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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年12月2日(金)10:30~10:39
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、 高村副総裁からのご挨拶は、会期延長ですが、今の時点では再延長については考えず、なすべきことをしっかりやっていく。緊張感を持って国民の理解が得られるよう行動していきたいということでした。
私(二階幹事長)からは、会期延長となったが、漫然と過ごしている余裕はない。衆議院、参議院ともに残された重要法案の審議を進め、今国会での成立ができるよう各位のご努力をお願いしたい。次に、北日本各地で被害が拡大している鳥インフルエンザについて、今朝、政調で「鳥インフルエンザ対策本部会議」を開き、政府から被害状況や今後の対応について説明を受けた。感染の拡大は予断を許さない状況だと思うが、政府に万全な対応を指示したところだ。それから、昨日、党本部玄関前において「和歌山ふるさと市場」が開催され、さらに一昨日には「群馬県川場村物産展」も開かれ、それぞれ大いににぎわって成功裡に終わることができた。関係者に感謝申し上げるということを申しました。
松山参議院国対委員長からは、本会議で年金改革法案の趣旨説明質疑を行う。TPP特別委員会は参考人質疑を行う。タイトな日程だが緊張感を持っていきたいということでした。
竹下国対委員長からは、内閣委員会でIR法案の質疑、採決は12時頃の見込みだ。党首討論は7日(水)に行う予定だというご報告がありました。
茂木政務調査会長からは、鳥インフル対策について、政府と連携を密にしていく。また、7日(水)に政調全体会議、8日(木)に党内手続き、ということを目途に税制改正大綱を決定するというご報告でした。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。IR法案について、公明党内で賛否が分かれていますが、自民党としては本日採決という方針に変わりないということですか。
Answer
結構だと思います。
Question
時事通信の水谷です。公明党内で賛否が分かれていることについて幹事長はどのように受け止められていますか。
Answer
そんなことは大いにあっていいんじゃないですか。それぞれの意見があってそれを多数決でまとめていくというのはいい方法ではありませんか。誰でも彼でも軍隊みたいに右向け右でいくよりも、それぞれの意見がいろいろあった方がいいんじゃないですか。
Question
朝日新聞の山岸です。IR法案について、日本維新の会が賛成の立場をとっています。今朝も幹事長は日本維新の会の幹部らとお話されたと思いますが、今後、両者の関係に弾みがついてくるという見方もあります。この点についてはいかがでしょうか。
Answer
そういう見方をする人はされたらいいですが、今朝は全然別の趣旨の会合ですから、そうしたことに対して一切触れておりません。
Question
時事通信の水谷です。安倍総理の在任期間が12月4日で中曽根内閣に並びますが、受け止めをお願いいたします。
Answer
常に慎重な国会運営、同時に対外的なことに対しては自ら積極的に足を運んで丁寧な外交を展開しておられる。また、地方の意見もよく聴かれる。私は、総理の懸命な取り組みに対して、それにふさわしい一般国民あるいは地方党員等からの支持が集まっているのではないかと思っておりますから、順当な結果だと思っています。
Question
時事通信の水谷です。幹事長から見て安倍政権と中曽根政権の政権運営の共通点はどこにあるとお考えですか。
Answer
一生懸命取り組んでいることでしょう。
Question
日本経済新聞の羽田野です。天皇陛下の生前退位について、幹事長はかねてからできるだけ速やかにということを述べられていますが、有識者へのヒアリングでは慎重・反対の意見が半数近くを占めています。これについてどのように受け止められていますか。
Answer
有識者は有識者のお考えですから、私の方が関与したわけではありませんが、有識者を政府が呼んでやっているのを与党の幹事長がそれに批判を加えるとか意見を述べるなどというのは失礼なことです。お任せしておいたらいいのではないですか。
Question
日本経済新聞の羽田野です。本件には特別立法か恒久法かという議論があると思いますが、幹事長はこの点についてどのように考えですか。
Answer
私はこの問題を政治問題化して党内外の意見が割れるようなことにはならない方がいいなと思っておりますから、発言は消極的に、できるだけ口を開かないようにしております。
Question
朝日新聞の山岸です。IR法案について、改めてその必要性についてどのようにお考えですか。
Answer
IRの問題は、諸外国の状況等も調査したりいろいろやりながら関係者が熱心に取り組んできた問題ですから、穏やかに収まればそれでいいという考えです。特にIRをやって観光振興につなげようなどという意見は、私は観光を今日まで進めてきた者として、何もIRに頼る必要はなかろうという気は個人的にはありますが、皆一生懸命やっていることだからいいじゃないかということです。