拉致問題対策特別委員会は27日、会議を開き、大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元北朝鮮工作員の訪日について、政府から報告を受け議論した。会議には、来日中に金元工作員と面会した拉致被害者の田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんと横田めぐみさんの両親、滋さん、早紀江さんが出席、議論に先立ち、面会の様子などを聞いた。出席した議員からは、「拉致被害者の家族にとって、拉致問題解決へ向けて戦っていくエネルギーになった」など金元工作員の訪日自体を評価する意見が出された一方、「今回、金元工作員は警察から聴取を受けていない。日本に呼んだからには、何らかの形で情報収集すべきだが、その努力もできなかったのか」「国家テロの犯人なのだから、きちんと警察庁と法務省が対応すべきだった。日本は世界に向けてテロに甘い国ということを示した」「拉致問題の根本的な解明に向けて、何もなかった」など政府を批判する声が相次いだ。古屋圭司委員長は会議終了後、記者団に「拉致問題を解決するために呼ぶなら納得できるが、新しい情報はほとんどなかった。パフォーマンスということが徐々にわかってくると思う」と述べ、30日に召集される臨時国会で政府を追及する姿勢を示した。
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