石川 昭政 衆議院議員
東日本大震災、風評の影響を受けてきた北茨城市。一歩ずつ復興を進めてきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行によって、観光業・宿泊業は再び苦境に立たされました。昔ながらの街並みが残る漁師町・平潟の「まるみつ旅館」は、この苦境から脱すべく、北茨城市名産のあんこうを使った「あん肝ラーメン」の提供を始めました。
お隣高萩市の「たつご味噌」の濃厚さとあん肝のコクの合わさったスープは、地元鈴友製麺のもっちりした中太麺によく絡み、「鍋-1グランプリ」2連覇の上品な味わいが口一杯に広がります。トッピングされたあん肝を崩すことで、よりクリーミーな味に変化し、飽きずに楽しむことができます。濃厚ながらも口当たりが良いため、あっという間に麺を完食。そこへライスを投入することで、スープを一滴も残さず〆られます。
香港への展開、あんこうのコラーゲンを餡に練りこんだ「あんこう大福」の販売、茨城キリスト教大学（日立市）と連携してのあんこうを使った宇宙食の開発と、「まるみつ旅館」の挑戦はとどまるところを知りません。あんこうの秘めたパワーは、震災、風評被害、コロナを乗り越えてきた北茨城市を象徴するかのようです。
インターネットでも販売していますので、是非ご賞味ください。
あんこう鍋を販売する自動販売機（茨城県北茨城市）
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