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記者会見

役員連絡会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年11月11日(火)10:35~10:48
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員連絡会ですが、 高村副総裁からのご挨拶は、TPP関連法案は衆議院を通過した。参議院においても国民の皆様にTPPの意義が分かるような審議をお願いしたいということでした。
私(二階幹事長)からは、昨日の衆議院本会議で、TPP協定及び関連法案が可決した。関係各位の皆様方の長い間のご努力に感謝申し上げる。今後、参議院に舞台が移りましたが、参議院の皆様方におかれても、丁寧の上にも丁寧に、充実した審議を進めていただくようお願い申し上げる。また、故小坂憲次元参議院議員の党葬について、自由民主党・小坂家・小坂憲次後援会による合同葬として、ご地元の長野県で執り行われることとなった。ご遺族のご意向により、葬儀委員長は、石破元幹事長がお務めになる。また党代表として、吉田参議院幹事長にご参列いただくこととなるのでよろしくお願い申し上げるということを申しました。
福岡人事局長からは、人事案件についてご報告がありました。
松山参議院国対委員長からは、本日の本会議でTPP協定及び関連法案の趣旨説明質疑を行い、本会議散会後にTPP特別委員会を開会するというご報告がありました。
橋本参議院議員会長からは、TPPは与党質問で国民の皆様に分かりやすい質問をしたいということでした。
竹下国対委員長からは、いろいろあったがTPPは衆議院を通過することができたというご発言でした。
古屋選対委員長からは、1、2回生の選挙対策について、きめ細かくやっているということでした。
茂木政務調査会長からは、アメリカの経済政策、外交政策がどのように変化していくか、注意深く見守っていきたいということでした。また、沖縄へ行ってきたというご報告がありました。
細田総務会長からは、本日の総務会で南スーダンPKOの新任務付与について審議を行うことになっているということでした。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。本日朝、森屋山梨県連会長と面会し、長崎幸太郎氏の復党手続きに入るということになりましたが、このタイミングで手続きに入られることへの意義についてどのようにお考えですか。
Answer
もう何年も経っているではないですか。そして現にわが党とまったく同じ政治行動をずっととっている。はっきり言えば、衆議院における本会議場での賛否についても、自由民主党とまったく同じ方向で協力してもらっている。そして、本人はどこから見ても立派な人材であるだけに、こういう人は早く党に参加してもらって、政策の審議においてもしっかり加わってもらいたい。もったいないですよ。それだけのことです。
Question
時事通信の水谷です。山梨県連は堀内詔子衆院議員を抱えていますが、選挙に向けて公認の調整などについてどのようにお考えですか。
Answer
党本部としてはその両者の当選を期していくことくらいは常識なので当然のことであります。これから対応していきます。
Question
山梨日日新聞の小澤です。長崎氏の復党の時期についてはいつ頃をお考えですか。
Answer
これからの党内のいろいろな審議の場所がありますから、その結果に基づいて決定するでしょう。なるべく早い方がいいと思います。
Question
TBSの室井です。鶴保大臣の発言について、本人は差別発言だと判断できないと主張しています。野党は沖縄を担当する大臣として資質を問題視していますが、幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
鶴保大臣がどのように判断されるかということですが、内容については詳しい報告は受けておりません。
Question
TBSの室井です。幹事長としては問題視していないということですか。
Answer
幹事長は今日現在、状況を把握しておりません。
Question
TBSの室井です。同じ派閥の議員でもありますが、会長として今後注意していくなどというお考えはありますか。
Answer
同じ派閥の議員だからといって閣僚でしょ。それが何を言ったかということについてはまだ詳しく聞いておりません。
Question
共同通信の池田です。衆院の区割り調整について、変更される選挙区が100に上る見通しですが、候補者調整について党としてどのように臨まれますか。
Answer
具体的にどこの選挙区がどうなるという実態が明らかになった段階で、できるだけ救済措置というか、十分な対応が選挙に臨むに際してできるように準備していくというのは党としては当然のことだと思っています。これからです。
Question
時事通信の水谷です。復党について、小泉龍司氏の問題もあると思うのですが、今回党紀委員会にかけるのは長崎氏だけということですか。
Answer
それぞれの県連のご意向等を十分調査して、その後やっておりますから、県連の意向がまとまるようであれば然るべき機関に諮りますが、まだ県連の意向が固まっていないのではないかと思っています。
Question
NHKの田尻です。TPP関連法案が参議院に送られました。アメリカではTPPからの撤退を明言するトランプ氏が次期大統領となりましたが、幹事長はどのような審議を望まれますか。
Answer
これはもう自民党として先般の国会での閣僚等もそれぞれ答弁をしているわけでありますから、わが党の方針はアメリカがどうなったからといってそれによって右に左に揺れるものではありません。自民党は自民党としての考えを貫いていきたい。アメリカのそうした政治動向をまったく無視しているわけではありませんが、それによって我々の党の考え方がいちいち左右に振れるということではありません。予定通り、基本方針通り採決を目指します。
Question
NHKの田尻です。会期内の成立を目指すということですか。
Answer
もちろん。