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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年2月21日(火)10:23~10:38
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、昨日、衆参正副議長に天皇の退位等についての党見解を報告した。3月中旬以降に院の考えを内閣に出し、内閣はそれを尊重し法案をつくる。法案は通常の党内手続きを取るということでした。つまり政調とか総務会などに諮るということです。
私(二階幹事長)からは、予算委員会は順調に審議が積み上がってきているので、今週はいよいよ最終盤に向かう段階だとの認識を持っている。政府・与党お互いに気を引き締めて、審議を進めていきたいと思うので、各役員の皆さん方のご協力をお願いする。次に、3月5日の党大会まであと12日となった。昨日の党大会運営委員会で党大会概要と運動方針案が大筋了承された。後程、西村党大会実行委員長と山口運動方針案起草委員長にご説明いただきたいということを申しました。それから、天皇の退位等についての党としての取りまとめ案は昨日、自由民主党の全国会議員に送付した。
竹下国対委員長からは、予算委員会の審議時間は昨日までで66時間となった。さらに緊張感を持って進めていきたい。また、プレミアムフライデーについてどういう形で配慮できるか考えたいということでした。どうしようかという相談が私の方にもありましたので、それは一つ皆で趣旨に沿って案を考えてもらいたいということを申し上げました。これもだんだんやっている間に定着してくるでしょう。

以上です。

質疑応答

Question
NHKの田尻です。幹事長の現時点での予算審議の見通しについてお伺いいたします。
Answer
私は関係者の皆さんの大変なご努力によって、われわれの予想よりも早く審議が終了できるような状況になりつつあると思いますが、ここからなんですよね。ここで焦っちゃいけないんです。ここで慎重のうえにも慎重に、十分野党の意見も聞く、マスコミの皆さんのご忠告もちゃんと真正面からそれを取り上げて対応していくということが大事だろうと思います。それはだから言い換えれば、慎重のうえにも慎重にやってもらいたい。こういう執行部としての考え方であります。
Question
NHKの田尻です。24日(金)採決との話もありますが、日程感についてはいかがですか。
Answer
24日(金)は例のプレミアムフライデーにあたるんですかね。そういうこともあるので、そこは急ぎ過ぎないで、それも念頭に入れて対応していく。現場にお任せするということであります。
Question
時事通信の水谷です。昨日、自民党都議2人が離党届を提出しましたが、今後、自民党において小池都知事と行動をともにする議員が増えるという懸念はあるのか、幹事長としてはどのようなご認識ですか。
Answer
そんな東京都議会のことにいつも神経を集中しているわけではありませんから、詳しいことは存じ上げませんので、小池都知事の方へ聞いてもらったらいいと思います。
Question
時事通信の水谷です。この離党は党にとってはダメージとなり得るとお考えですか。
Answer
大変恐縮なんですが、われわれは何県の県議会議員がどうしたとか、子供が生まれたとか結婚したとか聞いてもどこの誰だか調べようがないんですよ。われわれは正直言って東京都議の名前なんて知らないわけですよ。知らないのが僭越だとか生意気だとかいうことにはならないですよね。東京都だけが偉いわけじゃないんだから。やはり地方の議会というのはそれぞれわれわれも十分関心を持って進めていかなければいけない。しかし実際、そんな都議会の人が入ったとか出たとか今後出ることがあるかと聞いたって、会ったことも見たこともない人のことを言われても分かりようがないですよね。どうぞそれはそちらでお調べをいただいたら結構かと思います。
Question
NHKの田尻です。本日、文科省の天下りに関する中間報告が発表されましたが、これについての受け止めと今後の国会審議への影響についてどのようにお考えですか。
Answer
天下りの問題というのは、やっていいことか悪いことかというのはもうやっちゃいけないということをちゃんと決まりとしてあるわけですからね。そういうことに該当する役所は、大臣以下関係者、皆襟を正して、そうした問題に対してマスコミ等の批判を受けることのないようにやってもらいたい。党からもまた機会を見て十分、その旨通達というか注意を促しておきたいと思います。
Question
NHKの田尻です。国会審議への影響についてはいかがですか。
Answer
国会審議への影響は、皆無とは言いませんが、このことだけを捕まえて国会審議を引き延ばすというようなことはむしろ国民から別の意味で批判を浴びることになりますから、そこは常識で判断していただいたら結構だと思います。
Question
テレビ東京の篠原です。予算審議について、これまで止まるようなこともなく比較的順調にきていると思いますが、この要因について幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
これは私としては、野党の皆さんが良識を持って議論は議論で、質問は質問で鋭くやるが、国会をそれによって止めるということは、これは能率というか効率というか、あまり国民受けはしないというご判断のもとに、一時は国会を止めることが野党のお仕事のようなことになっていましたよね。それはまずいというかあまり効果がないではないかというようなご判断に至ったのではないかと思いますが、私は野党の皆さんのご協力もいただきながら、しっかりした審議、審議にいくら時間がかかってもそれは当然のこととして、徹夜国会も辞さないというくらいの気持ちで対応していかなきゃいけないと思いますが、今のような形で、記者の皆さんもびっくりするほどのスピードで審議がなされているということは、国民の皆さんに対して無駄な時間というか、そこで長々やっていると国民の皆さんから批判を受けるんですよ。ですから、そういうことで今のような形になっているんじゃないかと思いますが、いいことはいいで引き継いでいったらいいと思います。
Question
朝日新聞の山岸です。テロ等準備罪について、先週、菅官房長官ともお会いになっていましたが、法案の今国会への提出の見通しについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
これは提出される政府の準備状況等を見ながら急がず慌てず、しかしできるだけ出しますよということを、今店開きをしているような状況でしょ。これでそう時間をかけずに対応してもらった方がいいと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。弊社の世論調査では過半数が賛成と答えていますが、これは国民の理解が進んできているとお考えですか。
Answer
国民の皆さんの理解はだんだんに進んでいる、進みつつある。こういう理解を持っております。