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記者会見

役員連絡会後 下村博文幹事長代行記者会見

平成29年5月16日(火)10:30~10:42
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

下村博文幹事長代行

高村副総裁より、会期も残りわずか。決めるべき時に決められるようしっかりやっていきたい。
私から、一昨日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、茂木政調会長のもと、「北朝鮮核実験ミサイル対策本部」の役員会(日曜)、対策本部(月曜)を開催し、政府と緊密に連携をとっている。二階幹事長は本日午前に予定されている習近平国家主席との会談で、訪中の全日程を終え、夜帰国する。明日は11時から党本部玄関前で高知県のふるさとフェアが開催される。奮ってご参加いただきたい。
竹下国対委員長からは、本日の本会議は13時から、上り案件の処理と「児童福祉法」の趣旨説明質疑を行う。所要は1時間強の見込み。法務委員会は本日、「テロ等準備罪」について参考人質疑。なお先週、自民・公明・維新の3党で法案の一部修正について合意し、修正案を委員会に共同提出した。民進党も別案とする法案を提出しており、今後はそれらも含めて審議し、できるだけ早く参議院に送付できるよう全力を尽くす。「天皇陛下退位特例法」の付託委員会について、与野党間で調整している。静謐な中で迅速に成立させることができるよう努力する。
松山参院国対委員長からは、衆院と連携を密にしていく。
橋本参院議員会長、各都道府県連会長幹事長に都議選支援依頼の親書を送り、3分の2が返ってきている。
古屋選対委員長からは、都議選告示まで40日を切った。弁士派遣など行っていきたい。各政策グループとも適切に対応したい。
茂木政調会長からは、北朝鮮のミサイル発射に関し、北朝鮮核実験ミサイル対策本部役員会と対策本部を開き、政府と緊密に連携をとっている。天皇の退位等に関する法案は19日の閣議決定に間に合うよう、党内、与党内の手続きを進めたい。
細田総務会長からは、本日の総務会で、天皇の退位等に関する皇室典範特例法案を審議する。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。受動喫煙防止対策の法案について、昨日厚生労働部会が開かれたが結論が出ませんでした。今国会は厳しいとの見方もあります。これについて受け止めをお願いします。
Answer
閣法ですので、ぜひ党内をまとめて頂いて、最終的に決着できるようにぜひお願いしたいとおもいます。
Question
NHKです。長い間部会が開かれてきませんでしたが、政府側の対応についてはどう思われますか。
Answer
まあ、水面下では相当汗をかいていたということは承知しています。なかなか妥協点が見いだせないまま、今日に来たということだと思いますが、もう一息だと思いますので、ぜひ厚労部会でまとめて頂ければと思います。
Question
NHKです。2020年にはオリンピック・パラリンピックも控えていますが、法案の必要性については、改めてどうお考えですか。
Answer
これは、各開催国のうちですね、それぞれきちっとした受動喫煙についての対応をしてきておりますから、わが国だけがしないとはならないと思いますが、少なくとも都連会長の立場で申し上げると、東京都における条例は、きちんとこれは国がどういう状況であろうと作って、一応、オリンピック・パラリンピックについては、きちんと対応できるということが、開催都市として、対応はしっかり協力していきたいと思います。
Question
NHKです。今国会中の成立を目指すべきでしょうか。
Answer
東京都の条例は条例できちっと実現する必要があると思いますが、できたら国でも対応して頂ければと思います。
Question
朝日新聞です。役員連絡会で、憲法改正をめぐるやり取りはありましたか。
Answer
特にありませんでした。
Question
朝日新聞です。各社の世論調査の話題はありましたか。
Answer
平沢広報本部長から報告はありましたが、それに対して、質問等質疑はありませんでした。
Question
朝日新聞です。改めて、今後の世論対策についてはどのようにされる予定ですか。
Answer
世論対策というよりは、安倍総裁としての5月3日のメッセージなりですね、マスコミインタビューを受けて、党内の中で具体的な2つの改正案について、総裁から提示されたわけですから、それについては、党内で議論してこなかった、あるいは議論してきて、今までは違う新たな提案ですので、それも含めて、党における憲法改正推進本部を中心として、しっかりまず党内コンセンサスと、党内における発議についての具体的な案作りをしていくことが第一だと思います。そのうえで、改めて国民の皆さんに、あるいは他党に対してもですね、自民党としてPRしながら、お願いをする段階に行くのではないかと思います。
Question
毎日新聞です。憲法改正の国民投票と国政選挙の同時実施について、ご意見をお願いします。
Answer
まず、国民投票できるためにはですね、憲法調査会において3分の2の発議で賛成が得られることが前提条件ですから、国民投票がいつできるかどうか含めて、憲法調査会の存在が大きいわけですから、しっかりと国会、立法府の動向を踏まえながら、その後のタイミングについては考えていくべきことだと思いますから、まだ、今からどちらがより望ましいかということを議論する段階ではないと思います。
Question
毎日新聞です。昨日、総理が夜日程で、清和会の中で新しい四天王を作りたいといわれたとのことです。幹事長代行の名前もあったそうですが、受け止めをお願いします。
Answer
ありがたいことですけど、中山さんもいらっしゃいますし、清和研は多士済々のこれから伸び行く人材が沢山いると思いますから、総裁も清和研の、私は若手でもないですが、これからの人材を育成していこうという視点から言われているのではないかと思いますので、本来派閥は人材育成でしょうから、私も役に立つように仲間とともに安倍総裁をしっかり支えていきたいと思います。
Question
読売新聞です。憲法改正の部分で、教育無償化は党内で政策が煮詰まっていない状況ですが、そのあたりのお考えをお伺いします。
Answer
それはおっしゃる通りですね、一部メディアが調査をした結果、それほど高等教育の無償化についての国民の支持が高くなかったというデータがでているので、それは全く議論されていませんから、唐突感が国民の皆さんから見てもあったと思いますし、自民党の中でも同様なことがいえると思います。憲法改正推進本部中心に改正発議していくにしても、あるいは議論をしても、その背景となるような財源問題について、そもそもなぜ無償化が必要なのかということについて、しっかりとしたエビデンスを積み重ねていく必要があると思います。それは今、教育再生実行本部の馳座長の下で、財源の議論をしていますが、そういうところできちんと作って憲法改正推進本部あるいは、自民党の平場でしっかりと説明できる用意、準備をやっていきたいと思います。