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記者会見令和6年能登半島地震災害党改革国会

政府与党連絡会議後 梶山幹事長代行記者会見

2024年1月17日(水) 13:14~13:21
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

【冒頭発言】

政府与党連絡会議の概要を報告いたします。
岸田総理、山口代表の発言については、先程、お聞きいただいた通りであります。
閣僚及び公明党役員の発言については、官房副長官、ならびに公明党の方からそれぞれブリーフ等があると思います。
茂木幹事長からは、今年最初の政府与党連絡会議となるが、本年もよろしくお願いする。はじめに、今回の「能登半島地震」でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心よりお見舞い申し上げる。
わが党では、地震発生の翌日、2日に「令和6年能登半島地震対策本部」を立ち上げ、地元選出議員や、東日本大震災、熊本地震はじめ過去の災害対応などで様々な知見を持つ所属議員も参加して、2次避難や激甚災害の早期指定など具体的な提案をしてきた。政府には引き続き、被災者の支援策や被災地の復旧対策を加速し、自治体が予算を懸念して必要な対策を躊躇することのないよう、万全の対応をお願いする。
現在、支援策を整理しており、今週にも対策本部として第1弾の提言を取りまとめたいと考えている。提言では、「暮らしの再建、事業・なりわいの再構築」といった復旧・復興フェーズも見据え、被災者の方々に安心感をお示しできるような政策パッケージにしていきたい。
今週14日には総理が被災地を訪問された。政府・与党として、被災者に寄り添い、地元自治体とも緊密に連携して、被災地の復旧・復興に全力で取り組んでいく。
わが党の政策グループの政治資金パーティー問題について、国民から厳しい目が向けられており、重く受け止め、危機感を持って対応しなければならないと考えている。
先週、党内に総裁直属機関となる「政治刷新本部」を設置し、議論を進めている。まずは今月中に「中間とりまとめ」を行うべく、制度面や運用面を含めた改革案や再発防止策について早急に検討を進め、さらに、国民の政治への信頼回復に向けた不断の改革努力を進めてまいりたい。
来週26日から通常国会が始まる。「令和6年度予算」には、物価高に負けない賃上げの実現をはじめ、GX投資の促進や少子化対策など、内外の課題解決に不可欠な予算が盛り込まれている。能登半島地震に機動的に対応するための予備費も増額しており、与党として、一日も早い予算成立に全力を挙げるとともに、今国会に提出が予定されている法案・条約の成立にも万全を期したい、との発言がございました。
渡海政調会長からは、昨年末の党役員人事により、政務調査会長に就任した。宜しくお願いする。
能登半島地震については、幹事長から話があった通り、政調としても、しっかり対応してまいりたい。
今週日曜日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射。このような行為は我が国や地域の安全を脅かすもの。また、国連決議にも違反するものであり、 断じて容認できない。自民党政調では、国防部会、安全保障調査会を中心に政府側と緊密に連携を取りながら対応していく。今後も、緊張感をもって動向を注視してまいりたい。
今後、本格的に常会提出予定法案の審査に入るが、近年、与党手続き終了後に不備が見つかるケースや、法制局の審査の遅れで、与党手続きが滞るケースが散見されるので、国会日程等も考慮しながら、円滑に手続きが進むよう、政府側もご留意願いたい。
関口参議院会長からは、能登半島地震の復旧・復興へ向けて、参議院自民党としても、しっかり取り組んでまいる。また、通常国会の召集に向けて、政府与党と緊密に連携してまいるので、本年もよろしくお願いする。
浜田国対委員長からは、26日召集の通常国会につき、政府四演説や代表質問の議事日程を協議しているところである。野党は「政治とカネ」の問題に関する説明が先であるとし、合意には至っていない。本日、立憲の国対委員長と会談を行い、事態の打開に向けて調整を進める。
冒頭の日程が決まったら、まずは来年度予算の年度内成立に全力をあげてまいる。また、召集前の24日(水)午前中に、能登地震と羽田空港における 衝突事故に関する集中審議を開催する見込み。
野上参議院国対委員長からは、閉会中における予算委員会・集中審議について、来週24日(水)、 午前の衆議院に続いて、午後から2時間30分の質疑を行うとの国対間の合意を受け、予算の現場において、筆頭間協議、そして理事懇を行ってまいる。
昨日、議運理事会において、官房長官から、次期・常会召集の伝達がなされた。いよいよ来週26日(金)から、第213回国会・常会が始まる。非常に厳しい国会になることが想定されるが、衆議院、そして公明党と連携を密にし、臨んでまいりたいと思うので、よろしくお願いする。
政府与党連絡会議の概要は以上であります。
それではご質問のある方どうぞ。

質疑応答

Question
テレビ東京です。派閥の政治資金問題について伺います。パーティー券の購入者の政治資金報告書の記載基準の引き下げについて5万円や1万円にするという報道がされておりますけれども、改めて幹事長代行のお考えをお聞かせください。
Answer
昨日平場で、多くの方からご意見をいただいた。そして、それらを精査しながら、どういう方向性にするかということを、これから決めていくということになると思います。今回の事案を見ていて、やはりルールが守れていないということでのルールの厳罰化であるとか、あとは透明化、公開性、また透明化をしていくためには間口を狭めるといったようなことが意見として数多く出されていたということであります。
Question
テレビ東京です。連座制の導入ということについても議論があったとのことですが、その点についての代行のお考えをお聞かせください。
Answer
これも昨日の意見の中でありましたので、今日も有識者との意見交換があると思いますけれども、そういったことも含めて、そういった議論を経て、結論を得ていくというか方向性を見出していくということになろうかと思います。