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記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成28年5月17日(火)10:30~10:38
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

谷垣 禎一幹事長

本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、本日、補正予算が成立するが、執行作業を早く進めて被災者支援に全力を挙げていきたいということでした。
私(谷垣幹事長)からは、補正予算について、昨日は衆議院ご苦労様でした。本日は参議院でよろしくお願いします、ということを申しました。また、地震から1か月が経ちましたが、被災された方々が安心して生活できるように、引き続き政府・与党一致協力して生活者支援、復旧・復興に全力で取り組んでいきたい。それから、会期末まであと2週間、補正予算を成立させて、それからサミットになり、その後国会がとじられれば参議院選挙に入っていくわけだが、脇を締めてやっていこうということを申しました。
佐藤国対委員長からは、補正予算通過の御礼と、明日、QT(党首討論)がある。会期末に向けて残った法案処理に全力を挙げたいということでありました。
河村議運委員長からは、本会議日程についてのお話がございました。
吉田参議院国対委員長からも、予算委員会や本会議の日程についてご報告がありました。
溝手参議院議員会長からは、民進党と共産党が共闘のためにこれまでの積み重ねを壊して、つまり法案処理等々、それぞれの党の意見があったが、民進党・共産党共闘のために、共産党の要求を民進党が丸呑みをしているような状況があって、運びにいろいろなことがあるが頑張るということでした。
伊達参議院幹事長からは、最後までしっかりやっていこうというご発言がありました。
茂木選対委員長からは、沖縄県議選が5月27日から行われますが、沖縄県議選それから参議院選挙のために沖縄に行っておられた、その報告がありました。
稲田政務調査会長からは、緊張感を持ってやっていきたいということでした。
二階総務会長からは、同和対策関連法案について、しっかり成立させるよう努力していこう。
木村広報本部長からは、18歳選挙権のパンフレットを作ったということと、報道機関の世論調査についてご報告がありました。

以上です。

質疑応答

question
NHKの瀧川です。本日の補正予算の成立について、迅速な形で成立できた意義と、今後の復興支援、どう取り組んでいくかについてお願いいたします。
answer
おかげさまで野党にもご協力をいただきまして、速やかに補正予算を成立させることができる見通しですね。もちろんこれを一刻も早くきちんと執行して、被災者の方々に安心していただけるようにするということですが、今の段階は、1か月ちょっと経ちました。完全に初期の緊急の対応というのはもう一段落をしているわけですが、これからやはり一番大きな問題は、あれだけ震度7の地震を2回経験して、家屋等の倒壊というのは、今までの災害に比べても非常に大きなものがあるわけですね。ですから、被災者住宅、仮設住宅、その後の被災者のための住宅等々、どのようにして日々を暮していけるようにしていくのかというのが当面のまず大きな課題だろうと思います。しかし、それから先のこともそろそろ展望を持っていかなければいけないわけでして、やはり非常に大きな地震でしたので、経済や産業に与える影響も大きい。ですから、先のことをにらみながら、経済の過度の落ち込みなどを何とか防がなければいかんということ、それから、インフラの復興もだいぶ進んできてはおりますが、阿蘇大橋等々になりますと、非常に山崩れも大きいですから、どのようにやっていくかというのは、まだ余震も続いておりますので、その辺をどう判断していくかというようなことがあろうかと思います。いずれにせよ、この補正予算でできることは速やかに対応していかなければいかんということだと思います。
question
日本経済新聞竹内です。被選挙権年齢の引き下げについて、民進党が参議院選挙の公約に盛り込むということですが、自民党として検討するお考えはありますか。
answer
被選挙権については、やはり考えていく必要はあると思いますが、まだどういう結論にするか我々はまだ結論を出しているわけではありません。
question
共同新聞の小笠原です。東京都の舛添知事について、自身が代表を務めていた政治団体の収支報告書に家族の宿泊費や私的な飲食費を計上していたという話がありましたが、記者会見で「深く反省する」と謝罪されました。一連の騒動について幹事長はどのようにご覧になっていますか。
answer
猛省が必要だと思います。
question
共同新聞の小笠原です。下村総裁特別補佐は、舛添都知事の記者会見について「言い訳にしか聞こえない」「他人に厳しく自分に甘いところがあるのではないか」などと指摘されました。自民党が支援したという経緯もあると思いますが、幹事長はどのように考えですか。
answer
個人のご人格にわたるようなことは差し控えたいと思います。しかし、やはり東京都という日本の首都ですから、そこのトップに立つ者としてはそれなりの居住まいというものがなければいけませんね。
question
東京新聞の木谷です。こうした疑惑が続いた場合に、舛添都知事の進退に発展するというお考えはありますか。
answer
それぞれの都道府県でいろいろな問題があることはあると思います。まずそれを飛び越えて、国政をやっている私が先走った発言をするのは差し控えたいと思います。