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政策

参院代表質問 橋本参院議員会長
「北方領土問題は慎重に交渉を」

平成28年9月28日

参院代表質問 橋本参院議員会長「北方領土問題は慎重に交渉を」

参院は9月28日、安倍晋三総理の所信表明演説に対する各党代表質問を行い、わが党から橋本聖子参院議員会長が質問に立ちました。
冒頭、橋本会長は一連の台風被害ついて「速やかに激甚災害の指定をしていただいたことは大変ありがたい」と述べ、政府の迅速な対応を高く評価し、引き続き被災地の早期復旧に努めるよう強く求めました。
その上で橋本会長は外交・安全保障やスポーツ政策などについて政府の見解を聞きました。
このうち北朝鮮が相次いでミサイル発射と核実験を強行したことについて「特に東アジアの平和と安全を大きく脅かすものであり、断じて見過ごすことはできない」と主張。わが党が同16日、制裁強化を求める要望書を安倍総理に手渡したことを紹介した上で今後の対応について聞きました。これに対し、安倍総理は「今回の核実験は相次ぐ弾道ミサイル発射と相まって新たな段階の脅威であり、対応も全く異なるものでなければならない」と述べ、新たな国連決議と追加の独自制裁によって断固たる対応をとっていく方針を示しました。
北方領土問題については「経済協力だけが進んでしまい、領土問題は置いていかれてしまうのではなかという心配の声もある」と指摘。12月のプーチン大統領の訪日では慎重に交渉を進めるよう要望しました。安倍総理は「静かな雰囲気の中で率直に議論し、平和条約締結交渉を前進させていく」と応じました。
また、橋本会長は東京五輪・パラリンピックやスポーツ産業の振興など自身がライフワークとして取り組んできたスポーツ政策について政府の考えを聞いたほか、参院会長として選挙制度改革に全力で取り組む決意を表明するとともに各党に議論の参加を呼び掛けました。