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記者会見東日本大震災災害復興党改革党大会

役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2024年3月12日(火)10:16~10:31
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告をさせていただきます。
茂木幹事長からは、昨日、東日本大震災から13年を迎えました。わが党はこれまで、政府とも緊密に連携し、生活や生業を取り戻すための様々な取組みを進めてきました。今後も、被災者にしっかりと寄り添いながら、復興・創生に全力で取り組んでまいります。
先週7日・木曜日に「政治刷新本部」を開催し、政治刷新本部の「中間とりまとめ」に沿って、党の規定違反行為に関する説明責任の明確化、逮捕・起訴などに至った議員への処分規定の厳格化などについて、党則改正、党規律規約の改正、ガバナンス・コードの改訂の各案を討議しました。本部長一任となった各案について、刷新本部における意見などを踏まえて修正を行い、それぞれ党内手続きを進めていきます。
なお、党則の改正案は、総務会の了承を得た上で、党大会において議決案件として正式決定致します。一方、党規律規約の改正案は、党紀委員会の議を経た上で、総務会で決定します。また、ガバナンス・コードについても、党改革実行本部より上程した改訂案を総務会で決定します。今後も不断の改革努力を重ねる中で、党規律規約、ガバナンス・コードについては、年に1度の党大会を待つことなく、必要に応じて改正・改訂の検討を行なっていきたいと考えています。
いよいよ党大会まで5日となりました。国民からわが党に厳しい目が向けられる中、全国の党員・党友の結束を高め、党改革、そして様々な政策課題に一丸となって取り組む強い決意を示す党大会にしたいと思います。役員各位のご協力、よろしくお願い致します。
浜田国対委員長からは、本日13時の本会議で、「水素社会推進法」と「二酸化炭素貯留事業法」の趣旨説明質疑を行う。所要は1時間10分程度が見込まれる。今国会の本会議趣旨説明の登壇回数は18回。総理出席の重要広範議案は「経済安保関連法2件」「子ども子育て支援法」「入管法2件」「食料農業農村基本法」となる。各委員会は、参議院の状況をみながら大臣所信と質疑を行い、法案審査の態勢を整えつつある。まずは、日切れ法案と日切れ扱い法案を、年度内に確実に成立させるように取り組んでいく。
石井参議院国対委員長からは、本日、予算委員会は9時から開会しており、令和6年度総予算について公聴会を行なっている。先週7日(木)に大臣所信を聴取した、内閣、総務、財政金融、外交防衛の4委員会は、所信に対する質疑を行い、うち、財政金融委員会は、質疑後に、所得税法案の趣旨説明を行う予定。他の7常任委員会は、店開き・大臣所信を行う予定。政治倫理審査会は、本日11時の意向確認の締め切りを受け、国対間協議、そして幹事懇を行い、国対委員長会談において、今後の予算委員会等の日程について協議を行う。明日13日(水)、本会議については、現在、議運理事会において協議を行っているが、地方税関係法案の登壇を行う予定。そして午後からは、予算委員会において2回目の集中審議を4時間コースで行う予定。タイトな国会日程になるが、衆議院と連携を密にし、臨んで参る。
関口参議院会長からは、先週から参議院で来年度予算案の審議が始まり、8日(金)は政治倫理審査会も開かれた。厳しい国会日程の中、一日も早い予算の成立を目指し、より一層、衆議院と緊密に連携して、全力で取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、来年度予算案は、国対や委員会の現場に大変な苦労をいただき、審議時間を積み重ねてきているところ。また、本日は、各委員会でのいわゆる店開きが行われているが、依然として厳しい日程が続いている。引き続き、予算の早期成立に向けて総力を挙げて取り組んでまいるので、よろしくお願いする。衆議院島根1区補欠選挙と熊本県知事選挙について、比例代表議員と参議院中国ブロック選出議員を集め、明日13日(水)本散後正午を目途に打合せ会を行う。本部からも、茂木幹事長、小渕選対委員長、金子組織運動本部長にご出席いただく予定であり、ご多忙のところ感謝申し上げる。両選挙の必勝に向けて、参議院としても全力で取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、熊本県知事選挙が先週3月7日(木)に告示された。わが党が推薦する新人の木村 敬(きむら・たかし)候補の必勝を期し、投票日の24日(日)に向けて、役員各位のご支援をよろしくお願い申し上げる。
渡海政調会長からは、今週の政調審議会は、本日10時より開催。閣法5件をはじめ、閣議決定案件および政府への提言各1件の審査を予定。了承した法案と閣議決定案件については、速やかに総務会にお諮りしたい。なお、党大会前日に当たる16日(土)に「全国政務調査会長会議」を開催。岸田総裁にも冒頭、ご挨拶をいただく。所要2時間を予定しており、運動方針案に盛り込んだ当面の政策等について説明するとともに、この際、地方組織からも、しっかり意見を聞き、今後の政策活動に活かしてまいりたい。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。案件は、人事案件ならびに、党大会にお諮りする党則改正案ほか2件、政務調査会からの法案など6件の審議を予定している。
金子組織運動本部長からは、令和5年党員数は109万1075名となった。対前年97%、3万3688名減である。主な減少要因は、前回統一地方選後も同様であったが、統一地方選前年に候補者の公認・推薦に伴い党員数が増加し、当該年にその継続が低調となったこと、新人の選挙区支部長の取組みが十分でないこと、党員の締切りとなる12月に「派閥」の政治資金を巡る問題が表面化し、国民、党員の不信を招いたこと、などが挙げられる。今回の「派閥」の政治資金問題を巡る課題を受け、今年は厳しい状況での党員獲得運動となる。しかしながら、各級選挙を勝ち抜いていくためには、土台となる組織を強化し続けていくことが何よりも重要。120万党員達成に向け、引き続き、粘り強く取り組んで参るので、役員各位のご指導のほどよろしくお願い申し上げる。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について、報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。衆院3補選の長崎3区と東京15区について、擁立するか否かの調整が続いていると認識しておりますが、間もなく告示まで1ヶ月を迎える中、こうして調整が続いているこの現状についてどうお考えでしょうか。
Answer
現実は調整が続いているということなのですが、しっかりと候補を選んでいく、またそういったことも含めて都連・県連と調整を進めているということであります。
Question
朝日新聞です。先日、幹事長は会見で、確かに長崎3区と東京15区については客観的に見れば、遅れているという風に述べられておりましたけれども、その点に関しては代行も同じ認識でいらっしゃいますか。
Answer
通常、どこで候補者を選ぶかというのはあると思うのですけれども、やはり厳しい状況の中での選挙となりますので、どういう選択をしたらいいのかということで、しっかり議論をしているということでご理解をいただきたいと思います。
Question
北海道新聞です。政倫審についてお伺い致します。参院政倫審は本日中にも出席者が確定する見込みです。野党は32人の出席を求めていますが、全員の出席は難しいのではないかという見方が強くなっているようです。政倫審での出席者が限定的となることについてどうお考えでしょうか。また、衆院では下村博文氏が出席の意向を示していますが、調整が進んでおりません。一部では党幹部が引き留めているとの見方を示す方もいらっしゃいますが、代行は出席すべきとお考えでしょうか。
Answer
政倫審の仕組みというのは、あくまでも本人からの申し出によって、希望によって、その場に出席いただくということになっておりますので、その中で調整をしていくということになると思います。ただ、党幹部の方々もお話をされていると思うのですけれども、ご本人が申し出をしてもらわないことには始まらないと、党の幹部が強制的に、また党の意向として出てくれと言う話ではないという仕組みでもないということでご理解をいただきたいと思います。
Question
産経新聞です。衆院解散総選挙について伺います。公明党の石井幹事長が秋の可能性が高いとテレビ番組で言及しました。この発言や、解散の時期について代行としての受け止めをお願いします。
Answer
よく出る話なのですけれども、総理の専権事項だと、他党の方が言われても総理の専権事項だということであります。
Question
テレビ東京です。党としての処分の時期について伺いたいのですけれども、一部報道では補選の前という可能性が高まっているという報道も出ていますが、改めて代行として処分の時期についてお考えがあればお願いいたします。
Answer
いろんな意見が出ていることを先週の記者会見でも申し上げましたけれども、その中で手続きはしっかり踏んで行かなければならないということであります。ですから、党紀委員会との連携の中で、どういう形にしていくのか、そして今の材料でしっかりとした処分が出来るのかどうかということも考えながら進めていく事案だと思っておりますので、手続きの流れの中で判断をしていくということになると思います。
Question
共同通信です。党員獲得についてお伺いします。派閥の政治資金パーティの関連があったと思いますけれども、それに関して、今後、党員獲得を増加に転じるために何が必要とお考えか、幹事長代行のお考えをお聞かせください。
Answer
信頼回復です。信頼回復というのは言葉だけではなくて、行動も含めて、どう信頼を回復していくか、そして更にまた今の状況を見ながらどういった政策、課題を打ち出していくかということだと思っております。12月に締め切りになるのですけれども、その時期に重なったということもあって金子組織運動本部長の発言になったと思います。新年度になって改めて皆さんに説明をしながら理解を頂きながら、党員の獲得活動を進めてまいりたいと思っております。
Question
朝日新聞です。自民党の青年局の昨年11月の話ではありますけれども、近畿ブロックの懇親会の中で和歌山県連が企画した過激な女性のダンスの演出があったということで、党大会直前ではありますが、青年局長の辞任にいたるという事態になりました。今回、この事案、幹事長代行が先ほど仰ったように厳しい状況にある中で、こういう事態に至ったことについてどのように受け止めていらっしゃいますか。
Answer
昨年の11月に行われたものであって、また党本部からも2名参加をしておりましたけれども、一切そういったイベントがあるということは知らずにその場に臨んだということでありました。党全員が全国の党員というか、またそれぞれの支部連合会も含めてやはり緊張感を持って臨んで行かなければならないということだと思っておりますし、やはり世の中の感覚をしっかりと受け止めると、どういうことが相応しいのか相応しくないのかということも含めて政治家としての矜持を示していかなければならないと思っております。