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記者会見

役員会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年4月17日(月)17:49~17:59
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員会ですが、安倍総裁からのご挨拶で、先週、熊本を訪問した。発災当初から補正予算の編成など党と政府が一体となって取り組んできたが、その方向で今後も党とともに全力を尽くす。そういう決意で臨んでいきたい。それから、明日からペンス米副大統領が来日する。米国と緊密に連携し、北朝鮮に自制を強く求め、万全の対応を取ってまいりたい。次に、重要法案の成立に緊張感を持っていくということでした。
高村副総裁からは、通すべき法案を通すべき時期に通すよう、気を抜かないでいきたいということでした。
私(二階幹事長)からは、北朝鮮のミサイル発射は失敗したということだが、今後いかなる動きがあっても即対処できるよう、党としても万全を期していきたい。それから、明後日、衆議院議員選挙区画定審議会から区割り案が安倍総理に勧告されると聞いている。勧告に基づき、政府が法案化作業に入るが、法案が提示され次第、直ちに党内議論に入りたいと考えているということを申しました。
竹下国対委員長からは、法務委員会は刑事局長などの出席を野党が拒否し、異常事態となっているというご報告がありました。
茂木政務調査会長からは、北朝鮮の動向につき、政府とも連携し、遺漏なきよう努めるということでした。
下村幹事長代行からは、都議選の候補者を22日(土)までに決めたい。それを受け、24日(月)に候補者の研修会を行うということでした。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。山本地方創生担当大臣の発言について、幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
もうすでに本人が陳謝し撤回した、撤回して陳謝したのか、どっちが先か分かりませんが、そういうことがもう行われた後でありますから、この件に関してはこれ以上コメントするつもりはありません。
Question
TBSの室井です。今月は大臣の不規則発言が相次いでいますが、これについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
それはここで特にお褒めの言葉を述べるという類の発言でないことは分かり切っているわけですから。閣僚はそれぞれ適切な発言に留意するというのは当然のことです。それ以上のことはありません。
Question
読売新聞の小田倉です。一部報道で、天皇の退位を巡る法案の骨子が明らかになっていますが、取りまとめ案とは違う点もあるようです。幹事長はどのように受け止めていますか。
Answer
代表者というか、この問題を発議し、そしてリードしてきた方々のご意見というのは大いに参考にすればいいんです。その通りにしなくてもいいんですから、ちょうどこの程度でいいんじゃないですか。
Question
朝日新聞の山岸です。天皇の退位を巡る法案について、取りまとめ案と異なる点があることについて国会審議への影響を懸念する声もありますが、幹事長はそうした心配はないとお考えですか。
Answer
私が心配していないと心配が足りないという人もいるかもしれませんが、あんなことでいいんじゃないですか。
Question
テレビ東京の篠原です。明日、ペンス米副大統領が来日するが、どういった成果を期待されますか。
Answer
これはやってみなきゃ分かりませんがね。今から「こう言うだろう」なんて言ってみたところでしょうがないんだけれども、しっかりした対応を安倍総理がペンス米副大統領との間でなさるだろうと期待しています。
Question
東京新聞の大野です。19日(水)に衆議院区割り改定案が出ますが、党内調整についてはどのくらいの期間で完成させたいお考えですか。
Answer
やってみなきゃ分かりませんが、できるだけ早くやりたい。早く完成したいと思います。
Question
東京新聞の大野です。区割りの問題を収束させるために比例の定年制に例外を認めるべきとの声もありますが、これについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
もう幹事長はそのことに踏み込まない方がいいと思いますから、党内の議論を見極めて、どうしても結論が出ない、幹事長の裁決をしてもらいたいということを言われたときは、私はぴしゃっと言ってやります。われわれは今回の以前にさんざん区割りでいじめられた地域です。あらゆる機会に区割りでずっといじめられてきた。誰も助けてくれませんでした。ですから、区割りの問題については一物はあるんですが、党内平和のために私ずっと無言で通しているんです。これからも無言でいきますが、今コメントを求められてもなかなか簡単に私から言うわけにはまいりません。つまり、党内の渦をまた新たにこしらえてもしょうがないからね。