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記者会見

政府与党協議会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年12月20日(火)12:29~12:49
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の政府与党協議会ですが、まず菅官房長官からは、臨時国会でのTPP、年金の成立に感謝申し上げる。平成29年度予算は12月22日(木)に閣議決定の予定です。12月26日(月)、27日(火)に日米首脳会談を行うということでした。
私(二階幹事長)からは、年内の政府与党協議会は本日を最後にする。今日までのご協力に感謝申し上げる。この1年を振り返ると、1月4日の招集から始まり、補正予算、本予算の確実な年度内成立、伊勢志摩サミットが成功したことを評価したい。参議院選挙での勝利は、国民の皆様のわが党に対する支援のおかげであり、われわれはこれに油断することなく、今後一層、気を引き締めて政局に臨んでいきたいと思っております。TPP、年金なども成立し、一定の成果を挙げることができたと思っている。自然災害の大変多い年であった。引き続き復興に全力を挙げていくと同時に、現在、どの程度まで現場で回復しているかということをさらに詳しく報告を求めてまたご報告したいと思っている。来年も引き続き政府・与党一致して仕事に取り組んでいきたいと思っているのでよろしくお願いするということを申しました。次に、新年の予定を申し上げる。1月5日(木)が仕事始め。10時から新年の仕事始め、10時半から役員会、11時から役員連絡会となっている。次に、当面の選挙の予定ですが、1月5日から山形県知事選、1月12日から岐阜県知事選があるということを申し上げました。

以上です。

質疑応答

Question
TBSの室井です。東京都議会で公明党が先日、議員報酬に関する法案を巡り自民党と対立したことから連立を解消することを明らかにしています。来年の都議選への影響についてどのようにお考えですか。
Answer
我々は公明党本体と今日まで、長年、努力をしてきて、公明党の皆さんとも息が合うと、意見も合うということで、連立を組んで、今日に至っているわけです。都議会とは特にそういう会合も、私の記憶ではほとんど持ったことのないような状況で、マスコミを通じて、非常に連立ということは、イコール東京都の都議会においてもそうだろうということで進めていただいておるようでありますが、特別、東京都議会と話し合って、国政をどうするということは、これはあり得ないんです。そんなことすれば、他の県議会ともずっとやらなきゃいけない。そんなことできようがないんです。国会議員が選ばれて、出てきているわけですから、私はそんなにそのことに拘泥する必要はないと思っています。
Question
共同通信の池田です。来年以降、公明党との連立においてどのような関係を目指していくお考えですか。
Answer
公明党とは、先程申し上げましたように、長い、長い期間をかけてわれわれ努力を重ねてきました。その結果、連立、選挙協力、候補者調整というところまで進んで来ているわけでありますが、これはこれで今日現在は、双方、満足しておると思うわけで、今後も、この関係が持続できるように努力をしていくことが大事だと思います。
Question
NHKの田尻です。一年を振り返って、自公の関係をどのように評価されますか。
Answer
私は自民党と公明党がお互いに意見が一致して協力関係を持続していくということは大変望ましいことだと思っていますが、一言一句、考え方や政策が一緒でなくてもいいわけですから、多少のやりとりがあっても私は大いに結構であって、基本は連立政権を組んでいくことが、どれだけ国民の皆さんのためにもなるし、まず両党のためにもなると私は思っておりますから、この関係を持続していくように今後も努力をしていきたいと思っています。
Question
共同通信の原口です。都議会について、公明党は小池都知事と良好な関係を築く一方で、自民党とは区議の処分などを巡って対立関係にあります。知事との関係についてはどのようにお考えですか。
Answer
小池都知事はわが党所属の国会議員であられたと同時に、今日も党に所属しているわけですから、特別、小池都知事と意見が異なるとか、どこをどのように修正しなきゃいけないなどというようなことは全く考えておりません。
Question
共同通信の原口です。選挙に悪影響はないとお考えですか。
Answer
選挙はやはり個人個人ですからね。それぞれの政党に所属している候補者が懸命の努力をする。ですから、高い立場から、皆さんが選挙でどっちが勝つとかこっちが強いとか言って、新聞やテレビ等でおっしゃいますがね、選挙やる者は本人の努力次第というのがもう大半ですよ。ですからそういうことで、マスコミのいろいろなご意見等はわれわれ大いに参考にさせていただきますが、マスコミで調子いいぞと言われても選挙の結果がそうなるとは限らない。ですから、そこはよく参考意見としてみていきたいと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。今年積み残した課題の一つとして復党問題があると思います。これについて来年以降、どのように対応されるお考えですか。
Answer
私は、積み残したとは思っておりません。この休み中にも、選挙活動を大いにやって、いろいろ意見を述べられている方々が、その解消または地元の皆さんの理解を得られるようにしっかり努力をする。そういう意味で、その期間が必要だと思ったから、あえてあの時期に提案をしているわけですから、何も積み残しているわけではありません。積んでおります。
Question
毎日新聞の水脇です。次回の党紀委員会の見通しについてはどのようにお考えですか。
Answer
これは山東党紀委員長にお任せしておりますから、適当だと判断すればなさるでしょうし、執行部の方からやいやい言っていくということは差し控えておきたいと思います。
Question
NHKの田尻です。これまでを振り返って、また今後に向けて、日本維新の会との関係についてはどのようにお考えですか。
Answer
日本維新の会の皆さんのご協力に対しては、率直にわれわれは感謝をしたいと思っております。今後、どういう関係に発展していくかというのは、もう少し関係者の意見、あるいは党所属のそれぞれの選挙区の皆さんのご希望や考え方をよく聞いて判断していきたいと思います。
Question
共同通信の池田です。天皇陛下の生前退位の問題について、来年の通常国会ではどのような議論を進めるべきだとお考えですか。
Answer
今、有識者の皆さんに一応、お任せしているような形になっておりますから、その経過において、こっちからやいやいせき立てていくのもどうかと思いますから、今は静かに見守っているわけです。しかし、国会議員にも当然の責任があるわけですから、その責任はどこかのところで果たしていかなきゃならんというくらいの認識は持っています。
Question
NHKの田尻です。来年に向けて日中関係をどのように進めていかれるお考えですか。
Answer
日中関係というか外交は第一義的には政府にお任せして政府のご判断でやっていただくというのが大事なことは言うまでもありませんが、それと同時に、外交は「国民外交」という名前もあるとおり、当然その責任は果たしていかなければいけない。特に、日中関係等は政府にお任せしておくというだけではあまり適当ではありません。無責任だと思います。長年の交流を活かして、中国との間にそういうパイプのある人にどんどん働いてもらうというようにしたいと思っています。
Question
時事通信の水谷です。衆議院選挙制度改革について、来年、新しい区割り案が出てきます。これに伴って候補者調整も必要になりますが、どのように進めていかれるお考えですか。
Answer
この問題は大変微妙な問題ですから、今から私どもが予見を持ってどうだろうか、こうだろうかと言うのは差し控えたいと思いますが、いずれにしましても重要な課題だと考えています。
Question
西日本新聞の宮崎です。沖縄県普天間基地の辺野古移設を巡る裁判で本日、県側の敗訴が確定する見通しとなっています。沖縄ではオスプレイの事故を機に米軍基地への反発が強まっていますが、辺野古移設についてどのように理解を求めていくべきだとお考えですか。
Answer
大変難しいご質問で、そのことにずばっと一言で答えられるようだったらこんな問題にはなっていないわけですから、できるだけ双方の意見を聞いて慎重に対処していきたい。特に私は、今月の終わりまでの間に私の古い友人の元県議の方のお祝いがあります。早くから言われておりまして、そのときにこういう状況だということは予測しておりませんでしたので、出席の意向を伝えてありますが、できれば出席したいと思っております。こういう時期ですから、行動は慎重にしなければいけないだろうと思いますが、特別、あてがあってそこへ行くわけではなくて、友人のお祝いに行くのです。