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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年3月7日(火)10:30~10:43
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、北朝鮮ミサイルの対応については、確固たる意志を持った対応が必要であるということでした。
私(二階幹事長)からは、先週末は、約3500名の党員党友の出席の下、党大会が開催され成功裏に終えることができた。全国幹事長会議、青年局、女性局の会議などは大変活発な意見交換が行われ、全国の代表者とともに、党が一致結束していくことを確認した2日間となった。党大会運営委員会、実行委員会の委員の皆様方のご協力に感謝申し上げる。それから、昨日午前、北朝鮮が4発の弾道ミサイルを発射し、そのうち3発はわが国の排他的経済水域内に落下した。わが国にとって重大な脅威であり、断固許されるものではない。緊急に「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部」を開催し政府より報告を受けたが、わが国の更なる取り組みを指摘する意見も多くあった。今後、政調の安保調査会を中心にして、実効性のある措置を検討し、政府に提言していただくようお願いしたいということを申しました。
竹下国対委員長からは、本日の本会議は所要55分。次回は9日(木)を議運で提案するということでした。
松山参議院国対委員長からは、予算委員会の状況と今後の日程についてご報告がありました。
橋本参議院議員会長からは、党大会は一致結束した姿を見ることができた。引き続き謙虚に党運営をしていくことが大切だというご発言でした。
古屋選対委員長からは、9日(木)に千葉県知事選が告示される。現職の森田知事を自民県連と公明党は支持を決定している。一層頑張っていただきたいということでした。
茂木政務調査会長からは、今週末に政府提出予定法案83件のうち82件の党内審査が終了する見込みとなっているということでした。
「自民党米作りプロジェクト」についてご報告いたします。「米作りプロジェクト」は米作り体験を通じ農業への理解を深め、農業の大切さを改めて党全体で発信していこうとするものである。青梅市の水田一反(10a)で、田植えから収穫まで国会議員自ら手作業で行い、収穫後は党本部で試食会を行う。若手議員や都市近郊選出議員が中心だが、多くの議員の参加を得て、自民党が農業に対して真剣な取り組みをしようという姿勢がご理解いただけるように努力したいと思う。私も小学校一年の頃、疎開先でありました。親父が村の仕事なんかやっておりましたから、村長の家は率先してやれというような声も聞こえてきて、われわれ小学校一年ですから何の役にも立たんのですが、それでも田植えをした経験を持っております。それから思うと、ほとんど田植えの経験のある人はだんだん少なくなってきているんじゃないか。そういう意味では、米作り、農業についての理解を深めていくチャンスだと思いますから、どうぞ記者の皆さんも、足元の着替えだけ準備していただいて、ふるってご参加、ご協力をお願いしたいと思います。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞の山岸です。国会審議について、野党側は森友学園の問題で籠池理事長の参考人召致を求めていますが、幹事長としてはどのようなお考えですか。
Answer
これはやはり現場、特に国対、そういうところで衝に当たってやっておられる人たちの判断を待ちたいと思っておりますが、できるだけ疑問点は少なくして、晴らしていくということが大事だと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。この問題について官邸から対応の指示や要請はありましたか。
Answer
全くありません。
Question
時事通信の水谷です。衆院解散について、予算成立後の4月解散という話が一部報道で出ていますが、これについてはどのようにお考えですか。
Answer
どなたがどういう発言をしているかというのは署名入り記事じゃないから分かりませんので、いろいろ申し上げることは差し控えたいと思いますが、解散についてのいろいろなお話は、これはどなたが言われているのか分からないものですから、そんなことに対していちいち意見を挟んで失礼なことになってもいけないから控えているのですが、今のところ解散なんていうのは何の根拠もなく言っておられることだと受け止めておりますが、私どもは常在戦場というか、常に選挙を考えていかなければいけない立場に立って、ああいう意見を言われることがわれわれ自身も刺激になって、早く調整・準備しなければいけないなというようなことを感じさせてくれる大変いいご意見だと思っております。
Question
読売新聞の小田倉です。北朝鮮の問題について、今後どのような方向性で政府に提言していくお考えですか。
Answer
やはりこういうことがあった場合は速やかなる対応が必要なんです。ミサイルの方が早く飛んでくるんだから、しっかりした対応をしなきゃならんということを党が言っていれば、政府はそれに応えて対応するのが当たり前で、こっちから手取り足取り言われるまでにやるべきだと私は思っています。早くやらなきゃ間に合わないから。これは冗談だけど、いつのことを言われているのですかと。向こうは何発も撃ってくるんだから。だからそこはしっかりしなきゃダメだと。政府に対してね。
Question
共同通信の池田です。米作りプロジェクトについて、米作りを通してどういうことを経験し、学んでほしいとお考えですか。
Answer
われわれは子供の頃、疎開先で小学校一年の頃に田植えを経験したことがありますよね。それは大変大事なことだと。田植えを知らずして農政を語ってもしょうがないんじゃないですか。そういう意味では、田植えということとともに農業のあり方についてお互いに勉強して、根本から自民党は農業の問題に対して真剣に取り組むという姿勢を内外に明らかにしていきたい。こう思っています。