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記者会見

二階幹事長・古屋選対委員長記者会見 (衆院補選後)

平成28年10月23日(日)20:02~20:17
於:党本部平河クラブ会見場

冒頭発言

二階幹事長・古屋選対委員長

(古屋選対委員長)補欠選挙の当選確実が東京10区ならびに福岡6区で出ましたので、選対委員長としてまず会見させていただきます。まず10区については公認候補の若狭勝氏の当選を確実にすることができました。皆様方の情勢調査でも大きく引き離しているということを承っていました。また福岡6区についてはご承知のように公認は控えておりました。無所属でわが党の二人が戦ったわけですが、結果としてこの二人が頑張ってくれたおかげで自民党の票が底上げされて、結果として鳩山二郎氏が当選確実になったということでありました。今この時点で当選確実になりましたので、我々は当初から勝った方を公認ということでございましたので、この時点で総裁、幹事長とも相談させていただいて、鳩山二郎氏に公認を決定させていただきたい。速やかにその連絡をさせていただきたいと思っています。私からは以上です。
(二階幹事長)遅くまでご苦労さまでございます。今申し上げた通りで何も付け加えることはありませんが、まず東京10区においては、東京五輪を控えて小池都知事が最初から選対本部長のつもりで頑張りますということでありましたが、そのとおり最後まで先頭に立ってやっていただきました。我々自民党は、東京都と特に連携を深くして党勢発展に努力をしていくことは当然でありますが、若狭氏におかれてもこれまで培ったご経験を十分に生かして、首都東京と私たち党との間の連携とともに、わが国の発展に一層のご活躍をいただくことを期待したいと思っています。福岡6区については、大変難しい選挙でありました。したがって今日の状況等はあらかじめ予測されたことでありますので、林幹事長代理を現地に派遣して、これは異例のことではありますが、最後まで我々は調整をあきらめずに努力してまいりましたが、努力が及ばずああいう戦いに相成りました。この鳩山候補のことについては先ほどからご承知のとおり追加公認を通知したところであります。二つの補欠選挙を終えた今、有権者の皆様から「自民党しっかり頑張れ」という激励を頂戴したことを真剣に真摯に受け止めて、ご期待に応えるために我々は謙虚な姿勢を忘れずにしっかり対応していきたいと思っております。総理からもそういったことについてのお話がありました。また、同時に行われた富山県、岡山県の知事選挙においても、わが党が支援した石井候補、伊原木候補も当確ということであります。今日各地で行われた4つの選挙について、いずれも自民党が勝利を収めたということは皆様のお力添えや日頃の国民の皆様の自民党に対する期待の表れである。ならば私たちは一層この状況をさらに今後の党活動に反映していくべく大いに努力をしなければならないと誓っているところであります。私からは以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞の山岸です。今回の選挙は野党共闘に対する勝利ということでもありますが、これについてどのように評価されていますか。
Answer
これは勝ったときが一番難しいので、我々は謙虚にこれを受け止めて、野党のことについては私が今さら言及する必要はないと思っています。
Question
NHKの田尻です。アベノミクスやTPPなどが争点として挙げられますが、今回の勝利を今後の国会運営などにどのように活かしていくお考えですか。
Answer
先ほども申し上げた通り、勝ったときが難しいのです。この勝利を国民の皆さんのご支援に感謝申し上げるとともに、こういう状況だからこそいっそう心を引き締め、ただ今ご指摘のあったような国会でのこれからの審議等において、謙虚の上にも謙虚に国民の期待に応えていきたいと思っております。
Question
読売新聞の末吉です。総理から具体的にどのようなお話があったのですか。
Answer
とにかくこの事態を大切にして国民の期待に応えるようにしっかり頑張っていこう。しかもそれは政府と党と一体になってやっていこうというお話でありました。当然のことでありますが、我々もしっかり総理を先頭にして一体になって頑張っていきますというお答は申し上げておきました。
Question
読売新聞の末吉です。それは電話でやり取りされたのですか。
Answer
そうです。
Question
朝日新聞の安倍です。東京10区は小池都知事の下で戦うことになりましたし、福岡6区は無所属の戦いになったわけですが、この結果は政権の信任に基づく自民党の勝利と言えるものとお考えでしょうか。
Answer
これは言い方、表現の方法はいろいろありますが、東京都の選挙においても、小池都知事そのものが自民党の人であって、今日も自民党の党籍を持っておられるわけですから、我々は特別そんな構えたような話ではなくて、ともに頑張っていきたい。先ほど申し上げた通りです。
Question
時事通信の水谷です。自民党のどのような部分が今回評価されたとお考えですか。
Answer
ですからそこは、我々は勝利したことはしましたが、謙虚にこれからの国会運営等にも対応していきたいという決意です。
Question
西日本新聞の宮崎です。保守系二人の候補の調整がつかずに選挙戦になってしまったということで、対立も生まれてしまいましたが、今後どのように対応していかれますか。
Answer
最後まで調整を図って一本化をしたいという気持ちは持っておりましたが、そのために林幹事長代理に現地まで足を運んでいただいて、説得に努めましたが、それが功を奏するというところまではまいりませんでした。大変残念なことだと思っておりますが、選挙はもとよりそうした話し合いも大事です。政党ですから当然、その話し合いはして悪いことはないのですが、やはり県民の皆さん、国民の皆さんの判断がまず大事ですから、そういう意味で選挙になって、選挙の結果がこのように出たということは大いに尊重したいという気持ちです。
Question
朝日新聞の山岸です。今回の勝利が衆議院解散に与える影響についてどのようにお考えですか。
Answer
先ほど申し上げた通り、謙虚に、勝った時ほど謙虚にやっていかなければいけない。この二つの選挙を勝ったからといって日本国中で自民党が支持されているかどうかということはこれからも慎重に我々は検討して対応すべきであって、今言われたような問題については全く考えておりません。この事態を受けてね。
Question
産経新聞の澤田です。新潟県知事選では敗れてしまったこともあり、組織の立て直しということを強く痛感されていると思いますが、幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
選挙はあるいはまた政党は日々組織を立て直していくという努力が必要です。我々の大先輩は、組織しながら選挙をし、選挙しつつまた組織の強化を考えていかなければならないということを常々我々は口酸っぱいというか耳にタコができるほど言われてまいりましたが、そのことは今でも至言だと思っています。しっかり努力します。