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記者会見

政府与党連絡会議後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年10月21日(金)13:15~13:30
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

政府与党連絡会議のご報告をする。私からは「新潟県知事選は大変残念な結果となった。今後については示された民意を踏まえ、政府・与党で政治を前進させるために原因・敗因を十分検討して今後しっかりした対応をしていかなきゃいけない。応援に入っていただいた先生方はご承知のとおり、自民党合計86名になりますが、当然、公明党からも多くの皆さんにお入りいただいた。これに対してご協力に感謝を申し上げます。東京10区の補選、これは圧勝で勝ち取らなければならない選挙であります。したがって残り1日、あらゆる対応を取って、気を引き締めて戦い抜きたい。福岡6区、これは我が党の勢力として今後、ご活躍をいただけるように、当選者につきまして、今後の対応をスムーズにいくように配慮をしたいと思いますが、今後の取り扱いは幹事長に一任願いたい」と申し上げてきました。
政府与党会議を終えた後、総理と2人きりでいろいろな党内の問題等について話し合ってまいりましたが、特に皆さんにご報告をしておかなきゃいけないことは、綿貫民輔元衆院議長の復党手続きについてであります。復党手続きは今、順調に運んでおりますが、総理のご判断といいますか、ご了解を得ておきたいと思っておりましたので、今日そのことで、ご相談申しあげたところ、綿貫先生の衆議院議長とか幹事長とか、そういうお立場での、党に対する貢献に対して高く評価をされ、綿貫先生の復党については全面的に賛成であるというご了解をいただきました。また、世界津波の日の関連で、議員を海外に派遣することになりました。インド、ニューヨーク、チリ、ハワイそれぞれの地域で世界津波の日の集会が行われます。これらについて、派遣の議員、派遣の規模等について、総理にご報告して、ご了解を得た次第であります。それから、世界津波の日のなかで特別注目を浴びるのは、高校生サミットであります。四国の災害が襲った場合に大きな被害が予測されるところで、常にみんなご心配をいただいている黒潮町、ここで高校生サミットを行います。これは相当の反響を呼ぶだろうと思いますが、こういう対応をします。総理からできればメッセージをビデオでいただきたいということをお願いして、総理のご了解、賛同をいただいた次第であります。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞の山岸です。綿貫民輔先生の復党手続きについて、今後のスケジュールはどのようにお考えですか。
Answer
スケジュール、見通しという程のことではありませんが、今、淡々と準備が進んでいて支障になるようなことは今、何もありません。ありませんが、特に綿貫先生のような立場、大物というか実力者というか、そういうお立場で衆院議長もわが党の幹事長もお勤めになった先輩でありますから、事は丁寧に運ぶべきだと思っておりましたので、きょうは総理にご説明して総理の了解を得た、こういう次第であります。
Question
NHKの田尻です。除名されている人を復党させるという形になるが、どういう点を評価して復党か?
Answer
事が発生して以来、10年以上経過していることでもありますし、大変立派な温厚な政治家であり、わが党のために模範的な活躍をされてこられた方であって、郵政民営化の問題を巡っての一連の動きに際して、綿貫先生は綿貫先生としてのお立場上、やむを得ない行動であっただろうと私共も考えておりますので、先生に復党のご意思があれば、我々はもろ手を挙げて歓迎をしたいと、こういう気持ちでおりましたので、今日は改めて総理にそのことを申し上げ、総理の全面的なご了解が得られましたので、あとはもう淡々と手続きを進めていく上において、難しいことは何もないということです。
Question
時事通信の水谷です。衆院補選の結果をどのように政権運営につなげていきたいとお考えですか?
Answer
2つ補選があるわけですね。両方とも完全な勝利を獲得したいという思いで、この終盤を見守っておるわけですが、私は、最後の戦いに我々、公明党の皆さん等のご支援をいただきながら、対応を進めていくことによって、2つの勝利は、まったく難しいというわけではなく、必ず勝利すると、その信念で戦い抜きたいと思っております。
Question
フジテレビの門脇です。近くフィリピンのドゥテルテ大統領が来日します。米国との決別を主張していますが、どう見ているか?
Answer
お目にかかったこともありませんし、新聞、テレビで知る程度ですから、論評するほどのことではありません。静かに見守って、礼儀を持ってお迎えをしたいと思います。
Question
NHKの田尻です。TPP特委。国会が混乱している。どう見るか?
Answer
国会という所は、招集されて審議がスタート切ればね、議長から今度の国会はこれを持って閉幕しますということを宣言頂くまでの間は、やはり、慎重の上にも慎重に対応していかなきゃいけないことであって、油断をしたり、それから、この例え話とかね、つまり比喩。こういうことは、難しいことに発展することの可能性は多いですから、そういうことは出来るだけ謹んでやるべきだということを、我々は色々な場面で責任者には申し述べておりますが、やはり、それでも油断があるんでしょうね。はい。今後、そういうことのないように全党を挙げて、反省の上に立って、対応していきたいと思っております。特に公明党の皆さんに対しては、我々ご一緒に政権を担っておるわけですから、このパートナーに大変迷惑をかける、こういうことのないように以後、さらに謹んでやってもらいたいと思っています。
Question
NHKの田尻です。TPP早期成立への決意を聞かせてください。
Answer
TPPについては、きょうも総理もおっしゃっておられましたがね、丁寧に丁寧に議論を重ねて、もう議論する余地はもうないと、十分、議論をし尽くしたという所までやっぱり持って行くといいますか、そういう努力が必要ではないかと。これは総理がおっしゃっておられた全くその通りだと思います。
Question
時事通信の水谷です。総理との会談ではTPPは?
Answer
別にありません。
Question
産経新聞の澤田です。TPPは今国会中に成立させる意向に変わりないか?
Answer
当然でございます。そのつもりでおりますから、よろしくお願いを申しあげます。