ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成29年1月17日(火)10:35~10:51
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、20日(金)から国会、同じ日にトランプ氏がアメリカの大統領に就任される。ですから、どういうことになるかまだ見通しがはっきりしない。欧州も不透明、中国もどういう動きをするのかという状況なので、安定する政権が重要であるということでした。
私(二階幹事長)からは20日(金)から通常国会が開会となる。安定して政治を進めていくことが求められている。各先生方のご協力をお願いしたい。なお、23日(月)の代表質問は慣例により私がさせていただく。それから、国民政治協会主催で、1月25日(水)17時半より、ホテルニューオータニにおいて、経済団体、業界団体、主要企業の代表者を招待し、党役員と懇談会を行う。よろしくお願いしたいということを申しました。
竹下国対委員長からは、10日(火)に行われた議運理事会で、通常国会の20日(金)召集と24日(火)までの日程が決定した。具体的には、20日(金)12時から1回目の本会議を開いて議席の指定など院の構成を行い、13時から参議院議場で開会式、14時から2回目の本会議を開いて政府四演説を行う。また週明けの23日(月)は13時から、24日(火)は14時から本会議を開いて代表質問を行う。今度の国会に提出が確定している法案は60数本だということです。それから昨日、天皇陛下の退位についての立法府の対応に関して、衆参両院の議長、副議長が協議を行い、両院合同で取り組んでいくことで一致した。19日(木)に各党の幹事長等と、今後の具体的な進め方について意見交換する予定になっているというご報告がありました。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。天皇陛下の生前退位について、19日(木)に各党幹事長が議論を行うということですが、幹事長はその場にどのような方針で臨まれるお考えですか。
Answer
私は、一度は党の幹部の意見も聞いておかなければいけないと思っておりますが、今ほどそういう日程が明らかにされたわけでありますから、これからできるだけ早く党の関係者の意見を聞いてみたいと思っております。
Question
時事通信の水谷です。政府側は特例法での対応を検討する一方で、野党側は皇室典範の改正を主張しています。幹事長としてはどのような一致点を見出すお考えですか。
Answer
いずれも新聞紙上に出ているだけのことであって、これから協議をしていきたいと思っています。必要な協議をね。
Question
朝日新聞の山岸です。生前退位の議論の公開性について、ブラックボックス化への懸念もありますが、議論の内容については公表すべきとお考えですか。
Answer
その時のその内容次第によるじゃないですか。ですから、これは公表しない方がいいという場合は公表しないということをお断りをしてそうしたいと思いますが、基本はできるだけオープンにしていったらいいのではないかと思います。
Question
NHKの田尻です。テロ等準備罪について、内容の絞り込みを党としてはどのように進めていくお考えですか。
Answer
もう少し党内の意見にも耳を傾けながら対応していきたいと思っています。
Question
NHKの田尻です。この法案の必要性についてはどのようにお考えですか。
Answer
テロ対策というのは今や国際的な大きな課題でありますから、日本だけがその埒外にいるわけにもまいりません。したがって、日本が積極的にこれに参画する。その意味において法律を提出する等、いろいろ準備をしていかなければいけないのではないかということを常識的に考えています。
Question
NHKの田尻です。公明党との具体的な協議の日程について現状で決まっているものはありますか。
Answer
今、特に何日ということをあらかじめ決めているわけではありませんが、どうせ国会が始まってすぐですから、いろいろな協議をしなければいけないので、話し合いをしていきたいと思っています。
Question
TBSの加納です。13日(金)に山本福井県連会長が高木元復興大臣の逮捕歴に関するコメントを発表しました。これについて幹事長は報告を受けていますか。
Answer
幹事長はそんなこと、報告は受けておりません。もうずいぶん昔の話でしょ。いちいち幹事長が呼び出して話を関係者から受けるというほどのものでもないんじゃないですか。
Question
TBSの加納です。この問題についてどのように対応していかれるお考えですか。
Answer
必要があれば呼び出して話を聞きますが、今のところはそこまで考えておりません。
Question
時事通信の水谷です。千代田区長選について、党本部としてはどのような対応をしていかれるお考えですか。
Answer
これは東京都、区の選挙でしょ。今まで党本部としては区の選挙にまで関わり合いをしてきたということは、私たちはあまり記憶にないのですが、必要があればまたそれぞれの関係者から党本部にご相談があり、そして支援をしてもらいたいとか、その逆のことを言ってくる場合もあるでしょうが、それはそういうことが言われてから対応することであって、われわれは都連やあるいは区のご意見を聞いて回るほどのゆとりはありません。党本部にはね。
Question
NHKの田尻です。世論調査の結果について、高い支持率となっていますが、どのように受け止めていますか。
Answer
自民党として各般にわたるいろいろな政治課題に対して懸命に取り組んでいることはお認めいただける方にはお認めいただいていると思っております。先般の糸魚川の火災に対しても、自民党は暮れまで関係者が現地に赴いて一生懸命対応した。そういう姿は新聞やテレビを通じていろいろな関係者に伝わっているわけでありまして、これからもそうしたことで満足するとか驕るなどというようなことなく懸命な取り組みをして、今の場合は政府・与党の立場から、この災害で困っておられる住宅を失った方々等に対していかに対応するか、今、県や市とも打ち合わせをしているところですが、できるだけ早くいい結論が得られるように今、努力をしている最中であります。
Question
NHKの田尻です。高い支持率が今後の解散総選挙の戦略にどのような影響を与えるとお考えですか。
Answer
高い支持率を一時頂戴したからといってすぐ、これを背景にして解散だどうだと考えるのはちょっと早すぎるというか、少し浮いているのではないかと思うんですよね。ですから、それはもっと慎重にやっていきたいと思っています。