麻生太郎総裁は13日、長野県を遊説し、長野・松本両市で街頭演説を行った。両会場合わせて5000人の聴衆が集まった。演説で麻生総裁は、一連の経済対策について「実績が出かかりつつある」と成果を強調した上で、わが党と民主党との政権担当能力の違いをアピールした。この中で麻生総裁は、同党が主張する高速道路料金の無料化に対し、「どこから財源とする2兆円を調達するのか。民主党は税金でと言うが、(車に)乗っていない人も払うのはおかしい」と指摘。「聞こえがよくても、できもしないことを言うのは明らかに間違い」と同党の政権担当能力に疑問を呈した。また、「日本を守るのは当たり前のこと。日本、生活を守るのがわが党だ」として、海賊対処法案に反対する同党の態度を厳しく批判した。国連安保理が前日、北朝鮮への制裁決議を全会一致で採択したことには、「われわれは、きちんと対応する。(民主党は)国連中心主義と言うなら、その通りやってもらえると期待する」と協力を呼びかけた。このほか、定額給付金や高速道路料金の大幅引き下げなどの成果を訴えつつ、雇用調整助成金や資金繰り対策はじめ今回の経済危機対策をアピール。最後に「保守するために改革する。それができるのが、本当の意味の保守。自由民主党はそういう政党だ。悪いところは改め、前に進める。それが政権を前進させることだ」「政権交代は単なる手段。民主党はその先に何をするのかが分からない」と述べた。この日、長野市内のスーパーの中にある地元産野菜の直売所(ファーマーズ・マーケット)にも立ち寄り、「地産地消」の取り組みを視察した。
|