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記者会見

役員会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年12月12日(月)17:47~18:00
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員会ですが、安倍総裁からのご挨拶で、今年の漢字が「金」に決まった。「金」は二度なっているので今度で三度目。この夏のリオ五輪では日本中が感動をもらった。2020年の東京五輪にも四度目の「金」となるよう、人々の記憶に残る素晴らしい大会にしなければならない。その思いを新たにした。次に、TPPについては、TPP関連法案について9日(金)に無事成立を見た。世界で保護主義へ懸念が高まるなか、日本は自由貿易の旗手としてルールに基づく自由で公正な経済圏を目指すという強い意志を世界に示すことができたと考えている。竹下国対委員長はじめ関係者の皆様のご尽力に心より感謝申し上げたい。次に、臨時国会もあと2日となった。会期末に向け、野党の出方によっては不測の事態も考えられるが、責任ある政権与党として一致団結し、正々堂々と毅然と対応していきたいと思うので、役員の皆様にはよろしくご協力をお願い申し上げる。それから、15日(木)、16日(金)にロシアのプーチン大統領を日本に迎える。本日、元島民の皆さんからお話を伺う機会を得たが、かなりご高齢と見受けられるなかで、4島を共存、そして友好の島にしてほしいという切実な思いを伺うことができた。戦後70年以上解決されなかった平和条約交渉は容易なことではないが、元島民の皆さんの思いをしっかり胸に刻みながら一歩一歩着実に前進させていきたいと考えている。役員の皆さんにもご理解を賜るようお願いするということでした。
高村副総裁からは、明後日は会期末、有終の美を飾ることができるよう皆で頑張っていこうということでした。
私(二階幹事長)からは、残る会期はあと3日となったが、何が起きても万全の態勢が取れるよう、最後まで緊張感を持って対処していただきたいということを申し上げました。
竹下国対委員長からは、明日13時から公報上本会議を立てている。不測の事態に備えたい。明後日も同様だということでした。
松山参議院国対委員長からは、明日、厚生労働委員会は総理にご出席いただく。年金法案、IR法案の成立に向け全力を挙げたいというご発言がありました。
吉田参議院幹事長からは、粘り強くしっかりと法案を上げていきたいというご発言でした。
茂木政務調査会長からは、各部会では具体的項目の議論に入っている。今後の「"金"字塔」になるような予算としていきたい。

以上です。

質疑応答

Question
日本テレビの中村です。先週末、小池都知事が来年の都議選に独自候補を擁立する考えを示しましたが、これについてどのようにお考えですか。
Answer
それは都議会のことに対して東京都の知事が自分の思惑を言われたわけでしょ。これに私がいちいち答える必要はないんじゃないですか。何か私宛に言ってきたときは答えます。以上です。
Question
日本テレビの中村です。自民候補へ対抗馬を立てるという可能性もあると思いますが、これについてはどのようにお考えですか。
Answer
それは東京都議会のことですから、東京都連から要請があったときに、われわれは本国としてしっかりした対応をして完全勝利を生むように努力するというのは政党として当然のことではありませんか。
Question
日本テレビの中村です。幹事長は小池都知事とこれまで対決姿勢ではなく進んでこられていますが、都議選で小池都知事と対立が生まれた場合、どのように対応されるお考えですか。
Answer
向こうが対立姿勢がお好みならこっちも対立姿勢を取らざるを得ないが、そんな東京都の知事がどう言ったこう言ったということをわれわれの方で目くじらを立ててこの場でお答えしなければいけないような問題ではないんじゃないですか。
Question
共同通信の池田です。野党側は内閣不信任案の提出も検討していますが、どのように対応されるお考えですか。
Answer
失礼ながら、内閣不信任案を何回出していただいたって結果は皆さんもご承知のとおりの結果になるに決まっているのですから。どうぞ。特に好むわけでもありませんが、忙しい最中にそういうことが行われることがいいかどうか、これは国民の皆さんが判断しますよ。ですから、結果はどうなるかと聞かれても、数がはっきりしているのだから結果はどうなるかというのは分かりきったことです。
Question
時事通信の水谷です。内閣不信任案が提出された場合は粛々と否決していくというお考えですか。
Answer
粛々であるか何であるかは別にして、徹底的に否決しますよ。
Question
時事通信の水谷です。本日、米軍普天間飛行場の移設を巡る訴訟で沖縄県側の敗訴が確定する見通しとなりましたが、これについて受け止めをお願いいたします。
Answer
われわれが現段階で詳細に把握しているわけではありませんが、いずれにせよ司法の場での判断については今、私たちが何か口をはさむものではないのではないか。沖縄県知事は判決を受け入れるという一方、敗訴した場合でも新基地建設を阻止する姿勢は変わらないと述べておられるようですが、われわれはいつまでも争いをしておいていいというわけではありませんから、最高裁のご判断をしっかりと受け容れて、お互いに今後何ができるかということを双方で考えていけるようにしたいと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。現時点で会期の再延長はお考えでしょうか。また、本日の役員会でこれに関する議論はあったのでしょうか。
Answer
特に議論はありません。再延長が必要となった場合は、その時に考えることであって、今のところはそういうことを考えておりません。せっかく延長してもらった国会のなかで処理すべきだと私自身は考えております。
Question
北國新聞です。北陸新幹線の延伸ルートが決定しましたが、受け止めをお願いいたします。
Answer
新幹線の路線のことはそれぞれの地域の人がいやがうえにも熱心に対応しているわけですから、ご健闘を祈るという気持ちであって、何線がいいとか何ルートがいいなどというようなことを、それで議論させてもらえるならわれわれも一言言わなければいけないことがたくさんありますよ。ありますが、地域の人が一生懸命やっているのだから、どうぞ頑張ってくださいということです。