、昨日のトランプ大統領との電話会談で、北朝鮮によるICBM(大陸間弾道ミサイル)級ミサイルの脅威の認識を共有し、防衛態勢と能力向上のための具体的行動を進めることで一致した。中国やロシアなどへの働きかけをさらに強めていく。国民の安全確保に万全を期す。次に、現在の役員の体制となって、明後日でちょうど一年を迎えた。この機に人心を一新し、8月3日に内閣改造と党役員人事を行いたい。人事について一任をお願いしたいということでした。
私(二階幹事長)から、人事について、安倍総裁にご一任したい。現役員の任期は終了するが、党則第81条により「後任者が決定するまでは、引き続きその職に在る」ので、後任が決定するまで、よろしくお願いしたいということを申し上げました。
高村副総裁からは、適材適所で思い切った人事をやっていただきたいということです。
竹下国対委員長からは、昨日、内閣改造後に新防衛大臣の下で安保委員会を開いて質疑を行うことで合意したというご報告がありました。
橋本参議院議員会長からは、改造・党役員人事はあらゆる面で国民が関心を持っている。衆参連携を図りしっかりやっていくというご発言でした。
古屋選挙対策委員長からは、本日夕方に、三重県の候補者調整確認書の取り交わしを行うというご報告でした。
茂木政務調査会長からは、新体制の下でも政府与党一致結束していきたいというご発言でした。
細田総務会長からは、明後日に臨時総務会を開くということでした。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。内閣改造・党役員人事について、どのようなことを期待されますか。
Answer
ちょうど1年なので、人心一新という総理の方針は大変適切なものだと思っておりますので、その人事にご協力を申し上げてまいりたいと思います。その他の面では、今までどおり、自公連立、これは平和に物事がスムーズに進んでいるときは、お互いにそういうことに対しての認識というかが薄れがちになることがままあるわけですが、そういうことに関して十分戒めを持って、今後とも自公連立の強化という点については重点的に考えてまいらなくてはならないことだと思っております。われわれが担当していたときには、自然災害が各地で発生しました。こうしたことに対して、党としても十分連携を取って、日頃から備えていくという精神を忘れてはならないと思っています。北朝鮮のミサイル等で役員の皆さんにも、大変いろんな場所で臨時招集をして、ご心配をかけましたが、今後われわれ、これこそ備えが必要だということで、しっかり努力をしてまいりたいし、そうあってほしいと思っております。
Question
NHKです。この一年間の取り組みを振り返って、また都議選含めて選挙もあり、内閣支持率は下落のなかで改造を迎えますが、これらを振り返って、幹事長はどのようにお感じですか。
Answer
党役員および党員の皆さん等の大変なご協力をいただいて党運営をしてきたわけですが、それに対していろんな評価は当然、それぞれの評価する方々の立場も違うわけですから、当たり前のことでありますが、そうした評価も参考にしながら、党がさらに緊張感を持って対応していくということが大事だと思っています。
Question
朝日新聞です。今回の内閣改造・党役員人事は、政権浮揚につなげるという観点から、例えば老壮青のバランスや安定感など、どのような点がカギになってくるとお考えですか。
Answer
ただ今のご指摘は大変いい問題点をついていると思うので、それは大変大事なことだと思いますが、まだまだこの党の役員は、これから改造したり党の役員を変えたり新任したりしますよという総理の方針を申し上げて、それに対して党として正式にそれを了承したというところでありますから、今のところまだ総理からも新しい方針が示されていないわけですから、これからの総理の方針を待ちたいと思います。
Question
朝日新聞です。幹事長ご自身の続投や留任に関して総理から何らかの方針は伝えられているのですか。
Answer
時々打診があったりしたものですから。しかし正式にまだ決定されているわけでもありません。マスコミの段階だと思っています。
Question
朝日新聞です。打診というのは続投についてということでよろしいでしょうか。
Answer
そう受け取っていただいても結構です。
Question
時事通信です。その打診に対して幹事長は職責を果たされるというお考えでよろしいでしょうか。
Answer
お考えとして総理の方針というかお考えを素直に率直にお聞きしていたということです。
Question
共同通信です。今後、五輪も控えているなかで、小池都知事や東京都とどのような関係をつくっていくお考えですか。
Answer
これから新体制が自民党のなかにもできてまいりますから、新しく役員に就かれた方とも十分相談しながら、丁寧にやっていきたいと思います。別に小池都知事だからと言って構えるつもりもありませんし、元自民党におられた人ですからね。知事になられたからって急に考えが大きく変わっているというわけではないだろうと思っておりますから、お話があればいつでも相談に乗っていきたいと思います。
Question
読売新聞です。昨日、山口公明党代表が早期解散の可能性について言及されましたが、幹事長は解散についてどのようにお考えですか。
Answer
これはもう、解散総選挙は申し上げるまでもなく、皆さんもご承知のとおり、総理一存で決められるものですから、総理の判断に従いたいと思います。いつでも選挙の態勢は打てるように準備しておくということが、常在戦場という言葉だけではなくて、もう一歩踏み進んで、選挙に勝てる態勢をつくっていくのが党としての最大の重要事項だと思っています。