伊吹幹事長記者会見(両院議長あっせん後)
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平成20年1月30日(水)
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於:院内平河クラブ会見場
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最終的に、議長あっせんがありまして、「1 総予算及び歳入法案の審査に当たっては、公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする」
「年度内に一定の結論を得るものとする」との意味は、議長から「衆参両院で総予算及び歳入法案の従来の審査の慣例に従う趣旨である」というご発言がありました。
私から、「このご発言は、対外的に議長のご発言として発表してよろしいですね」ということで、議長は「結構だ」とおっしゃいました。そして、「従来の審査の慣例となると、予算が新年度内に成立して、それに伴う歳入法案が成立しなかった例は、昭和50年以降一度もありません。同時に、仮に予算が年度を越えた場合でも、租税特別措置は年度内に全て議了しています。この慣例を重く受け止めているということは、理解していただきたいと思います。自由民主党幹事長から発言として受けとめさせていただきます」ということでした。
これは当たり前のことですが、「2 国会審議を通し、税法について各党間で合意が得られたものについては、立法府において修正する」と。これは過去においてもやっておりますから、合意を得られれば修正するということです。そして、いわゆる分離という話が一時言われておりましたが、今回は、それは税法の中に入っていればいいのだからということで無くなりました。
3番目は、「3 1.2について、両院議長の下で与野党間で明確な同意が得られた場合は、いわゆるセイフティネット(ブリッジ)法案は取り下げる」と。明日から国会は正常化する。以上がご報告です。
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| Q: |
今回の合意で、与党としては、年度内に参議院で採決が確約されたという認識ですか。
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| A: |
それは当然そう思っています。そうならない場合は、議長が何らかの措置をお取りになるでしょう。その時、これはやはり議長は、立法府の権威というものがあるので、各党の党首にお集まりを願われたようです。しかし、ご都合の悪い党首がおられて、福田総裁は待機をしていました。どこがご都合が悪かったかは、私は申しませんが、ご都合が悪い党首がいらっしゃったので、幹事長レベルでということでした。
一番のポイントは、一定の結論を出す時の自民党、公明党としては、政府の法案についてどういう結論が出て行くかということは、これからの審議の中で決まってくることですから、国対を中心に是非、努力をしてもらいたいと思っています。特に申し上げることはありません。これが全てです。
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| Q: |
注目されていたのは、参議院の対応でして、江田参議院議長からはどのようなお話があったのですか。
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| A: |
江田参議院議長からは、何の発言もありません。参議院で、これは、私はちょっと認識が違うのではないかと思いますが、この法案が通れば、参議院で何もしなくても良いというのでは、参議院の権威はないからという趣旨のことをおっしゃいましたが、国民生活の混乱を回避するためのセーフティネット法案というのは、税法の内容の審議、審査に介入しているものでは全くないんです。ご自由に参議院も審議されれば良いのです。ただ、審議が長引いて、あるいは意図的に長引かせて、結果的に3月31日を越えた場合に混乱が起こらないようにネットを張っているだけの法律ですから、江田参議院議長がおっしゃったのは、私はよく理解できませんでした。そういう趣旨のことはおっしゃいました。
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| Q: |
ここ数日は、かなり混乱した状況もあった訳ですが、結果的にこのような結論に落ち着いた、この一連についてどのように評価されますか。
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| A: |
今日、皆さんに申し上げたように、一昨日の幹事長会談の雰囲気と今朝の雰囲気が全く違いましたので、このセーフティネットと言われる法案を出し、そして、これを通すんだという決意を、やはりひとつの自分たちの参考にして、野党の皆さんがご判断いただいたのではないでしょうか。
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| Q: |
歳入法案の参議院における、年度内の採決というのがヤマだったと思いますが、議長あっせんという形で確約を得たということは、与野党の攻防という意味では、与党側に対し、また野党側に対し、どのような評価をされていますか。
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| A: |
どちらが勝ったとか負けたかということではありませんから、本来の衆参のねじれ現象の下での国会の良識を立法府の長がお示しになったことに対して、みんなが従ったという理解でよろしいのではないでしょうか。むしろ我々は、参議院で賛成をしてもらいたいと思っている訳です。
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| Q: |
合意内容の2項目目ですが、予算は通るとして、野党側は道路特定財源をどうするかということについて、与野党で今後も何らかの一致点を見出す努力をするのですか。
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| A: |
それは審議の中でやればいいことです。
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| Q: |
与党側もやるということですか。
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| A: |
やるかどうかは分からない。それは審議の中で、合意文書に書いてある通りです。当たり前のことじゃないですか。過去にだって色々なテーマがあります。国会の中で審議して、なるほどと思えば、お互いに法案を修正しなかった例はありません。たくさん修正しています。しかし、一方の政党が一方的なことを言っても、他方の政党がそれを受け入れない場合は、国会において修正できない訳ですから、だから各党間でと書いてある訳ですから、与党が野党がと言わずに、もう少し国民的な視野でお互いに議論をし合って、なるほどと思えば修正すれば良いので、一方的な話だなと思えば修正してはいけないので、2番目はそんなことは書かずもながらのことなんです。こんなことは議会人としては当たり前のことなんです。
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| Q: |
民主党は従来一部の幹部の方がおっしゃっていたように、その日切れ法案が期限を越えることによって、混乱を起こして、解散に追い込もうという狙いがあったと思いますが、これは頓挫したと思いますか。
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| A: |
それはわかりません。頓挫したかも、あまり刺激的なことを私は言わない方が良いでしょう。せっかく話がまとまった訳ですから。どうぞ、民主党の取材を同僚にしてもらってください。そして、その取材結果を教えてください。
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| Q: |
大島国対委員長が先程の代議士会で「これから戦いが始まる」とおっしゃっていましたが、幹事長としては、どのようにお考えになりますか。
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| A: |
大島国対委員長が言ったことと幹事長が違う考えを持ってはいけませんし、幹事長が言っていることについて、国対委員長がその通りやってくれるというのが、他の党はともかく、自民党はそういう党です。
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| Q: |
戦いはこれからということですか。
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| A: |
そうでしょう。参議院で賛成多数で通してもらわなければいけませんから。
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| Q: |
法案修正に関しては、国会の委員会の議論の他に、協議会を設けるとかの話はありますか。
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| A: |
そんな話は合意の中にありません。
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| Q: |
今後の進み方の考え方にはありますか。
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| A: |
それは現場で考えれば良いです。現場の審議の中で考えれば良いです。だから、道路特定財源を分離してとかという話がありましたが、今回合意の中に全く入っていませんから。現場の審議に委ねているということです。国会というものは、そういうものです。
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| Q: |
このあっせんのサインについて、幹事長レベルのサインとなっていますが、ここに党首レベルのサインが並ばないことに対する不安感、不信感というのはありますか。
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| A: |
議長が、「各党を代表してお見えになっている幹事長ですから、党へ持って帰ったら党首がひっくり返したことがないように」と冗談めかしておっしゃいました。そして、ある党の幹事長は、「私の方を向いて言っておられるんですか」と大笑いがありました。
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| Q: |
セーフティネット法案について、昨年末からいろいろ検討されてきたと思いますが、お話しできる範囲で、この場でお話いただけますか。
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| A: |
それはちょっとここでお話しするには、あまりに時間が限られておりますし、あまりにも時間がまだ生々しく、体温がまだ取れておりませんので。死んでから伝記は書くものです。
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以上 |
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