2024年3月5日（火）10:14～10:24
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告をさせていただきます。
茂木幹事長からは、昨日、日経平均の終値が初めて4万円を突破しました。株価は「経済の先行指数」とも言われており、国内外からの日本経済への強い期待感が感じられます。
先週2日に「令和6年度予算案」を衆議院で可決することができました。週末、土曜日の審議、採決となりましたが、予算の年度内成立に向け、国対や予算の現場はじめ、多くの関係者のご尽力に改めて感謝申し上げます。
予算案には、能登半島地震からの復旧・復興、物価高対策など、内外の諸課題に対応する様々な重要施策が盛り込まれています。昨日より、参議院において審議を進めてもらっており、一日も早い成立を期したいと思います。
これから、政府提出法案の審議もスタートします。戦略物資の国内生産の拡大やこども・子育て支援、食料安全保障の強化など重要政策の推進に向け、法案成立に万全を期してまいります。
現在、「政治刷新本部」の3つのワーキンググループにおいて、制度面、運用面から改革案の検討を進めてもらっています。今週7日・木曜日に「政治刷新本部」を開催し、制度面、運用面の改革案や、3月17日の党大会に向けた党則、党規律規約の改正、ガバナンスコードの改訂について議論を行う予定です。
党大会まで、2週間を切りました。党大会で発表する「党運動方針案」について、本日の総務会にお諮りする予定です。これまで福田実行委員長、金子起草委員長の下で調整を進めてもらい、「政治を刷新し、改革の道を歩む」という明確な方針を打ち出す運動方針案になっていると思います。
国民の厳しい目が向けられている中、わが党として、深い反省と危機意識に立ち、全く新しい自民党に生まれ変わるという強い決意を示す党大会にしたいと思います。
浜田国対委員長からは、来年度予算については、金曜日の深夜、また土曜日も審査にご協力いただき、あらためて感謝を申し上げる。おかげさまで、予算委員長解任決議案や財務大臣不信任決議案を否決のうえ粛々と参議院に送付し、年度内成立を確実にすることができた。
また先週は、予算委員会と並行して政倫審を開き、岸田総裁をはじめ、審査を申し出た6名の議員に対する質疑を行った。
今後は、参議院での予算審査の状況をみながら、各委員会で法案審査の態勢を整えてまいる。あわせて、適宜、本会議を立てて趣旨説明質疑を行い、法案の付託を進める。
石井参議院国対委員長からは、令和6年度総予算は、先週、衆議院の皆さんの大変なるご努力、お力により、3月2日（土）に送付いただいた。心から感謝申し上げる。
参議院予算委員会は昨日から始まり、2日で各会派1巡・14時間コースの基本的質疑を、全大臣出席・TV中継の下、昨日に続いて、本日、2日目の基本的質疑を行う。明日は、総理出席の一般質疑を、10時から6時間コースで行う予定。
また、本日、立憲民主と国対委員長会談を行い、中央公聴会の日程、各委員会の店開き・大臣所信、国税、地方税の本会議・登壇の件等について、協議を行う予定。タイトな日程になるが、予算案、そして日切れ法案の成立に向け、衆議院と連結を密にし、臨んで参る。
関口参議院会長からは、衆議院の皆様には、土曜日まで大変なご苦労いただき、感謝申し上げる。参議院としても、一日でも早い予算の成立にむけて、全力で取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、衆議院の皆さんには、金曜日の深夜、土曜日まで、大変なご尽力のうえ、来年度予算を送付していただき、心から敬意と感謝を申し上げる。おかげさまで、年度内成立は確実なものになったが、参議院としても、関口会長を先頭に一丸となって頑張ってまいるので、引き続き、ご協力をよろしくお願いする。政倫審については、国対や審査会の現場で協議してもらっている。予算審議、衆議院の状況を注視しつつ、調整を進めていく。
小渕選対委員長からは、6月の沖縄県議会議員選挙に向け、先週3月2日の土曜日、現地において、沖縄県連主催の総決起集会が開催された。当初、私も参加予定としていたが、国会日程により、急遽、ビデオメッセージの対応とさせていただいた。来たる県議選を、今後の県政奪還に向けた契機とすべく、党本部としても、支援してまいりたいと思うので、役員各位のご協力のほど、宜しくお願いする。
渡海政調会長からは、各部会において、引き続き、法案審査が進んでいるので、今週も火曜日・木曜日の定例日、いずれも政調審議会を開催。両日ともに閣法5件、政府への提言1件の審査を予定しており、了承した法案については、速やかに総務会にお諮りしたい。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催。案件は、第91回定期党大会の進行概要案、令和6年党運動方針案、ならびに、政務調査会からの法案等6件の審議を予定している。なお総務会は、8日（金）にも開催し、政務調査会からの案件を審議する予定。
金子組織運動本部長からは、今週の金曜日、3月8日は「国際女性デー」である。党女性局では、令和5年より「国際女性デー」を活動方針に明記し、周知に努めているところ。 昨年は、この日のシンボルであるミモザの花のブローチを、党執行部はじめ多くの国会議員に着用いただいた。本年も「国際女性デー」に関してご協力をいただきたく、この後、生稲晃子女性局次長より、ご説明申し上げる。
生稲女性局次長からは、本年も「国際女性デー」の周知に向けて、さまざまな取り組みを行う。ミモザバッジを机上に配布させていただいたが、この活動を都道府県連にも広げていくため、スーツや洋服の上からでも着用しやすいマグネットタイプのミモザバッジを作成した。女性局ではこれに加えて、3月8日、女性局・青年局役員と都道府県連の女性局長・青年局長らをオンラインで繋ぎ、女性活躍をテーマに勉強会を開催する。講師は、外務大臣や環境大臣などを歴任された川口順子（かわぐち・よりこ）元参議院議員を予定している。女性局では、男女がともに尊重しあい、支え合いながら、多様性のある社会の実現をしていくための活動を今後も展開していく。
遠藤中央政治大学院長からは、昨日、中央政治大学院主催の第一回「背骨勉強会」を開催し、現職75名、支部長19名の計94名の出席があった。全7回の予定で開催していく、との報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 共同通信です。政治倫理審査会について、昨日の参院予算委の質疑で総理は参院政治倫理審査会への出席指示を「党に持ち帰り、検討させる」と答えられました。今後の対応について幹事長代行のお考えをお聞かせください。
- 昨日、総理は「ご質問は、私が指示を出すべきだという御質問だと思いますが、私の立場から指示を出すということは控えます」。そして「今この時点で内閣総理大臣として指示は出しません」と岸田総理からの指示を否定した上で、「ご指摘の点については党に持ち帰ります。党としてこういった御指摘を踏まえてどう判断するのか、しっかり検討をさせます。」と答弁されたわけであります。ご質問のような、「出席指示を『党に持ち帰り検討させる』」とは、仰っておられないと思います。あくまで、質問者の石橋委員のご指摘を踏まえて、政倫審の開催について党の現場で検討を進めよと、そういう趣旨だと理解しているところであります。
参議院でも、政倫審の開催について国対と審査会の現場において与野党間の協議が行われておりますので、今後、調整が進められると承知しております。
