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記者会見

役員会後 二階俊博幹事長記者会見

平成28年10月17日(月)17:45~17:56
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

二階俊博幹事長

本日の役員会ですが、安倍総裁からのご挨拶で、先週、補正予算が成立した。早期に実施に移し、デフレからの脱却の速度を最大限まで速めていきたい。TPPは与党質疑で、農政改革で活発な議論をいただいた。特にわが党の2名の質疑者は非常に分かりやすい質問をして、政府からもしっかりした答弁を引き出していい議論ができたと思う。東京10区補選は絶対負けるわけにはいかないということの強調がありました。
私(二階幹事長)からは、総理の連日のTPP審議に対して党内から感謝と激励の言葉が寄せられている。わが党からは江藤議員、小泉議員が質問に立ったが、委員会審議を通じ、国益に資する議論を国民の前でわかりやすく行い、早期成立に向け党一丸となって努力したい。また、新潟県知事選挙は大変残念な結果となった。今後については、示された民意を踏まえ、政府・与党で政治を前に進めていかなければならない。応援に入っていただいた80名を超えるわが党国会議員の皆様方のご協力に感謝申し上げる。それから、わが党議員の選挙区基盤の弱い面も指摘されているので、今週水曜日からすべての1、2回生と会合を持つ予定だ。また、東京10区補選は昨日、安倍総理、山口公明党代表、小池東京都知事がそろい踏みで若狭候補の応援に入られた。圧勝で勝ち取らなければならない選挙だ。各位のご協力をお願いするということを申しました。
それから、津波サミットについてポスターができました。先ほど役員会後に、高校生たちがおいでになりましたから総理と記念撮影をしまして、大喜びで帰りました。

以上です。

質疑応答

Question
NHKの田尻です。TPP審議について、改めて成立への決意をお願いいたします。
Answer
早期に承認をするというところへもっていきたいわけでありますが、しかし、それでも慎重審議と言いますか、審議が行き届くようにしっかりやってもらうということで、政府と党と一体となって頑張っていきたいと思います。
Question
NHKの田尻です。月内成立を目指すお考えですか。
Answer
マスコミの皆さんから月内成立への激励と受け止めて、私の方からは、現場でやっておることですから、こっちから、あまり急げ、急げと言っても、結果は逆になってくる場合が多いですから、現場にお任せをしたいと。信頼しております。
Question
時事通信の水谷です。新潟県知事選について、その敗因と、知事選で敗北が続いていますが、挽回していくために何かお考えはありますか。
Answer
それぞれ理由があって、例えば原子力発電に関しての、もっと県民の理解が得られるように努力をすることも重要な要素のひとつだと思います。そのほか、いろいろありますが、敗軍の将は昔から兵を語らずというところです。ですから、兵は語りませんが、反省はしっかりすべきだということで、即刻、党の幹部を結集して、敗因についての検討をしっかりしたいと思っています。
Question
日本テレビの中村です。新潟県知事選について、野党共闘となりましたが、今後の国政選挙への影響についてどのようにお考えですか。
Answer
知事選挙でこういう結果だから、国政選挙にも将来、地方の県議会選挙にも、同じような結果が出るかと言ったら、私はそうは思いません。この選挙の状況において、こういう残念な結果になりましたが、気を取り直し、党内を引き締めて、今後、同じ轍を踏まないようにしっかりやりたいと思います。
Question
日本経済新聞の中山です。党本部の玄関にシーサーを置いているが、幹事長は何か思い入れなどあるのですか。
Answer
沖縄のシーサーを作っておられる方々が、我々党で、沖縄の産物を販売するなどして、沖縄激励のそういう催しをするということを聞いて、自主的に持ってこられたものであります。立派なものを頂戴して、しばらく党本部に飾っておりますが、やがて、どこか安置するところというか、将来にわたってどこへ置いたらよいか、よく協議して決めたいと思います。
Question
共同通信の池田です。天皇陛下の生前退位について、本日から有識者会議が始まりましたが、どのような議論を期待されるか、また法案という形になった場合、国会での審議をどう進めるお考えですか。
Answer
有識者会議というのは、有識者に一応、お任せしているわけですから、有識者会議がご議論して、ある一定の方向というかお考えがまとまれば、公表されるでありましょうから、我々はそれについてまた、若干の意見を申し述べるとはいえ、今から、有識者のご議論に対して、静かに見守っておるということがいいのではないかと思っています。
Question
共同通信の池田です。一票の較差について、名古屋高裁で違憲状態という判決が出ているが、これについての受け止めと今後どのように対応していくお考えですか。
Answer
次々、違憲状態だという判決が出ておるようでありますが、それはそれとして、我々は政治の面で立法府としてどういう対処をしていくか、これから検討したいと思っています。
Question
テレビ東京の篠原です。本日、民進党の蓮舫代表が東京証券取引所を視察しました。与党幹事長としてこうした視察をどのようにご覧になられますか。
Answer
野党といえども、政治に重要な役割を担っておられるわけですから、そういう方々が、証券取引所等について、初めて行かれるということ事態が、ちょっと我々にとっては奇異な感じですが、それでも初めてお出かけになったということは結構なことではないかと思っています。
Question
朝日新聞の山岸です。新潟県知事選について、この結果が解散の判断に影響するとお考えですか。
Answer
新潟の選挙は新潟の選挙であって、新潟の選挙の結果が日本中に影響するわけではありませんから、全然無関係とは言いませんが、日本国内にあるんですから。しかし今、慌てて、新潟がああいう結果だったからといって、解散の時期をうんぬんするとか、そんなものとは全く関係ないと思っています。
Question
日本経済新聞の羽田野です。日中関係について、林幹事長代理が訪中されましたが、今後の与党交流の調整状況について伺います。また、幹事長ご自身の訪中についてはいかがですか。
Answer
今回、与党協議、与党と言っても、自民党は与党ですが、あちらも、与党なんですね。中国も。そういう間の協議、林代理が団長になって、行っていただいて、立派な成果を収めたと報告を受けておりますし、中国側からも伝わってきております。それはそれで大変結構なことでありますが、今後、どういう対応をしていくかというのはこれから考えていきたいと思っています。私も度々ご招待をいただいておるのですが、これはなかなか国会の状況等でお伺いできる日程というのは限られておりますから、国会の状況を見ながら対応していきたいと思っています。今すぐいつ行くということは決めておりません。