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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年4月7日(金)10:28~10:41
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、昨日、テロ等準備罪の審議に入った。与党内の合意に基づき、刑法、民法も併せて成立させたい。天皇退位等の問題もしっかり議論していきたいということでした。
私(二階幹事長)からは、一昨日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した。約60キロ飛翔し、北朝鮮の東岸沖に落下したと推定されている。夕方から対策本部を開催し、多くの先生方が出席されたが、現実の脅威に対して「避難訓練やシェルター整備など対策に本腰を入れるべきだ」という意見があった。政府には、こうした意見を真剣に受け止めて、対応を考えていただきたい。党の安全保障調査会にもこのことに対して備えるよう指示を出したということを申しました。
松山参議院国対委員長からは、本日の本会議は1時間45分でやらせていただくということでした。
橋本参議院議員会長からは、昨日、参議院で都議選対策の打合会を行った。しっかりと対策を取っていきたいというご報告でした。
竹下国対委員長からは、テロ等準備罪は昨日、審議入りとなった。できるだけ早期に参議院に送付できるよう全力を尽くしたいということでした。
古屋選対委員長からは、都議選には各グループとよく連携を取って対応していくというご発言がありました。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞の山岸です。昨日、法務委員会で筆頭理事が議事運営に不満を示し、理事を辞任する考えを一時示唆するなど混乱がありました。冒頭から波乱含みとなっていますが、今後与党としてどのように審議を進めていくお辞任考えですか。
Answer
別段取り立ててここで議論するほどのことでもありません。静かに収まっていると思います。
Question
朝日新聞の山岸です。明日、沖縄県連大会が行われ、普天間基地の辺野古移設を進める方針が決定されることになっていますが、これについて受け止めをお願いいたします。
Answer
自民党本部としても誠心誠意努力をしてきた結果、沖縄県側にも理解をいただいたということ、結構なことだと思っておりますが、今後引き続きこのことで気を弛ませるというか、そういうことのないように、真剣な取り組みを続けていきたい。特に沖縄の問題は、過去からずっと歴史のある問題ですよね。そして、こちらで考えているようなことではなくて、沖縄の皆さんの複雑な思いというのは現にあるわけですから、これに対してわれわれは寄り添っていくという気持ちで、何回も何回も丁寧にやっていかなきゃならんと思っております。
Question
朝日新聞の山岸です。来年11月には沖縄県知事選がありますが、党本部としては翁長知事と県連との戦いをどのような形で後押ししたいお考えですか。
Answer
あまりこういう問題は本部が熱くならないで、沖縄の奮起を期待する。必要に応じてまた党本部もできる範囲で対応していきますが 、沖縄のことは沖縄で決めるという癖をつけていくようにこれからもやっていきたいと思います。
Question
時事通信の水谷です。今村復興大臣について、野党側は辞任を求めているような状況ですが、これについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
本人が反省するということを述べて、決着がついているんじゃないですか。
Question
朝日新聞の山岸です。今村復興大臣について、被災者側からするとなかなか決着というのは難しいと思いますが、いかがですか。
Answer
たまたま担当大臣でもありますから、これからの努力、そして取り組み、このことによって真意が理解できるようにしていくべきだと思っています。
Question
NHKの田尻です。先ほどアメリカがシリアにミサイル攻撃を行ったということですが、受け止めをお願いいたします。
Answer
シリアの問題は、さすが皆さんの方もニュースのキャッチが早くて感心しているところですが、これからの状況を見定めて対応していきたいと思っています。
Question
NHKの田尻です。米中首脳会談が行われていますが、これにどのようなことを期待されますか。
Answer
米中の関係というのは、世界的にも両国はいずれも大国でありますし、国際的に重要な役割を担っている国ですから、そこらの国同士が打ち解けた話し合いができるようになれば、それは大変結構なことですから、十分これからの両国の意見交換に期待をして注目しておきたいと思います。
Question
読売新聞の小田倉です。先日、各派閥の実務者で都議選に関する打合会が行われましたが、改めて党本部としてどのように取り組んでいかれるお考えですか。
Answer
都議選は、大事なことには違いありませんが、一地方の選挙だと思っています。したがって、それぞれの地域ごとにしっかり頑張る。その一環として、東京都の関係者も奮起をしていただきたい。こういうことです。奮起を促すわれわれとしては、お互いにしっかりやろうではないかということを持ちかけているということであって、東京都議会の選挙というのは地方の県会議員の選挙と同じなんですからね。ですから、全部党本部へという話ではないわけですよ。皆さんの方も冷静に見つめていっていただきたいと思います。全力を尽くすことは当たり前のことですがね。