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記者会見

役員会後 下村博文幹事長代行記者会見

平成29年6月5日(月)17:55~18:07
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

下村博文幹事長代行

本日の役員会ですが、安倍総裁から、通常国会も残り2週間。引き続き丁寧な上にも丁寧な説明を重ね、与党と力を合わせ、重要法案の確実な成立を期す考えだ。まさに「正々堂々」の構えで終盤国会に臨んでまいりたい。
高村副総裁からは、総理の言うまさに「正々堂々」の姿勢で重要法案成立をめざしたい。
私(下村幹事長代行)から、二階幹事長は大阪府連政経セミナーに出席である。総理は衆参委員会で長時間の答弁お疲れ様でした。残り会期も少ないわけだが、一致結束していきたい。
竹下国対委員長から、重要法案は参議院に舞台を移しているが、衆議院も緊張感を持って残された法案の審議に全力を尽くす。次回本会議は8日の見込み。
松山参院国対委員長から、今週は各委員会で採決を見込むものがある。しっかりと慎重に進めたい。
吉田参院幹事長から、皇室典範特例法は各党の質問時間を鋭意調整できたとのことである。
古屋選対委員長からは、都議選の支援体制は、効果的な遊説を考えていきたい。
小野寺政調会長代理からは、明日政調全体会議で、骨太方針、成長戦略、規制改革等の議論を行う。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞の二階堂です。弊社世論調査では都議選における政党支持率は、自民党と都民ファーストが並んだとのことである。前回調査から差が縮まったが、この受け止め如何。
Answer
一般的に言えば6月1日に小池都知事が代表についた直後だから、ご祝儀相場的なところがあるのではないかと思う。楽観しないで気を引き締めて、自民党がファーストと同率の支持ということで、向こうが下がることはないかもしれないので、自民党は組織政党だからしっかりと各級組織に働きかける。しっかりと地に足がついた選挙戦をするという意味での緊張感を持ってやっていきたい。
Question
日経新聞の江口です。先週古屋選対委員長が憲法改正項目を絞り込むときに多数決もありうると発言しました。これについての受け止めをお願いします。
Answer
それは古屋選対委員長の個人的な発言で言われたことであると思う。しかし憲法審査会は今までそういう形をとらないで、少数野党についても冒頭の質疑時間を平等にしながら、丁寧にしてきた経緯がありますから、そういう現場の慣習的な、習慣的なそういうものは謙虚に対応をしていくという前提で、これからも議論していく必要があると思います。
Question
毎日新聞の小田中です。明日憲法改正推進本部の役員会がありますが、ここでの議論について、どのような議論を期待しますか。
Answer
5月3日の総裁の提言を受けて、2020年に憲法施行めざし憲法に自衛隊の存在を明記する。また高等教育まで含めたあり方、緊急事態条項についても挙げられましたので、それを受け、年内までに、自民党内で来年の通常国会までに発議案がまとまるよう、憲法改正推進本部の態勢を強化し、進めていただきたいと思います。
Question
読売新聞の萩原です。教育無償化については議論がなされていませんが、どのようなお考えですか。
Answer
基本的には憲法改正推進本部で議論していくわけですけど、旧来の自民党改正草案の中には無償化は入っていませんから、26条をどうするかということですが、いろんな改正案を作るということだけでなく、なぜ無償化なのかという議論、財源問題等について議論していく必要がある。最終的には党内で年内にまとめるという前提条件でいろんな議論があると思いますから、今後議論していく課題であると思います。
Question
朝日新聞の二階堂です。加計学園の問題について、メールの再調査はしないということですが、この点をどうお考えですか。
Answer
役人同士でこういったメールのやり取りはあるかと思いますが、行政文書なのか、私的メールなのかということがあると思います。私的メールまで調査する必要はないと、私は思います。その中で松野大臣が判断されましたが、その判断は適切であったかと思います。