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記者会見選挙国会党改革予算

役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2024年2月6日(火)10:17~10:27
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告をいたします。
茂木幹事長からは、一昨日、京都市長選の投開票が行われ、当初の予想以上に厳しい戦いとなりましたが、わが党が推薦する松井孝治候補が、激戦を制して初当選を果たしました。役員の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
国会では先週、政府四演説と代表質問が行われ、昨日から予算委員会の論戦がスタートしました。「令和6年度予算案」は、能登半島地震からの早期の復旧・復興はじめ、わが国が直面する内外の課題解決のために必要な予算が盛り込まれています。一日も早い成立に向け、全力を挙げたいと思います。
今般、政治刷新本部の下にワーキンググループ、「政治資金に関する法整備の検討」「党機能・ガバナンス強化」「党則等の見直し」の3つのワーキンググループを設置しました。今後、先月行なった「中間とりまとめ」に基づき、具体的な改革案や再発防止策について、それぞれのワーキンググループで検討を進めていきたいと考えています。
また、政治資金の問題については、党役員を中心に外部の弁護士も交えて関係議員のヒアリングを開始し、今週中に作業を終えるように進めてもらっています。また、党所属の全議員を対象として、派閥の政治資金パーティーに関連した収支報告書に記載漏れがないかどうか確認するため、アンケート調査を進めています。今週中に回答を得て、取りまとめたいと考えています。なお、不記載となった理由など、定性的なことはヒアリングの方で聞くことになります。
浜田国対委員長からは、予算委員会は、昨日から総予算の質疑に入った。明日まで総理出席の基本的質疑を行い、8日(木)は一般的質疑を行う。9日(金)は、午前中に一般質疑、午後は「外交・農業等」に関する集中審議を行うことで合意した。議運は、予算委員会の審査状況を見ながら、13日(火)に「国税」の本会議趣旨説明質疑ができるよう、日程協議を進めてまいる。
石井参議院国対委員長からは、昨日は衆議院予算委員会の開会を注視しながら、立憲の国対委員長と院の委員長、理事、幹事の構成について合意を致しまして、その他、直近の日程の協議を行った。明日7日(水)は、外交安保、国民生活、資源エネルギーの3調査会の参考人質疑を行う予定。今月は、調査会における参考人質疑や、各委員会の委員派遣等を行って参る。そして衆議院予算委員会の動きをしっかりと注視しながら、関口会長、松山幹事長とともに、浜田国対委員長と連絡を密にしながら、緊張感をもって体制を整えてまいる。
関口参議院会長からは、昨日から衆議院で来年度予算案の審議が始まった。参議院においても、早期成立に向けて、全力で取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、昨日より衆議院で予算委員会がはじまり、国対はじめ現場の苦労に敬意と感謝を申し上げる。出口を預かる参議院として、できるだけ早く送っていただくためにも、最大限の協力をしていく。今後も衆議院と緊密に連携した国会運営に努めていくのでよろしくお願いする。京都市長選挙は、激しい戦いを勝利することができて良かった。今回の勝利を次の選挙にしっかりとつなげていかなければならない。参議院としても、今後も全力で取り組んでいく。
小渕選対委員長からは、一昨日、京都市長選挙が投開票され、わが党が推薦した新人の松井孝治候補が激戦を制し、初当選を果たした。
厳しい環境の中、今年最初となる大型選挙で勝利した意義は大きく、今後予定される選挙にも、一つひとつ勝ち抜いて参りたい。改めて、ご支援、ご協力いただいた役員各位に感謝申し上げる。
渡海政調会長からは、今週は火曜日・木曜日の定例日、いずれも政調審議会を開催する。本日は閣法8件、8日(木)は閣法等計5件の審査を予定している。了承した法案については、速やかに総務会にお諮りしたい。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。案件は、人事案件ならびに、政務調査会からの法案8件の審議を予定している。なお、総務会は、今週9日(金)に開催し、政務調査会からの案件を審議する予定。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について。
遠藤中央政治大学院長からは、中央政治大学院では、政治家としての国家観、歴史観、世界観といった土台を作り上げることを目的とした、衆議院議員当選4回以下、参議院議員当選2回以下を対象とした「背骨勉強会」を全7回開催する。
6月より、公開講座「第5期まなびと塾」を開催する。一般の塾生や党員が対象。中央政治大学院副学院長がそれぞれ講座を担当し、「なるほど!今、世の中で起きていること」をテーマに、時宜にかなった講座を提供していく、との報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。盛山文部科学大臣が旧統一教会の友好団体から選挙支援を受けていたという、弊紙が今日報じたわけですけれども、盛山大臣は先程会見で記憶にないということで、党が実施した点検調査の中でも、選挙支援への申告はありませんでした。改めて、この受け止めと、今後、党として調査することがあり得るのかどうかお伺い出来ればと思います。
Answer
今朝の報道は承知しております。盛山文部大臣に限らず、全ての党所属の国会議員に対し、2022年9月に実施した党の点検以降、「当該団体との関係が新たに判明した場合は、追加で報告をする」ことを指示しており、これまでも適宜、報告を受けております。
Question
朝日新聞です。例えば党として、解散命令請求を出した当の大臣なわけですけれども、盛山大臣の方から聞き取りをしたり、党の方でアクションをされるお考えはありますでしょうか。
Answer
盛山議員については、2022年の党の点検では「関連団体の会合に出席してあいさつがあった」との報告がなされていたと承知しております。それ以後、追加の報告はなされていないというのが今、把握しているところであります。
Question
日経新聞です。政治資金問題の対応策について伺います。野党各党は政党や政策集団の政治資金を監督する独立した第三者機関の設置を検討するよう主張しています。自民党の中間とりまとめでは「政策集団の収支の外部監査の導入」を盛っていますが、これは第三者機関の設置を含むのでしょうか。また党にも外部や第三者機関の監査を入れる考えはありますでしょうか。
Answer
昨日の会見でも、茂木幹事長から、政治刷新本部の下に「政治資金に関する法整備検討」「党機能・ガバナンス強化」「党則等の見直し」の3つのワーキンググループを設置したとの報告があったと思います。今後、先月行なった「中間取りまとめ」に基づき、具体的な改革案や再発防止策について、ご指摘の「政策集団の収支の外部監査の導入」も含めて、各ワーキンググループで検討を進めていくことになると思います。具体的な検討はこれからということになります。