ニュースのカテゴリを選択する

記者会見

谷垣禎一幹事長記者会見(役員連絡会後)

平成27年3月31日(火)10:30~10:38
於:院内平河クラブ会見場

冒頭発言

(役員会の内容説明)

谷垣 禎一幹事長

今朝の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、訪米のご報告でございました。安保法制あるいはTPPについて米国要人と会談をしてきた。安保法制について、野党から「なぜアメリカに説明するのか。説明の順序が逆だ」という批判を受けたが、日米ガイドラインと安保法制の整合性をもって進めていくためには意見交換は必要である。法案がまとまれば国会できちんと審議してもらえればよいということでした。
私(谷垣幹事長)からは、年度末を迎えて、もちろん平成27年度予算もございますが、日切れ法案の処理等参議院では大変苦労されている。どうぞよろしくということを申し上げました。また、まさに10道県知事選、29日(日)からは5政令市長選、4月3日(金)からは41道府県議選、17政令市議選が始まる。しっかり勝利を目指していこう。ついては、4月3日(金)の役員連絡会は道府県議選・政令市議選の告示日のため取りやめとして、次回は4月7日(火)に開きたいということを申し上げました。それから、明日から新年度で気を引き締めて頑張ろうということを申しました。
佐藤国対委員長からは、暫定予算、ご苦労をかけたというご発言がございました。
吉田参議院国対委員長からは、自民・民主国対委員長会談をやって、日切れ法案の処理を行うことで合意した。あとは予算審議に全力を挙げたいということでした。
溝手参議院議員会長からは、頑張るというご発言がございました。
伊達参議院幹事長からは、統一地方選挙も力を入れていきたいということでした。
茂木選対委員長からは、統一地方選挙についてご報告がございました。
馳広報本部長からは、最近の世論調査の結果についてご報告がありました。

以上です。

質疑応答

東京新聞の宮尾です。溝手参議院議員会長の「頑張る」という発言は、具体的に何を頑張るということですか。
要するに、年度末の処理や予算などいろいろ苦労しているがしっかり頑張ろうという趣旨です。
日本経済新聞の酒井です。冒頭の高村副総裁の発言で、TPPについて「総理の訪米前に二国間については妥結したい」というような発言があったようですが、その事実確認と、その後TPPについて意見交換などありましたか。
特になかったです。まさにあのとき皆さんが入っていたときにおっしゃったこと、TPPについてはそういうことだと思います。
日本経済新聞の酒井です。4、5月の大型連休の幹事長の外遊の件ですが、ポルトガルとカナダに行かれると伺っているのですが、今の時点で日程と、どういった意図で行かれるのか、お聞かせください。
日程が十分固まったわけではありません。カナダの方は、私はカナダ友好議連の会長というのをしておりまして、実は日本側のカナダ議連とカナダ側の日本議連があって、定期的というか一回ごとに、向こうがおいでになったら次は日本が行くという交流を続けてきておりまして、ところが2年間、選挙があったり計画すると人事異動があったりというようなことで、やってこられなかったのです。カナダは、カナダにとって重要な国10カ国くらいについては友好議連に予算をつけて交流をしているのですが、「こんなに日本が来てくれないのなら、中国か韓国につけてしまおうか」というような議論もあるようでして、それはやはり少し、我々も礼を欠いているし、万障繰り合わせて、「とにかく私が行くから日程を作れ」ということで、土屋品子衆議院議員が幹事長で、これは超党派の議連ですが、そういうことで、「では5月の連休に」ということで今向こうと話をしております。
それからポルトガルも、私が日本ポルトガル友好議連の会長なのですが、ポルトガルはヨーロッパでは一番付き合いの古い国ですので、日本から行った文化遺産がずいぶんありまして、そういったものの修復、例えば和紙を使っていろいろやったようなものの修復技術というのはポルトガルにはあまりありません。日本の例えば京都国立博物館などにございまして、例えば石川県に白山市というところがございますが、そこの松任町というところの昔の古文書が向こうで発見されたのです。どういうことが書いてあるかというと、昔も今も同じようなことなのですが、ある馬を扱っている者が佐々成政にこの馬を売ることを約束していたが、ここから先は私の注ですが、どこからか政治的圧力がかかったのでしょうね、豊臣秀吉様に売ることに決断いたしました、というような手紙が出てきているのですね。そういうものを民間と協力して補修をして、その返却式となると向こうは大統領か首相が出てくると言っているものですから、こちらの議連も向こうから来ていただいたが我々の方からは行っていないものですから、というようなことを考えている次第です。でもまだ決まっているわけではありません。