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役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2024年3月19日(火)10:08~10:18
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告をさせていただきます。
茂木幹事長からは、一昨日、第91回自民党・党大会が開催され、1600名以上が参加しました。全国各地からお集まりいただいた各都道府県連の代表、職域支部・団体の代表、そして党員・党友の皆さんに感謝申し上げます。
また、大会の準備、運営に当たってもらった福田実行委員長、金子運動方針起草委員長はじめ関係役員、さらに党職員の皆さんにも感謝申し上げます。
党大会前日・土曜日の「全国幹事長会議」はじめ一連の会議では、今回の政治資金問題について、厳しい発言が相次ぎました。とくに関係者の政治責任、処分に関し、多くの意見がありました。岸田総裁より、私に対し、関係者に対する党としての処分について、結論を得るよう指示が出ております。執行部内でも相談の上、事実関係やこれまでの役職等を総合的に勘案し、できるだけ早期に厳正な対処方針を決定していきたいと思います。
もう一点、今後の改革、政治刷新を進めるに当たって、党を支える地方組織、現場の声をよく聞いてほしいとの意見がありました。一昨日の党大会で、総裁より、ご自身や党執行部が全国に足を運び、地方組織、党員・党友、国民の声を聞く「政治刷新 車座対話」の提案がありました。執行部や政治刷新本部の役員を中心に、全国各地を回る日程調整を進めたいと思います。
国会会期末まで100日を切りました。国会では現在、参議院で「令和6年度予算案」の審議が進んでいます。衆議院でも昨日、政倫審が開催され、また各委員会においても法案審議が進んでいます。引き続き緊張感を持って、万全の態勢で国会に臨んでいきたいと思います。
浜田国対委員長からは、本日13時の本会議で、議了案件の採決と、重要広範議案である「経済安保関連法2件」の趣旨説明質疑を行う。所要は、2時間30分程度。次回は、21日(木)13時から、「流通効率化貨物自動車法」の趣旨説明質疑を行う。所要は、1時間45分程度を見込んでいる。昨日、政倫審を開催し、申出がなされた下村博文議員に対する質疑を行った。衆議院では7人目となる。各委員会は、日切れ法案ならびに日切れ扱い法案の審査を進めており、順次参議院に送付する。
佐藤参議院国対委員長代行からは、本日、予算委員会は一般質疑を、衆議院本会議をはさんで、午前は9時から3時間。午後は16時から1時間のトータル4時間コースで行う。予算委員会の休憩時、消費者特別委員会を12時20分に開会し、大臣所信を、総務委員会、文教科学委員会、国土交通委員会を13時に開会し、総務委員会は、地方税関係法案の趣旨説明・質疑、文教科学と国土交通委員会は、所信に対する質疑を行う。21日、22日は、令和6年度予算の委嘱審査を行います。21日が特別委員会、22日が常任委員会となる。そして委嘱審査に加えて、各委員会において所信に対する質疑、所得税法案、地方税関係法案等の質疑を行う予定。今週は、予算の出口、日切れ法案の成立に向けた、極めて重要な1週間となる。衆議院と連携を密にし、臨んで参るので、よろしくお願いする。
関口参議院会長からは、党大会は、お疲れさまでした。国民の信頼回復へ向けて、参議院自民党も全力で取り組んでまいる。また、年度末をひかえ、大変厳しい日程になっているが、一日も早い予算の早期成立を目指して、衆議院と緊密に連携してまいるので、引き続きよろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、一昨日の党大会はおつかれさまでした。信頼回復に向けたわが党の覚悟を示す良い大会になったと思う。参議院自民党としても、関口会長を先頭に改革を前に進めてまいる。来年度予算は、集中審議が行われ、年度末が近づく中、議論が深まってきている。関連法案や日切れ法案も考慮しながら、出口を預かる参議院としての責任を果たしてまいるので、よろしくお願いする。また、先週13日に行った衆議院島根1区補欠選挙と熊本県知事選挙に関する打合せ会に、茂木幹事長、小渕選対委員長、金子組織運動本部長にご多忙のところ、ご出席いただき感謝申し上げる。今後も本部、県連と緊密に連携して、両選挙の必勝に向けて、全力で取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、熊本県知事選挙は後半戦に入っており、今度の日曜日(3月24日)に投票日を迎える。新人同士の激戦となっているが、しっかり勝ち抜いて、春の選挙につなげていきたいと思うので、役員各位のご支援を宜しくお願い申し上げる。
渡海政調会長からは、先週金曜日(15日)、共同開発・生産した防衛装備品の第三国移転の在り方、手続きについて、公明党と合意ができた。これを踏まえ、政府では現在、運用指針の改定作業を進めており、出来れば今週中にも党内手続きを行いたいと考えている。党大会前日に、「全国政務調査会長会議」を開催した。会議では、25道府県連から、防災や国土強靱化、人手不足、地方の公共交通、農業政策などについて発言があり、担当役員から現況の説明をするなど、有意義な意見交換ができた。会議でいただいた意見は、今後の政策立案に活かしてまいりたい。北朝鮮によるミサイル発射については、国防部会と安全保障調査会で対応することとしている。今後も緊張感をもって推移を注視してまいりたい。今週の政調審議会は本日(19日)と金曜日(22日)に開催予定。本日は政府への提言1件の審査、金曜日は議員立法や閣議決定案件の審査を予定している。
森山総務会長からは、総務会は、本日は案件がないため、開催しない。次回の総務会は、今週22日(金)に開催し、政務調査会からの案件を審議する予定。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について、報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
北海道新聞です。裏金事件を巡る処分についてお伺い致します。関係議員への処分について岸田首相自身も処分対象とするとの見方があります。首相自身を処分するとなると異例の事態となりますが、代行はどのようにお考えになりますか。
Answer
まだ、何も決まっておりません。具体的な処分のあり方については、先ほども幹事長の役員連絡会の報告でありましたように、これから調整がなされるものと承知しております。
Question
朝日新聞です。昨日お話のあった、衛藤党紀委員長の後任なのですが、一部報道では逢沢一郎衆院議員の起用も報じられているが、現在の調整状況をお聞かせください。
Answer
党紀委員長の選任につきましては、党則上は、「党紀委員の互選による」ものとされておりますので、党紀委員会と相談しながら、できるだけ早く、新たな委員長の選任を行いたいと考えております。
Question
朝日新聞です。現時点で決まっているわけではないということですか。
Answer
はい。
Question
日経新聞です。日銀は、本日の会合で大規模緩和の解除を決める方針ですけれども、自民党としてどのようにご覧になっているかお聞かせください。
Answer
長年、金融政策を続けてきて、その中で経済等の流れ等を見ながら日銀がお決めになることだと思っております。そして、経済というのはやはり、それらの金利、動向を見ながら、どうしていくのか、政策にも関わることであると思っておりますけれども、結論が出てからではないと、確たることは言えないと思っております。